荒吐07、感想その2
荒吐07、感想の続きです。
前夜のキャンプファイアーライブが終わったあと、極寒の中でシェラフにくるまって眠る。
しかし翌朝、暑さで7時前に目が覚める。もう少し寝ていたかったが、テントの中はすでにムッとする暑さ。寝ていられない。
テントの外に出ると快晴の青空。ほかのキャンパーたちも起き出してきて、洗面をしたり朝食を食べたりしている。
われわれも身支度をして、きょういちにちの活動を開始する。
superfly
二日目、最初に見たのはsuperfly。60年代テイストのポップロックバンド。
ボーカルの女性は昔懐かしのヒッピーファッション。ペイズリーの貫頭衣みたいのにペイズリーのパンタロン、ロングヘアーにヘアバンド。おお、いいぞ!ギターが二人にベース、ドラム。
PVで知っていた曲はすごく良かった。20分ほどで終了。歌もうまいし曲もいい。もう少し聞きたかった。CD買おうっと。
その後、屋台で朝食。利久の牛タン、牛タン角煮丼。あと別の屋台の広島焼き。
朝食としてはどうかと思うが、これからどんどん長蛇の列になるのが予想されたため早めに食べておくことにする。
利久の牛タンはさすが、おいしかったです。
朝食後、beat crusedersへ。
人気のビークル、メインステージの二日目トップとあってものすごいひと。メンバーが登場するや否や、前に殺到する客。ふり上がるこぶし。歓声。後方に位置していたわれわれがこの時点でステージの様子がよく見得なくなる。
何かゲヒンなことをボーカルが口走り、曲が始まる。客の盛り上がりがすさまじい。曲を知らないこともあり、客の盛り上がりについていけないこともあり、3曲ほどで荒吐ステージへ移動。
8otto。
「オットー」と発音するんだそうだ。ドラムがボーカルという珍しいスタイルの、クールなダンスビートのバンド。
ギターのカッティングがじゃきじゃきしてイイ感じ。しかしこのバンドもそうなんだけど、もう少し持ち時間が長くても良いのではないか。うーん。
HEATWAVE。
山口洋、きのうに引き続き2回目の登場。バンドで見るのは初めてだ。
エレアコとグレッチのカントリージェントルマン(テネシアン?)。
歌は相変わらずだがエレキがいい。ソロを弾きまくるとは思わなかったが、カッティングでぐいぐいバンドを引っ張っていく。バンドならではのドライブ感、スリリングな演奏。
ソロとバンドではこんなにもカラーがちがうのかとビックリ。山口アニキ、カッコイイ・・・。
この辺で適当に昼ご飯を食べたり物販をうろついたりしていたはずだが、ほとんど憶えていない。極寒のキャンプファイアーライブとテント泊で体力をかなり消費しているのを実感。
4時前から浅井健一。
頭がつるつるのタコ坊主みたいなドラムと、髪が長くて細っこいおねいちゃん、浅井のトリオ。のっけからブランキー時代の曲「スカンク」でスタート。前方でさっそくモッシュが始まる。
ソロの曲、ブランキーの曲を取り混ぜてやっていた・・・ような気がする。
しかし、モッシュやダイブの嵐になるかと思ってあえて後方エリアにいたんだけど、思ったほど前方は荒れていない。ダイブはごく少数。ファンも歳を取ったということか。
浅井健一が終わり切らないうちにクロマニヨンズに移動。何せいちばん客が殺到しそうなバンドなのに、4ステージ中いちばん小さいステージがあてがわれている。入場制限まちがいなし。
エリア真ん中付近でバンドを待っていると、どんどん客が押し寄せてくる。もうぎゅうぎゅうでこれ以上人を入れたら事故になるのでは?と思ったころ、バンドが登場。
ヒロトもマーシーも相変わらずお元気そうでした。動きまくり、弾き、歌いまくる。この日は新曲も披露して客は大盛り上がり。ダイブ、モッシュは客席の前方後方問わずあちこちで炸裂。ペットボトルで水を振りまく客も多数。
ま、ペットボトル水まきはよくある光景だが、この日は近くでジュースを振りまいたバカモノがおった。しかもシェイク系の、べたべたしたやつ。ぼくも含め周辺数人がシェイクまみれに。うーむ。
エレカシ、ソウルフラワーユニオンを見て二日目終了。
この辺になると腰は痛いわ体中筋肉痛だわ、苦行のようでした。
エレカシ宮本は面白い人だった。2曲目終了後にギターを床に叩きつける。当然計算済みのアクションで、スタッフが代わりのギターをすかさず持ってくるか、次の曲はギターなしで歌うんだろうと思っていたら。
そのまま宮本本人がギターを拾い、ストラップを直し、チューニングをていねいにしなおしていました。面白い人だ・・・。
ソウルフラワーユニオン。うちの奥さんが大ファン。体力の限界に来ていたぼくを置いて、さっさと最前列付近に行ってしまう。ぼくはミキサー付近に移動。
始まって数曲経つと、踊る客がどんどん増えていく。気が付けば周囲の子どもやオバチャンまで踊り出している。会場中、ほとんどのお客さんが踊っている。
会場の隅から隅まで踊り狂っているライブは、初めて経験しました。しかも、あきらかに初めてソウルフラワーユニオンを聞いたであろう中高年まで。
いやはや、感動的な光景でした。
アンコールでは「こたつ内紛争」。うちの奥さんにあとで聞いたら、ニューエストモデル時代の曲なんだと。
ソウルフラワー終演後、メインステージに戻ってウルフルズの最後数曲を見る。
こちらもすごい盛り上がり。何が何だか分からないうちにフィナーレを迎える。
ほんと、楽しい二日間でした。
考えてみたら荒吐ってヘンなロックフェスだ。地元の小学生ブラスバンドが出たり、プロレス公演があったり。吾妻光良や山口洋といったメンツもおもしろい。
売れ線バンドだけじゃなく、へんなメンツのへんなロックフェスであり続けて欲しい。
キャンプファイアーライブは寒かったしモッシュに巻き込まれるのはしんどいけど、でも面白かった。
来年もまたエコキャンプみちのくでやってほしいな。
ところで、ものすごい行列ができていた「佐世保バーガー」っていったいなんだったんだろう・・・?
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