antennasia
antennasia、アップルストア仙台一番町のインストアライブ。
いいライブだった。
ヴォーカルのsanとプログラミング担当のNerveの二人組ユニット。
ヴォーカルのsanさんはちょっとビョークに似た、ふしぎな声の持ち主。
プログラムのNerve氏はいかにもDTMやっていそうな、インテリジェンスな雰囲気。
ジャンルで言うとエレクトロニカになるんだろうか。よく分からないけれど、聞いていてアルファ波が出てくるような心地いいサウンドだった。
はじめPowerBookが不調で再起動を要するトラブルがあったけれど、再起動後は順調にライブが進んで行く。
後半はフルート、パーカッションが加わってセッションぽい感じで進行。
ふしぎなアンビエントサウンドに生楽器が加わって、ふしぎなグルーブ感が出ていた。
Nerve氏は、メイン機がアルミニウムPowerBookの15インチ。ホストアプリケーションはabletonのLive。
機材はKORGのmicroKONTROL、KAOSSPAD1とKAOSSPAD2。
それにミキサーとオーディオインターフェース。
フルートやボーカル、パーカッションも、すべていちどLiveを通してからエフェクト処理などして出力しているようだった。(フルートは、BOSSのコンパクトタイプのディレイをかましていた)
レイテンシーが気になるところだが、ボーカルもフルートもまったくレイテンシーが気にならない。最初、生楽器は直でPAミキサーに行っているのかと思ったくらい。
さらにふしぎだったのは、Nerve氏のLiveのセッティング。
曲が終わっても、Liveの曲ファイルを閉じたり開いたりしている様子はなかった。
ライブ全体の曲の素材を一つのファイルにまとめて、リアルタイムでクリップを操作しているのだろうか。
フィルタの開閉やクリップの切替など、あえてオートメーションを書かずにリアルタイム操作しているあたり、「演奏」にこだわるミュージシャンのアイデンティティを見た気がした。
イヤしかしよかったですよantennasia。また機会があったらぜひ見たいものです。
liveの使い方講座とか、やってくれないかなー。
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