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2006年9月 2日 (土)

まんが パレスチナ問題

1995年11月4日の夜、イスラエルの和平推進派はテルアビブで集会を開いていた。ラビンやペレスも参加してて、「平和の歌」を歌い終わったときだった。
和平反対のユダヤ人の男が、ピストルでラビンを撃ったんだ・・・・・・弾はラビンの心臓と、「平和の歌」の歌詞カードを貫いた


近ごろ中東問題に興味が湧いてきた。
何冊か本を購入したが、いちばん分かりやすかったのがこの本。

「まんが パレスチナ問題」


Palestina

マンガと銘打っているが、イラスト付きの中東解説本と言う方が正しい。
なじみの薄い人名や名詞がたくさん出てくる中東問題。文字情報だけだとだんだんワケが分からなくなってくる。やはりビジュアルな方が分かりやすい。
それだけじゃなく、この本にはほかの本にはない、こころにずしりと響いてくる言葉がたくさん出てくる。

問題はテロなんだ。暴力なんだ。
ユダヤ人は2000年もの間、民族差別を受けて、異端裁判だ、国外追放だ、ポグロムだって迫害を受け、殺され続けてきた。その暴力に対して、ユダヤ人は暴力で反撃しなかった。みんな、神がユダヤ人に与えた試練だと思って耐えてきたんだ。そのあげくがホロコーストだ。ヒトラーはユダヤ人を絶滅しようと600万人も殺した。それでもユダヤ人は抵抗しなかった・・・(中略)・・・世界も助けてはくれなかった。ユダヤ人を見殺しにしたんだ。だから、イスラエルを建国したとき、ユダヤ人は誓ったんだ。「これからは暴力に対しては暴力で反撃しよう」って。

暴力が暴力を生み、憎しみが新たな憎しみを生む。恨みと憎しみと怒りの連鎖をどこかで断ち切らなければならない。
報復ではなくゆるしを。無関心ではなく共感を。理解を。
この数千年にもおよぶ血なまぐさい争いを、そういうあたたかいもので変えて行こう。
この本に込められたメッセージに、ぼくは共感する。
ラスト10ページ。感動しました。

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