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2007年7月26日 (木)

ステップ2

きのうは市内のKグループのステップミーティング。
近ごろはホームグループのミーティングにほとんど参加できず、水曜日のKグループばかりだ。
きのうはステップ2。

自分を越えた大きな力が、私たちを健康なこころに戻してくれると信じるようになった。

AAに来る前、飲んでいたころは、何かを信じると言うことができなかった。
「信じる」と言う言葉自体が気恥ずかしく、ウソ臭く、腐臭にしか思えなかった。
漠然と、破滅や死にあこがれていた。
でもいくら経っても、どれだけ酒を飲み続けても世界は破滅しなかったし、ぼくは死ななかった。
死を思う自分に陶酔しながら、荒れ果てたアパートの中で酒を飲み続けた。外を歩く世間のひとたちがこわくてたまらなかった。
アルコールの海の中で意識を失いかけながら、こんな風に少しづつダメになっていく自分、壊れていく自分が心地よかった。

酒が止まったばかりのころ、ぼくは自分を取り巻く世界のけたたましさに耐えることができなかった。
あらゆる人付き合い、ささいな会話、通りを走るクルマのノイズ、スーパーの陳腐なBGM。世界は轟音とともに神経に突き刺さった。
酒なしで世界と向かい合う術を知らない自分は、ささいなことで傷つき、怒り、他者をおとしめ、自己憐憫にひたった。そのあげくに疲れ果てて、マヒした頭でコンビニに向かい、ためらいなくウォッカを流し込んだ。ウォッカが胃に染み込む感覚がやって来ると、少しだけ神経が休まった。

AAの創始者、ビル・Wに訪れたような宗教的な体験は、ぼくにはやってこなかった。
ただ少しずつ、仲間とミーティングの中に居場所を見つけるようになった。
ミーティングの輪の中にいる時、ぼくはぼくではなく、カオルという名前のアル中のひとりに過ぎなかった。名乗りたい名を名乗り、話したいことだけを話せば良かった。非難されたり言葉尻を追求されることはなかった。その輪の中にいるときの安らぎは、いまも変わらない。

信じる。
仲間を信じる、AAを信じる、自分を越えた大きな力を信じる。どういうことなんだろう。考えるとだんだん分からなくなってくる。
それでもいま、何かを信じるのはそう悪いもんじゃないと思える。
神を信じるなんて言葉は大げさだけど、なに、お天道さまに恥ずかしくない、まっとうな生き方ってことじゃないか。
顔を上げて、まっすぐに生きていこう。背筋を伸ばして、誇りを持っていこう。

そんなことを考えたステップ2でした。いや今回は青臭いことを書いちまったね。

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