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2006年8月27日 (日)

ブックオフ

きょうは休日だが午後から出勤。半日だけの休日だ。
不要な本とCDをブックオフに売りに行くことにした。
本もCDも、放っておくとどんどんたまっていく。CDはまだしも、本なんて大半はいちど読んだきり、読み返していないものが大半。資料としてあとで使う可能性があるもの、思い出の本、読み返す可能性がある本などをのぞくとかなりの点数が不要。
思い切って売ることに決めた。
本をまとめていると、思い出がよみがえってくる。
サルトルの「嘔吐」。大学に入って最初に買った本だ。なけなしのお金で買ったんだよなー。
ジョルジュ・バタイユの眼球譚、マダム・エドワルダ。どきどきしました。
レイモンド・チャンドラーのフィリップ・マーロウもの。何度も読み返したっけ。
そうだ、大学のころはやたらハードボイルドに凝っていたんだった。チャンドラー、ローレンス・ブロック、ロバート・B・パーカー。ロス・マクドナルド。原寮。
西原理恵子の恨ミシュラン。読んだ読んだ。飲んでいたころ、なぜか何十回も読み返した。フィリップ・K・ディックの数え切れないほどの短編集。チャールズ・ブコウスキーのアグレッシブな文体。スティーブン・キングに出てくる、今となってはクラシックロックの名曲に対するオマージュ。
本棚をかき分けて一冊一冊の表紙を見ていると、どれも捨てがたく思えてくる。イカンイカン。1年2年ならともかく、15年以上も読み返していない本が大半だ。読み返したくなったらまた買い直せばいい。

結局、文庫本に単行本、マンガ、ギターの教則本やバンドスコアの数々が160冊ほど。それからCDが15枚ちょっと。
しめて4900円でした。

村上春樹と中島らもの本は一冊も手放せなかったス。
チャンドラーも「長いお別れ」と「さらば愛しき女よ」は、どうしても手放せなかった。
なんて言うかね、スピリットの部分なんですよ。このへん。
読まないからと言って捨てるわけには行かないのだ。自分と言う人間を形作った重要な一部なんだ。
岡崎京子のマンガも同じ理由で、どうしても手放せなかった。
こうしてやっぱり、本もCDも増殖し続けるのでした。

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