新人研修はおもしろい
ちょっと前にも書いたとおり、部署に新人研修生が来ている。
ほぼつきっきりで研修指導。はじめはしんどかった。
新人の面倒を見るのなんて初めて。キンチョーして、変に先輩として知識のあるところを見せようとしたり。エエカッコしようとしたり。そのたんびにボロが出て自爆したり。
新人はイマドキの若いもん気質なのか、興味のある事柄には身を乗り出して聞くけれど、いちど興味がそれるとみるみるやる気ナシモードに突入していく。
やる気なくても大事なものは大事なんだからさー。必要性が分かんないことでもとりあえずやるのも研修のうちなんだからさー。しっかり仕事を見て、学んでほしい。
どうしてもイヤならもー、好きにしちゃいなさい。
そんな風に、ちょっとネガティブな気持ちが発生しつつあった。
でも、慣れてくると、仕事の合間に、すこしずつ個人的な話をするようになった。
そこからごくふつうの若者像が見えてくる。
つき合い始めたばかりの彼女がいて、まだ付き合い方がよく分かんなくて悩んでいる。
将来どの部門に入るかはっきりと決めていない。将来の不安もあるけれど、希望がある。未来への期待がある。
学ぶモチベーションが発生しないとやる気を見せないが、いちどモチベーションが生まれるとあっという間にポイントをつかみ、スキルを獲得する。
まるでゴムボールのように柔軟でしなやかな頭脳。状況の把握、問題点をつかんでアセスメントする能力の高さ。
うちの支社に研修に来ているけれど、将来はうちの部門に入る気はなさそうだ。もったいない。
でも彼ならきっと、どこの部門に行ってもかなりいい線行くだろう。
たとえうちの部門に入らなくても、新人にものを教えるのはおもしろい。ひとの成長のお手伝いをすることに、やりがいを感じる。
いいね、ひとを育てるのって。
今夜は彼と職場にお泊まり。
けっこうイケメンなの。ふふ。
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