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2007年4月 9日 (月)

風邪とチャンドラー

風邪を引いてしまった。
きのう、ミーティングから帰ってきたあたりから身体のだるさが出現。ずきずきと割れるような頭痛。身体の節々が痛い。ランニングの筋肉痛かと思うが、どうもそれとはちがう感じだ。
こ、こりゃぁ風邪だ。
熱を計ってみると38度。うう。

猫魔に行ったせいか。オーバートレーニングか。職場でうつったか。
思い当たることが多すぎ。まぁ原因が分かったから治るモンでもないけど。

けさになっても熱と頭痛は止まらず。
仕方なし。職場に電話して、きょうは休ませてもらうことにした。
きょうは宿直の予定でもあったが、支社トップは「心配しなくていい」と言ってくれた。ありがたや。
風邪で仕事休むなんてあんまりないんだけどなー。
まぁ仕方がない。きょうはゆっくり休養するべ。
レイモンド・チャンドラーの「長いお別れ」(清水俊二訳)と、妻が大量にストックしてあるマンガから「蟲師」を選び、ベッドに持ち込む。
「長いお別れ」を再読するのは十数年ぶり。

ぼくのためにコーヒーを一杯ついで、バーボンを入れ、タバコに火をつけて、カップのそばにおいてくれたまえ。そしてぼくについてすべてを忘れてくれ。

いいね。いいよチャンドラー。
ハードボイルド小説っていうと俗っぽくて薄っぺらい先入観を持つ人も多いかも知れない。
でもここにあるのはまぎれもなく、ある種の理想主義とリリシズムだ。
誇り高いフィリップ・マーロウは、最初に読んだ時以来、いまだにぼくにとっての規範である。

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