本部の勉強会
きょうは終業後、本部の勉強会。
名目上は自主的な勉強会のはずだが、支社ごとに出欠をチェックしていて参加率の低い支社はあとで公表される。
うちの支社はぼくか支社トップが出るほかなく、諸般の事情からたいがいぼくが出ている。
いつもと同じく何となく割り切れない感を抱えながら、きょうもクルマで1時間ほどの会場に出かけた。
会場には本社の若いスタッフが大勢来ていた。
今回はほかの支社の参加率が低いようだ。出席者のほとんどが本部だ。
見回すと、本社とおぼしきスタッフはほとんど知らない顔ばかり。
みな若い。30代どころか、ほとんどが20代。
オマケにきょうの勉強会は、講師も30になるかならないかの若手。
時代はネクストジェネレーションに移っている。そして自分は確実に本社のメインストリームから脱落しているのだということを実感する。
別にメインストリームに復帰したいとも思わないが、自分が本社にいたころとは時代が変わっているのだな、と思うと少しさびしい気分になった。
それでも勉強会は面白かった。新しい知見に触れることもできた。
ひとと比べても仕方ない。今さら本社に戻りたいとも思わない。
支社で、いまの自分の仕事をしっかりやろう。
できる若手をうらやんでもしょうがない。能力ある若手が育っていることを喜ぶべし。
終了後、この手の勉強会は講師を囲んで会食になるのが通例だ。
若手の質疑応答が活発だったせいか、本社トップはきょうは上機嫌で会食には全員参加するよう呼びかけていた。
その声を聞きながら、呼び止められないうちにと足早に引き上げる。
ふと振り返ると、同じように会場から出てくる同期がいた。足早に、振り返らずに。
お互いに気付いて、軽く笑って見せる。その表情はどことなく、場違いな場所に来てしまったような居心地の悪さが浮かんでいた。
それを見て、少しホッとする。
自分もきっと、同じ表情を浮かべていたんだろうな。
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