生まれて初めての市民マラソン。見るもの聞くもの何もかも新鮮でした。
雑感などを書きたいと思います。
・ベストパフォーマンスランナー
うちの奥さんがゴールで見てたランナー。
ゴールの瞬間、「エブリバディー何とか!レッツ○×※!!!」と大声で叫び、良く分からない大げさな身振り手振りで入ってきたんだそうな。仲間数名にはウケていたようだが、それ以外のオーディエンスは以外に無反応。
ゴール後、係員に「ベストパフォーマンス賞?」と質問していたが、あっさり
ありません。
と冷たく流されたそうな。
なぜそのエネルギーを走りに使わない・・・。
・お手手つなぎランナー
これまたうちの奥さんの目撃談。
まだ若い、おそろいウェアの男性ランナー2名。ゴール手前から手をつなぎ、そのままフィニッシュ。
ゲイのカップルだろうか。いや別にゲイでもいいんだけど、まだ偏見の強い日本でこのようなパフォーマンスは相当の勇気がいるのではないだろうか。それとも単なる会社の同僚だろうか。ナゾなり。うーむ。
・土地家屋調査士ランナー
記録速報にはランナーの番号、名前、所属、タイム、順位などが記入されている。「所属」の欄には、たいがい「○○走友会」とか「××ランナーズクラブ」とかが書いてある。
と、あるランナーの所属欄を見たら「土地家屋調査士」の文字が。
あのう。僭越ながら、それは「所属」じゃなくて「職業」じゃないでしょうか・・・。
・市橋有里選手
いちはしゆり、かと思ったら「いちはし・あり」選手だったんですね。すみません。
今回、ゲストランナーとして参加。閉会式前に校庭でサイン会を開いているところを目撃。
細い!美人!
いやー、あんまり細いんで摂食障害の仲間かと思ってしまいました。ほんと、そのくらい細っこいの。
で、市橋選手、時間が来たんで立ち上がり、閉会式の会場に移動して行ったんだけど、その身のこなしの美しさといったら!
何と言えばいいのか、小さな肉食獣のようなしなやかな動きでしたよ。プロのアスリートって、身体の操作の仕方がシロートとは根幹からちがうんだなーと思いました。
その後、閉会式で賞状の授与係を務めていましたが、明らかに彼女の周囲だけ空気の密度がちがう。ただ立っているだけで「特別な人オーラ」がばんばん放出されてるの。いやーすごい。サインもらえば良かった。
・だれも聞いてない閉会式
で、その閉会式。各部門、各年代ごとに上位入賞者が表彰され賞状やらトロフィーやらを授与される。
これがまー。誰も聞いてないの。会場の小学校体育館内は200人もいなかったと思います。入賞者の名前が呼ばれて記念品を授与されても、ほとんど拍手もない。それぞれ身内となごやかに談笑に興じている。優勝者もガッツポーズを取ったりすることもなく、前に出てきて無表情で記念品を受け取って、事務的に引っ込んで行く。主催者も同様。
うーん。なぜだろ。
集団としてみればまとまりがないけど、ランナーひとりひとりのドラマが最大の勲章だからねー。形式としての表彰やトロフィーにはあまり価値を見いださない。それがランナーなのかも知れない。
それにしてもちっとは話を聞きなさいよアアタたち。
・ホノルルマラソン抽選は穴場かも
そんなワケで、出場者数に比べたら圧倒的に人の少ない閉会式。最後に市橋有里選手がくじを引いて、ホノルルマラソンの旅プレゼント当選者を選びました。
が!なんと!
当選したランナーが会場にいない!
司会のおじさん(体育の先生風)「いま呼んだかた、いませんかー。失格しますよー。あと三つ数えます。さん。に。いち。はいダメー」
なんの盛り上がりもなく失格する当選者。ああもったいない・・・。
結局、次点で女性ランナーが選ばれました。
くどいけど、会場内にいたのは200人くらい。しかも家族や同伴者も入れてその人数。当選率はかなり高いと見た。
来年はホノルルゲットだ!
・Nike+iPod Sport Kit無料貸し出しコーナー
なんと、Nike+iPod Sport Kitを無料で貸し出しているコーナーがありました。Nikeさん太っ腹!
・お楽しみプレゼント当選
「お楽しみプレゼント」(正確な名前忘れた)と言うのがあって、ランダムに選ばれたゼッケンナンバーのひとに何かプレゼントがもらえる。そういうコーナーがありました。見たら自分のゼッケンナンバーが!おお、めったにプレゼントなんて当たんないのに!
喜び勇んで引き換えコーナーに向う。
「はいおめでとうございます」
係員の女性から手渡された一本のスポーツ飲料のペットボトル。500ミリリットル。
・・・・あのう。あのう。
会場中でアミノバリューやら何やら、スポーツ飲料をタダで大盤振る舞いしてるんスけど。
もらっておいてこんなことを言うのもナンですが、やや微妙な心境のプレゼントでした。
・・・てなワケで、いろんな意味で楽しかった一日でした。
その他にも屋台やら、そこら中でウォーミングアップしている色とりどりのスポーツウェアのランナーたちやら、ほんと「祭典」って感じ。
走らない人でも、あの場に半日いるだけで面白いと思います。
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