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2007年4月17日 (火)

スポンシーとの対話

宿直中、スポンシーから電話がかかってきた。
世間話から始まって、少しづつ個人的なことに内容が変わって行く。
彼ときちんと話をするのは1ヶ月ぶりくらいだろうか。
ほんの少し前に話したばかりのような気がしていたのに、最後に話したとき以来、お互いにいろんな出来事があったのに驚く。

AAの中にはいろんなタイプのスポンサーがいる。
指導的なスポンサー。マメなスポンサー。スポンサーシップの希薄なスポンサー。情熱的なスポンサー。情熱的じゃないスポンサー。自主性を重んじるスポンサー。重んじないスポンサー。
一概にどれがいいとは言えない。
AAのプログラムは同じでも、スポンサーにもスポンシーにもさまざまなタイプ、個性や考え方がある。
どちらにも問題がなくても折り合いが悪くてスポンサーシップを解消することもある。

ぼくはスポンシーに、あまり提案を持ち出さない。スポンシーの話をひたすら聞く。聞いて聞いて聞きまくる。そして良い点、ポジティブな側面があればしっかりと心にとどめ、スポンシーにそう伝える。共感できるところはめいっぱい共感する。
AAのプログラムから外れて行きそうな時には、手がかりになりそうな自分の過去の話をする。なるべく控えめに、押しつけにならないように。
スポンシーの込み入った話をほぐす手伝いをし、ともに問題のポイントを探していく。
スポンシーがAAのプログラムから離れて行かないように、希望を持って生きて行けるように、深刻になりすぎて煮詰まらないように、不安を取り除けるようにつとめる。
なんのことはない、マイスポンサーのマネをしているだけだ。

スポンシーと話をしていると、ときに自分でも気が付かないような発見をすることがある。
スポンシーの話の中に、自分の過去の問題を気付くことがある。
スポンサーとスポンシーは、もちろん対等だ。スポンシーの言葉に、あらためて考えさせられることもしょっちゅうだ。
こんな風にスポンサーとスポンシーは、少しづつ成長して行くんだなと思う。もちろんAAプログラム、ミーティング、メンバーシップ、サービスなどがきちんと作用した上でのことだけど。

40分ほど電話で話したあと、妙に気持ちがすっきりしていることに気が付いた。宿直でイラついていた気分がスッとしている。
なんのことはない。助けられたのは自分の方だった。
ありがとう、マイスポンシー。

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