The birthday Roller's Romantics Tour '06
もとミッシェルガン・エレファントのチバユウスケの新バンド、The Birthdayのライブに行ってきた。
ミッシェルガンは好きなバンドだったが、解散後の各メンバーのプロジェクトはフォローしていなかった。
今回チバユウスケが、同じくもとミッシェルガンのドラム、クハラカズユキとともに始めたThe Birthday。
ぜひ観てみたい、と思った。
会場は二日前のクロマニヨンズと同じ、HIP SHOT JAPAN。
フロアはほぼ満杯。観客を見回すと、あきらかにクロマニヨンズとはちがう。
金属類を身に付けている人が多い。この寒いのにタンクトップにアクセサリ、というひとも。そして眉毛のないひとの率が異様に高い。つるつるのスキンヘッドの女性もいる。
B-boysとかちょっととっぽいとかそういうんじゃなく、もう後戻りできなそうな、ホントに悪そうなひとが多い・・・ような気がする。
場内は禁煙だが、お構いなしにあちこちでタバコの煙が上がる。うう。
定刻から10分ほど遅れてメンバーがステージに現れる。
「チバァ!」と言う野太い怒号があちこちから上がる。同時にステージ前方にどっと押し寄せる金属類やタンクトップのひとたち。
ぼくも前方エリアにいたが、危なくなったら即刻後退することに決める。
バンドはチバがギター/ボーカル、ドラムがクハラカズユキ。それにリードギター、ベースのシンプルな4人編成。MCもなく曲が始まる。
一曲目はミドルテンポのナンバーで、ギターのディレイが印象的。
続く2曲目、3曲目もミドルテンポのナンバーで、どこか60年代風。THE WHOとかヤードバーズとか。
4曲目からはアップテンポのナンバーに。
この辺からフロア前方は盛り上がってきた。モッシュ部隊がぶつかりまくる。気がつくと自分の頭上をひとが転がっていく。
何人かがぼくを発射台にしようと、背中によじ登ろうとする。アカン。金属類を身に付けたひとたちと押しくらまんじゅうを続けるのはヤバイ。
前線を離脱、フロア中央付近へ後退。この辺はさすがに少し冷静だ。ホッ。
・・・とした途端。
ブーツにジーンズ、髪の長い女性がすぐ近くで踊りまくっていた。すごい勢いで飛び跳ねている。
おお、活きの良いのがおるな。そう思った瞬間。
高くジャンプした女性。ぼくの足の甲に着地。ブーツのかかとから。
ぐはぁ。
おおおお、おねいちゃんよ。
この手のライブでブーツで暴れるのは勘弁だぜ・・・。
その後バンドはバラエティに富んだ曲を続け、アンコールを2回やって終了。
チバはグレッチのカントリー・ジェントルマンをfenderのアンプ(deluxeだかベースマン)におなじみのカールコードで直結。チューナーははさんでいたけど。
ギターはマーシャルのスタックアンプ、fenderジャズマスター。ストンプタイプのエフェクタをいくつか(ディレイなど)はさんでいたようだが詳細不明。
60年代のギターロックのテイストを残しつつも、ミッシェルガン以来のチバユウスケのテイストも強い、まさに不良のロック。
終了後、痛む足にひいひい言いながら会場を出る道すがら、周囲の足下を見てみる。
やっぱりブーツのひとが多い。それもやたら固くてとがった、ヘタすると金属パーツがいっぱいついたブーツ。
これからライブを見に行くときは客層にも気をつけよう。
ちなみに妻は最初から後方。
「あなたってホント、痛みに弱いのよねー」とおっしゃる。
うう、何と言おうとイタイものはイタイのだ。
ライブ終了後、場外でたむろしているみなさん。おつかれさまでした。
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