« 2006年7月 | トップページ | 2006年9月 »

2006年8月31日 (木)

「日本、貧困層の割合が最も高い国の1つ」OECD報告

勝ち組・負け組と言う言葉が登場して久しい。
この言葉が出てきた当時、経済的に裕福かどうかだけで人間性を規定するような物言いにずいぶん反発を覚えた。
その反面、センセーショナルで残酷なこの表現は遠からず人びとの記憶から消えるだろうとも思った。事実、同時期に登場した「負け犬」と言う言葉はすぐに消えていった。
が、勝ち組・負け組と言う言葉は格差社会と言う表現に吸収され、いまやこの国全体を規定するキーワードになりつつある。

センセーショナルな言葉は、言葉それ自体がひとの考え方の方向を規定する。
センセーショナルなキーワードは、反動的な世論を形成しやすい。冷静に考えよう。
じっさい、ぼくの住む地方中小都市ではホームレスがあふれているわけではない。周囲で貧困層ががんがん増えている印象もない。飢えて死んだ話も聞かない。
果たしてこの国はほんとうに格差が広がっているのか。
扇情的なキーワードが独り歩きしているだけなのか、それともぼくが知らないだけなのか。

で、この記事。少なからずショックだった。

NIKKEI NET 「日本、貧困層の割合が最も高い国の1つ」OECD報告

経済協力開発機構(OECD)は20日、日本の経済政策に対する提言をまとめた対日経済審査報告を発表した。「日本は貧困層の割合が最も高い国の一つになった」と経済格差の拡大に懸念を表明、企業が非正社員より正社員を増やしやすくする政策を打ち出すべきだと見解を示した。金融政策では日銀は当面は追加利上げをすべきではないと提言している。

 日本経済の現状について「バブル崩壊後の経済停滞から脱却した。今回の景気拡大は戦後最長になる」との見通しを示した。

 経済格差の問題では、所得の不平等度を示す指標「ジニ係数」がOECD加盟30カ国の平均を上回る水準まで上昇し、相対的貧困率は米国に次ぐ2番目の高さになったと指摘。格差拡大の要因として高齢化やパートなどの非正社員の増加を挙げ、「正社員と非正社員という労働市場の二極化傾向が固定化する恐れがある」と警告した。 (11:13)

森永卓郎氏のコラムにも詳細な内容が紹介されている。
小泉総理改革解説(第44回)[森永 卓郎氏]/SAFETY JAPAN [コラム]/日経BP社 第44回 貧困率2位、日本は“堂々たる”格差社会に

貧困率とは、その国の平均的な可処分所得を基準に、その中央値の半分以下しか収入がない世帯(個人?)の割合だ。誤解を恐れずに乱暴に言うと、国民の平均収入の半分に満たないひとの割合だ。
90年代後半にはそれでも、メキシコ、アメリカ、トルコ、アイルランドに続く5位だった。それが今回はアメリカに次いで2位。OECD加盟27カ国中、堂々の第2位である。
高齢化によるリタイア人口の増加の影響もあるのかも知れない。しかしまた別のデータによれば、日本は若年層での貧困層が増えているとも。
5位のときのデータと今回のデータ、それほど調査時期が離れていない。
貧困化は進んでいるのだ。急速に。

きのうかおととい、ラジオでは「失業率は回復しているが、依然個人消費は伸びず」というニュースを流していた。
そりゃそうだ。これだけ急速に貧困層が拡大しているのに、個人消費が増えるわけがない。
それでも日銀はゼロ金利政策をやめる。金利がじわじわと上がりはじめる。預貯金の利子のわずかな増加と引き換えに、住宅ローンを始め、各種ローンの返済額は格段に高くなる。OECDの忠告とは逆の方向に、この国のトップはかじを切りはじめている。政府は各種控除や定率減税を段階的に廃止し、消費税もアップすると言う。とどめは年金はじめ、社会保障の縮小だ。

貧困層の拡大。中流層の負担増。生活不安。国民の「痛み」は増すばかりだ。
果たして痛みに見合うだけの成果をわれわれは手にしているのだろうか?
いかん、だんだん暗くなってきた。
この話はまたいずれ、別の機会に。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年8月30日 (水)

IntelMacでMac OS9が使える?

IntelMacで、OS9が使えるソフトがあるそうな。

KODAWARISANで紹介されているように、SeepShaverと言うソフトを使えば、自分のOS9起動CDを使ってIntelMacにもOS9を搭載できるとのこと。
リンク先を見ると、どうやらWindowsでもLinuxでもOS9が使えるようになるみたい。
スゲー。しかも無料。
さっそくダウンロードしてみました。
あすあたり、さっそく手持ちのOS9をインストールしてみよう。
本家のMacintoshでは、「マシンにデフォルトで搭載されていた以前のOSはインストールできない」という縛りがあって、けっこう不便でした。
これでIntelMacでOS9が動くようになれば、さらに快適に動作してくれれば言うことナシ。
個人的には統計ソフト「StatView」が動いてくれるとうれしいです。あと懐かしのクラリスワークス。
以前クラリスで作ったファイルで、できれば使いたいのがいくつかあるんです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年8月29日 (火)

ロード・オブ・ザ・リング

兄がロード・オブ・ザ・リング3部作のDVDをまとめて貸してくれた。
劇場で第一作だけ観たが、尺が長いのと登場人物の見分けがつかないのとで、途中で寝てしまった記憶がある。
兄にそう言ったら、まとめてDVDを貸してくれたのだ。
だが、特典映像ディスク付きスペシャルエディション(だったか)版、長い長い。
説明書きをヨンだだだけでも4時間とか5時間とか書いてある。それが全部で三つも。おお・・・。
きょう、何とか第一部だけ見ました。
7時くらいから見始まったが、本編を見終わって特典ディスクのさわりだけ見ていたら、すでに0時近く。
第二部、第三部はさらに長いらしい。
おお、おお・・・。
でも、あらためて見てみるとおもしろいですね、これ。
ちょっとセットや作品世界のゴシック調がうーんな感じはあるけど、物語は骨太。
第二部を見るのがいまからたのしみです。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2006年8月28日 (月)

伝統ミーティング

きょうはホームグループの伝統ミーティングだった。
すこし早めに会場に着いた。仲間といっしょにお茶を飲み、40分ほどとりとめのない話をする。
やがていつものようにミーティングが始まる。
仲間の話を聞き、自分の話をする。
もう何年も続けてきた、いつもの光景。でも、ちっとも飽きない。
いつもなにがしか、新しい気づきがもらえる。
テーマは伝統10。アルコホーリクス アノニマスは外部の問題に意見を持たない・・・というアレだ。
テーマに沿った話もあればそうでない話もある。
テーマに関係あってもなくても、こうしてアルコホリクスたちが集まり、自分に正直な話をしようとしていれば、それだけで伝統にかなっているような気がする。
ミーティングが終わると、やっぱりいつものようにすこし元気になった。
古びた教会を出ると、肌寒い秋の気配がする。
また会いましょう。
会い続けましょう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年8月27日 (日)

ブックオフ

きょうは休日だが午後から出勤。半日だけの休日だ。
不要な本とCDをブックオフに売りに行くことにした。
本もCDも、放っておくとどんどんたまっていく。CDはまだしも、本なんて大半はいちど読んだきり、読み返していないものが大半。資料としてあとで使う可能性があるもの、思い出の本、読み返す可能性がある本などをのぞくとかなりの点数が不要。
思い切って売ることに決めた。
本をまとめていると、思い出がよみがえってくる。
サルトルの「嘔吐」。大学に入って最初に買った本だ。なけなしのお金で買ったんだよなー。
ジョルジュ・バタイユの眼球譚、マダム・エドワルダ。どきどきしました。
レイモンド・チャンドラーのフィリップ・マーロウもの。何度も読み返したっけ。
そうだ、大学のころはやたらハードボイルドに凝っていたんだった。チャンドラー、ローレンス・ブロック、ロバート・B・パーカー。ロス・マクドナルド。原寮。
西原理恵子の恨ミシュラン。読んだ読んだ。飲んでいたころ、なぜか何十回も読み返した。フィリップ・K・ディックの数え切れないほどの短編集。チャールズ・ブコウスキーのアグレッシブな文体。スティーブン・キングに出てくる、今となってはクラシックロックの名曲に対するオマージュ。
本棚をかき分けて一冊一冊の表紙を見ていると、どれも捨てがたく思えてくる。イカンイカン。1年2年ならともかく、15年以上も読み返していない本が大半だ。読み返したくなったらまた買い直せばいい。

結局、文庫本に単行本、マンガ、ギターの教則本やバンドスコアの数々が160冊ほど。それからCDが15枚ちょっと。
しめて4900円でした。

村上春樹と中島らもの本は一冊も手放せなかったス。
チャンドラーも「長いお別れ」と「さらば愛しき女よ」は、どうしても手放せなかった。
なんて言うかね、スピリットの部分なんですよ。このへん。
読まないからと言って捨てるわけには行かないのだ。自分と言う人間を形作った重要な一部なんだ。
岡崎京子のマンガも同じ理由で、どうしても手放せなかった。
こうしてやっぱり、本もCDも増殖し続けるのでした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年8月26日 (土)

きょうもいちにちが

きょうもいちにち、無事に終わり。
ホームグループのミーティングには行けなかった。
それでもまぁ、きょういちにち、無事に終えることができた。感謝しよう。
あすもまた、こころ穏やかに過ごせますように。
今シーズンはウォータージェット、一回も行ってないなー。そういや昨シーズンも行けなかった。
仲間からのお誘いも、すっかりかからなくなってしまった。
夏が終わる前に、いちど行きたいなー。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年8月25日 (金)

新人研修はおもしろい

ちょっと前にも書いたとおり、部署に新人研修生が来ている。
ほぼつきっきりで研修指導。はじめはしんどかった。
新人の面倒を見るのなんて初めて。キンチョーして、変に先輩として知識のあるところを見せようとしたり。エエカッコしようとしたり。そのたんびにボロが出て自爆したり。
新人はイマドキの若いもん気質なのか、興味のある事柄には身を乗り出して聞くけれど、いちど興味がそれるとみるみるやる気ナシモードに突入していく。
やる気なくても大事なものは大事なんだからさー。必要性が分かんないことでもとりあえずやるのも研修のうちなんだからさー。しっかり仕事を見て、学んでほしい。
どうしてもイヤならもー、好きにしちゃいなさい。
そんな風に、ちょっとネガティブな気持ちが発生しつつあった。

でも、慣れてくると、仕事の合間に、すこしずつ個人的な話をするようになった。
そこからごくふつうの若者像が見えてくる。

つき合い始めたばかりの彼女がいて、まだ付き合い方がよく分かんなくて悩んでいる。
将来どの部門に入るかはっきりと決めていない。将来の不安もあるけれど、希望がある。未来への期待がある。
学ぶモチベーションが発生しないとやる気を見せないが、いちどモチベーションが生まれるとあっという間にポイントをつかみ、スキルを獲得する。
まるでゴムボールのように柔軟でしなやかな頭脳。状況の把握、問題点をつかんでアセスメントする能力の高さ。
うちの支社に研修に来ているけれど、将来はうちの部門に入る気はなさそうだ。もったいない。
でも彼ならきっと、どこの部門に行ってもかなりいい線行くだろう。
たとえうちの部門に入らなくても、新人にものを教えるのはおもしろい。ひとの成長のお手伝いをすることに、やりがいを感じる。
いいね、ひとを育てるのって。

今夜は彼と職場にお泊まり。
けっこうイケメンなの。ふふ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年8月24日 (木)

米国民68%がイスラエルに同情、ヒズボラ6%

CNN.co.jp : 米国民68%がイスラエルに同情、ヒズボラ6%


米国民68%がイスラエルに同情、ヒズボラ6%

2006.08.05
Web posted at: 14:59 JST
- CNN

アトランタ(CNN) イスラエル軍とレバノンのイスラム教シーア派武装組織ヒズボラの交戦で、米国民の68%がイスラエルに同情、ヒズボラは6%だったことが最新世論調査で4日分かった。どちらにも同情しないが11%、分からないが11%だった。

今回の交戦は、ヒズボラによるイスラエル兵拉致がきっかけとなったが、米国民の51%がイスラエル軍の軍事的報復は概ね正しいと回答。32%は行き過ぎと考えていた。

イスラエルが今後、取るべき対応については、46%がヒズボラの攻撃能力を削ぐまで軍事行動を継続すべきとし、44%が即時停戦に応じるべきだと答えていた。

イスラエル・レバノン国境に展開する国際和平維持軍への米軍参加問題では、51%が賛成していた。

また、カストロ国家評議会議長(79)の急病問題で、今後の政治動向が一気に注目されてきたキューバ情勢では、62%が再度の国交樹立を支持、反対は29%だった。カストロ議長が死去し、弟のラウル第1副議長が後継者となった場合、69%が国交樹立に同意していた。

世論調査は成人1047人を対象に、8月2日─3日に電話で実施した。


ちょっと前のニュースだ。
いままで政治的なことはあえて書かなかったけれど、中東問題は最近考えさせられることがあり、ちょっと書いておきたいと思った。

イスラエル、パレスチナの問題は歴史が深く複雑で、一概にどちらがどうとは言えないと思う。
でも今回のごたごたは、イスラエルのレバノン空爆がきっかけだ。
ヒズボラによるイスラエル兵の拉致。
それに対しての、首都空爆と言う報復。明らかに過剰な反撃、暴力じゃないか。
空爆されたベイルートでは多数の民間の被害が出たと言う。かなりの数のこどもも死んだようだ。
イスラエルはさらに、停戦を呼びかけた国連のレバノン施設にも空爆を行っている。
それにも関わらず、7割近いアメリカ国民が、レバノンではなくイスラエルに同情していると言う。

おかしかないか、アメリカ。
イスラエル建国のときからアメリカが後押ししてきたいきさつからなのだろうか。
それともマスメディアの誘導なんだろうか。

中東問題はあまりにも複雑で、うまく理解できない部分がたくさんある。
パレスチナは誰のものなのか、それぞれに主張があり、それぞれに理がある。
ぼくの薄っぺらな理解では到底およばない、おおくの叫びと歴史が有る。
それでも、いまだにおおくの血が流れている現状には関心を持たずにいられない。
これだけ暴力がくり返され血が流されているのに、日本の報道はイマイチ盛り上がらない気がするのは自分だけだろうか。
国内の残酷な事件にはあれほどヒステリックに反応するのに。

先週だか先々週、NHKでイスラエルのニュースを流していた。
終わりから2番目のニュースだった。トップニュースではなかった。2番目、3番目でさえなかった。
停戦が破られ、イスラエルがふたたびレバノンを攻撃したことをニュースキャスターは淡々と語った。
攻撃。いい表現だ。
その言葉からは、民間人が死んだことも、こどもが死んだことも、なんの罪もないひとたちが身体の一部を失ったり家族を失ったり家や財産を一瞬で奪われたことも伝わってこない。
視聴者が無関心でいることに罪悪感を抱かずにすむ、周到な表現だ。
そのあと甲子園のニュースが流れ、番組は終わった。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2006年8月23日 (水)

6年ぶりのジーンズ

6年ぶりくらいにジーンズをはいた。
学生時代、ずっときたないジーンズをはき続けていた。ダメージドとかユーズド感とかそんなもんじゃなく、ただただひたすら汚いだけ。まだユーズド感がかっこいいとか、そういう概念がなかった時代でもあった。
そのころの反動で、6年ほど前に持っていたジーンズをすべて捨てた。まだ現役のアル中真っ盛りだったころだ。
「ジーンズ」イコール「カッコ悪い」という感覚が染みついていた。
離婚騒動真っ盛りで、着ているものも何もかも、すべて捨ててしまいたい気持ちもあった。
それが近ごろ、ユーズド感のあるジーンズを上手に着こなしている若者が気になるようになってきた。
適度に着古したジーンズを腰ではく。適度にカジュアルで、でも昔のようなカッコ悪い感じはない。
久しぶりに衣料店のジーンズコーナーをのぞくと、すでにユーズド感を出したジーンズが、陳列棚のかなりの部分を占めていた。
本来ならまっさらなジーンズを購入して自分で着古したいところだが、一本のジーンズをこなれるまではく時間はとても取れそうにない。
あまりわざとらしくない、適度にユーズド感を演出した一本を購入。

ひさしぶりにはいたジーンズ。一瞬にしてよみがえってくる履き心地、手触りの記憶。
何だか昔に戻ったような、20代の頃の苦く、ひりひりとした思い出がよみがえってくるような、ふしぎな感覚。
失恋、留年、孤独、バンドの失敗、アーティスト気取り。恥ずかしくてイタイ20代。
ぼくは酒なしにその年代を乗り切ることができなかった。
またジーパンをはいて、今度は回復の道を歩いていこう。
今度は酒なしで、仲間とともに、手に入らなかったものを探すんだ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年8月22日 (火)

友人と食事

きょうは本部で打ち合わせ。
その後、数少ない友人のひとりおよびその同僚の方と食事をしてきた。
人間関係を失いまくってきた自分だが、こうして食事を共にしてくれる友人がいるのはうれしい限りだ。
つい調子に乗って、余計なことまでしゃべりまくってしまったような気がする。
つい限度を忘れがちになるのは、依存症の特徴なのだろうか。
謙虚に。謙虚に。
友人とその同僚の方々。
自分を受け入れてくれている善良な人びとに感謝しています。
ありがとう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年8月21日 (月)

ステップ2

きょうはホームグループのステップミーティングだった。
仕事が終わって実家に顔を出してから、ミーティング会場に向かう。
実家には、妹が甥と姪を連れて帰省している。しばらく子供たちと遊んでからミーティングへ。
きょうのテーマはステップ2。
自分を超えた大きな力が、私たちを健康なこころに戻してくれると信じるようになった。
自分は健康なこころに戻ったのだろうか?
仲間の話を聞きながら、自分の過去と現在を考える。
こころの一部は健康になったようにも思えるし、一部は依然、暗い闇のままだと思う。
ちょっとしたことで、気持ちがネガティブな方向に振れてしまうことがまだまだある。
ひとの言動に腹を立て、語気がとんがってしまうことがある。
他人のことで感情が揺れるのは、自分に自信がないからだ。
他人の問題と自分の問題、他人のありようと自分のありように境界が引けないからだ。
そんなことを、以前仲間が言っていた。
そのとおりだと思う。
他人の感情に巻き込まれないようにしよう。自分の問題を見つめよう。
自分をゆるし、他人をゆるそう。
怒りを手放し、共感を忘れずにいよう。

なんてことを仲間の話を聞きながら考えていました。
そうそう。預かっていた献金の振り込みをずーっと忘れていたことに、先日気がついた。
大切な仲間の献金なのに。自分で自分のチョンボにガックリ。
きょうミーティングで話し、仲間に謝った。申し訳ない。
あす、忘れずに振り込みます。
ごめんなさい。。。。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年8月20日 (日)

きのうはおやすみを

きのうは支社トップにお願いして休日をもらった。
部署の人数も足りていて、特段差し迫った業務もない。
きょうの朝からは日直・宿直。放っておくとそのまま3週間連続勤務に突入しそうだったので、思い切ってやすみをもらった。

妻とふたりで駅前に出かけ、食事をし、映画を見る。
最近はロックフェスばかりで、こんな風にゆっくりすることはなかった。
となりの町で花火大会があるからだろうか。あでやかな浴衣を着た女性が大勢駅前にあふれている。
妻は駅ビルでポロシャツを一枚購入。ぼくは楽器店でギターアンプの修理パーツを注文。
静かな夏。静かな休日。

映画は「パイレーツオブカリビアン デッドマンズ・チェスト」を見た。
うーん、何だか1作目の方がおもしろかったような。
シリーズ化して、気負っちゃったのかな。1作目ののびやかさ、ばかばかしさ、悪ノリが薄まっている印象。
それでもジャック・スパロウが見れるのはうれしい。
次回がシリーズ最終作になるんだろうか。ローリング・ストーンズのキース・リチャーズがジャックの父親役で出演するそうだし、たのしみだ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年8月19日 (土)

否定していた自分

きょうはホームグループのミーティング。
先週末の夏の集い以来、一週間ぶりだ。
きょうのテーマは「否定していた自分」。
仲間の話を聞きながら、自分自身の過去と現在について考えをめぐらせた。
飲んでいたころは、否定のカタマリだったもんなー。
自分を否定、他人を否定、現実を否定、過去を否定。
思春期特有の心性がいつまで経っても変わらないでいた。
変わらないどころか、歪められ、一部が過剰に肥大していた。
自分で自分を枠にはめ、狭めていた。
自分の生き方を自分でつまらなくしていた。
今はどうだろう?すこしは成長したのだろうか?
分からないけれど、いまは手放せるものは手放し、すこしでも肯定的な考え方をしたいと願っている。
しらふで生きること。飲まない生き方。
ソブラエティ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年8月18日 (金)

夏フェスもおしまい

ことしの夏、予定していたロックフェスもすべておしまい。
このブログも、またいつもの日記&雑記に戻る。
外は死ぬほど暑いけど、フジロックが終わってからというものなんだか虚脱状態。
そう言えば先日の、わがホームグループの夏の集い。
食後のミーティングが終わったあと、なぜだかひどく眠くて眠くて。
で、夜9時ごろ、ちょっと仮眠を取ろうと思い、いちどベッドに横になった。
それで、気がついたら朝になっていた。
ああ、せっかくの宿泊イベントが・・・もったいない・・・。
その分、翌日は頭もすっきりして、午後からの地区委員会も眠くなることなく参加できたんだけど。
そう言えばフジロック終了後、ジョギングも中断している。
そろそろ再開したいな。

お祭りはおしまい。
またいつもの日常に戻っていこう。
AAと、家庭と、仕事と。
ジョギングとギターと家事雑事と。
夏フェスでもらった自由な気持ちと希望を持ち続けて、日々を過ごしていこう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年8月16日 (水)

summersonic after

summersonic afterのレポです。
8月15日(火)、夢メッセ宮城。
summersonicの出演者の一部によるミニフェス。出演は以下の6組(出演順)

1.MONORAL
2.DOPING PANDA
3.BOON BOON SATERITES
4.ZEBRA HEAD
5.HYDE
6.LINKIN PARK

会場は幕張メッセの縮小版のような、コンベンションホール。
Summersonicafter
場内撮影禁止のため、会場周辺のみ撮影。

客席は、田の字に四つのエリアに区切られ、前方の左右がそれぞれA1、A2。後方の左右がB1、B2。われわれはチケットを買うのが遅かったためか、B1エリア。
オリジナルTシャツを買って自分のエリアに入ると、ほどなく開演。
客はHYDEファンが多いのではないかと予想されたが、いかにもビジュアル系ファンだったりゴスロリっぽいひとはそれほどでもない。3割くらいか。
ほかはふつうのロックファンっぽいひとたち。

トップバッターはモノラル。期待の正統派ロックバンド。
演奏は適度にタイト、適度にラフ。リードギターはレスポールジュニアを抱え、ペンタトニックのソロを弾きまくる。胸当てのついたジーンズ、もじゃもじゃパーマ、曲の最後で風車のように右手をぶんぶん振り回すしぐさ。
ああ、このひとはきっと、クラシックロックが大好きなんだろうなぁ。
ボーカルは日本人なのか外国のひとなのか。日本語も英語も非常に流暢にこなす。最初にMCで「こんにちは、モノラルです」としゃべったときには、周囲から「なんだ、日本人かよ」と言う声が聞こえてきたくらい。
ボーカルのひとは一生懸命客を煽るんだけど、客の反応は最前列以外はイマイチ。て言うか、後方のB1、B2エリアはまったく盛り上がっていない。
サウンドは、ブラック・クロウズを都会風にしたような、カラッとしたロック。いまの若いモンにはこう言うのは受けないんだろうか。
ビートルズの「ヘルター・スケルター」ではサビのところで客にマイクを向けるが、Bエリアではほとんど誰も歌わない。か、かわいそう・・・。

つづいてドーピング・パンダ。昨年のサマソニでは入場制限に達した勢いのある新進バンドだ。
単独ライブを観たときには、ものすごく盛り上がっていた。演奏もうまいし、MCも軽妙。
いい意味で軽い、ダンサンブルなサウンド。
が、これまた客が盛り上がらない。ぼくはB1の前から4,5列めくらいにいたんだけど、周囲で身体を動かしているのは最前列の女性2,3名とわれわれ夫婦のみ。あとはみな腕組みをして微動だにせず、前方を凝視しているのみ。拍手さえしない。
な、なんだろうこの客層は・・・。
ドーパン、かなり緊張した様子。単独ライブのときの悪ノリMCは影を潜めている。
それでも一発、ネタをかましたいと思ったのだろうか。
「きょうの出演者のなかで一番ギターがうまいのはぼくです!」発言。
もちろんその前後でほかのバンドへのリスペクトを語っていたし、決して嫌みじゃない。
でもそのとおりかも知れない。あれだけ速いフレーズを、動きながら、ミスピッキングも開放弦も鳴らさずに弾きまくれるのはスゴイ!
ドーパン、演奏は悪くなかったが、フロアが盛り上がらない。かなりがんばっていたが、フロアとバンドが一体となるようなマジックは起きなかった。40分弱で終了。がんばれドーパン!

続いて、個人的にはこれを見るために今回足を運んだ、BOOMBOOM SATELLITES。
いくら何でも、ブンブンはみな踊りまくるだろう。
1曲目、満を持してのニューアルバム「ON」のトップナンバー、「kick it out」がはじまる。
超ダンサンブルなキラーチューン。この曲が鳴りはじめたらフロアははじけるしかない・・・と思ったら。
腕組み・微動だにせず組、まったく反応せず。客席の最後方の話じゃない。後部とは言え、ブロックの最前列付近である。最前列から数列めに陣取っている客のほとんどが、腕組みをしたまま微動だにせず、じっとステージを見つめているだけなのである。
ライブの楽しみ方はひとそれぞれ。とは言え、明らかに興味を失っている、手拍子も拍手もしないひとたちがフロア最前列に大量に陣取っているのは・・・。
初めは手を振り上げたり身体を動かしたりしていたワタクシも、周囲が微動だにしない状況では次第にテンションが下がってくる。身体を動かしているのが恥ずかしくなってくる。
ああ、つらいなぁ。ブンブンで踊れないなんて・・・と思った瞬間!
後方からイキのいい若者たち数人が、中央前方に踊り出してきた。
激しくモッシュし、踊りまくる。たちまち広がるモッシュの輪。これは混ざるしか!
自分を入れて、総勢約10人。
全員、激しく踊りまくり、ブレイクでは両手を上につき上げ、絶叫する。全員スゴイテンションだ。気がついたら自分もその中に加わっていた。全員から、ブンブンのステージをこのまま終わらせたくない。身体を動かして熱狂したい。そういう思いが言葉を超えて伝わってくる。
曲間ではその約10名が雄叫びを上げ、ハイタッチをする。中の数名は連れ立ってきたのだろうが、自分を含め、ほとんどは見知らぬ同士だ。完全にトランス状態。名曲「dive for you」も演奏したそうだが、自分ではまったく憶えていない。音の洪水の中で、見知らぬ同士と踊りまくり、モッシュしまくっていた。われを忘れていた。
ブンブンのステージが終わったとき、もういちどモッシュ隊全員で咆哮を上げ、何度もハイタッチ。
いや、まさかこの歳でこんな体験ができるとは思ってもいなかった。楽しかった。

前方のA1,A2エリアもブンブンのステージで火がついたようだ。
続くゼブラヘッドではフロア全体がかなり熱くなっていた。バンドも客を煽りまくり、ペットボトルの水をぼんぼん客席に投げまくる。モッシュ、ダイブが全エリアで発生。曲は知らないけれどギターもうまいし、バンドもリラックスしてて、こなれた感じ。
ぼくはブンブンで足腰がふにゃふにゃになっており、後方でながめておりました。

ゼブラヘッド終了後、PAからクラシック音楽が流れはじめる。やがて客電が落ち、第9が流れはじめる。ステージ背景には十字架に打ち付けられたキリストの絵。ビジュアル系と言うかゴシックというか、そういう雰囲気である。
で、HYDE登場。
キーボード、ドラム、ベース、ギター。そしてタバコサンバーストのストラトキャスターを抱えたHYDE。
この時点で各エリア前方は、一見してそれと分かるHYDEファンが占めている。
いきなり大音量できつめのディストーションギターが鳴りはじめる。
本人も「リンキン・パークが好き」と言っていたが、たしかにその言葉通りラウド系のロックを意識したバンドサウンドだ。
しかし。ラウド系って、ただラウドなだけじゃなく、サビのフレーズはメロディアスだったり、リフの解釈を曲の途中で変えていったり、どこか「聞かせどころ」がある。今回は当然、HYDEのボーカルが轟音の中で旋律を奏でる、そういう構成であるべきだったとワタクシは思う。
しかし今回、HYDEのボーカルはその役割を果たさなかった。なぜか。
ひとつは、音量のバランスが良くなかったことだ。どの楽器もやたらボリュームがでかい。おまけに、どの楽器か分からないが、へんなリバーブが入っているようだ。そのため楽器個々の音がもやけてしまっている。分離が悪い。
ふたつめは、HYDEの歌い方だろう。独特の歌い方で、それがときどきメタル調の絶叫に変わる。どちらの歌い方も、轟音で分離の悪いバンドの音にボーカルが埋もれてしまって輪郭が分からない。
でも、詳しくは分からないけれど、以前のビジュアル系の枠から飛び出したい、違うスタイルを模索したいと言う前向きな意図を感じた。サマソニアフターに出演したのも、取り巻きから離れ、違うファン層にアピールしたいと言う意図なのかも知れない。
がんばれHYDE!もうちょっと音量を絞ってバランスよく聞かせろ!

HYDE終了後、ステージ上に2階建てくらいの大規模セットが組まれる。いよいよトリのリンキンパークの登場。
リンキンは「メテオラ」しか知らないが、メタルとラップが融合したヘヴィなサウンドをいかにライブで再現してくれるか、たのしみにしていた。
ボーカルふたり(うち1名はラップ担当か)、ギター、ベース、ドラム、DJとおぼしきひと、の6名編成。
メテオラからの曲も含め、ひたすらヘヴィなナンバーを畳みかける。ボーカルふたりの存在感がすごい。動きまくり、客をあおりまくる。曲間のくだけた掛け合いもいい感じだ。
妻はいままで聞いたことがなかったのだが、ライブ終了後にはスゴイ・カッコイイを連発していた。ホント、カッコよかった。歌もムチャクチャうまかったし。

まとめ。
・入場体勢が良くなかった。あれしか客がいないのにゲート一ヶ所のみ、入場1時間待ちはヒドイ。
・屋台が出ると言うので期待したが、中に入ったらフランクフルト・ヤキソバの店が一軒だけ。しかも係員は2名だけ。超長蛇の列の上に途中で売り切れ。うう。
・知らないバンドには冷たいお客さんが多かった印象。
・B1モッシュ部隊は熱かった。みな最高でした。
・HYDEファンはきれいなひとが多いなーと思った。
・演奏はどのバンドも良かった。持ち時間が短いのは致し方ないか。ミニフェスと言うよりは、ショーケース的なイベントか。
・ぼくとしては、ブンブンとドーパンとリンキンが見れて満足。その他のバンドも良かった。とくにMONORALはがんばってほしい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年8月15日 (火)

フジロック参加日記その5

7月31日、月曜日。
テントを撤収する周囲の物音で目が覚めた。本日も快晴。ペグの触れ合う金属音やにぎやかな話し声が聞こえる。
Campsite03


われわれ同様、キャンプ参加者の多くが最終日をテントで過ごし、最終日の翌日に帰って行く。
撤収期限は昼12時。が、すでに「11時までにはキャンプサイトを出てください」と言うアナウンスが聞こえている。ギリギリまで寝てようかとも思ったが、夏の青空の下ではテントの中はあっという間に温度が上がってくる。
風邪の調子は変わらないが、たっぷり寝たおかげで行動には支障ない。われわれもテントの撤収にかかる。

撤収を終え、荷物をまとめ、キャンプサイトをあとにする。振り返ると、まだ多くのテントが残っている。撤収の動きが見られないテントも多い。みな最後までライブに参加し、踊っていたのだろう。
Campsite02

臨時の宅配便センターで発送手続きをし、リュックと空のキャリーカートを引いてシャトルバス乗り場に向かう。往路のシャトルバスは1時間くらい待ったが、復路はさすがに増便したのだろう。スムースに行列は流れ、10分ほどでシャトルバスに乗り込む。
気持ちいい夏の空と緑の中、バスは下界に降りて行く。途中、一台のバイクがバスを追い越して行く。女性とおぼしきライダーがキャンプ道具をくくりつけた大型のバイクを操り、ヘアピンカーブを抜けて行く。気持ちよさそうだ。
自由でピースフルなロックの国、フジロック。風邪も引いたし足腰は強烈に疲れたけれど、ホントにいいところだった。20代前半で来ていたら、人生が変わっていたかも知れないな。
来年来れるかどうかは分からない。でもいつかまた来たい。

フジロック中、印象に残った一コマ。
・ふんどし隊。全裸にふんどし一丁、編み笠をかぶった一団を何度かめにした。
ちょっとおもしろかったが、人ごみで触れ合ったらちょっと困るな、と思った。
・各種仮装。ダースベイダーもいたし、全身緑色のカメレオンだかなんだかもいた。みなさん、水場もろくにない、あの泥だらけの苗場で仮装をするのはそうとうキアイが入ったでしょうに・・・。
二日目だか三日目、アヴァロンとヘブンの間のトイレ待ちのとき。
隣の若い女性二人組の会話が耳に入ってきた。ひとりは何度目かの参加、もうひとりは初参加っぽい。遅い時間帯で、明らかにふたりとも疲れ切っていた。
初参加「ねぇ・・・」(かなりおずおずと)
先輩「ん?」
初参加「あのう・・・」
先輩「・・・」
初参加「いちどクルマに戻りたいって言ったら怒る?」
先輩「・・・・・・。」
はっはっは。その場所から駐車場に往復したら1時間以上は確実だからねー。体力も消費するし。沈黙した先輩がその後どう返答したかは残念ながら不明。
その他、おもしろいひと、おもしろいことは数え切れないほどありました。
人ごみで何をするにも行列。うんざりする場面もあったけど、やっぱりおもしろかったよ、フジロック。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2006年8月14日 (月)

フジロック参加日記その4

フジロックから2週間。さすがに細かいところは記憶が不鮮明になってきております。
3日目、7月30日の日曜日。
風呂に入らないでいるのがだんだんつらくなってきた。気がついたら衣類もあんまり取り換えていない。このままだと1週間でも2週間でも着替えも入浴もせずにすんでしまうような気がしてくる。いかんいかん。
この日は思い切って早起きして、苗場の温泉街に出かける。日帰り温泉に入るんだ。
この3日間、あらゆる場面で行列、大渋滞を経験している。ふつうの時間に起きて温泉街に出かければ大渋滞に遭い、時間と体力をロスするのは明白だ。むりくり5時に起きて温泉街をめざす。
これがまた、キャンプサイトから遠いのよ。いちど苗場プリンスホテルの裏から駐車場を通ってショートカットしたつもりだったけれど、それでも遠い。歩くことたっぷり30分。ようやく日帰り温泉、雪ささの湯を見つける。早起きしてきたおかげであまり混雑していない。それでも男女合わせて30人ほどのフジロッカーズたちがいる。
ゆっくり湯に浸かって身体を伸ばしていると、あっという間に混雑してきた。ほんの10分ほどの差で一気に大混雑。裸のフジロッカーズたちが洗い場で行列を成している。浴場からあふれて、裸のまま脱衣所まで行列。
は、早起きしてきて良かった・・・。
入浴を終えて外に出ると、すっかり日が昇っていた。まだ朝の6時くらいだと言うのに、すでに苗場の温泉街にも苗場プリンスホテル周辺にもフジロッカーズたちが大挙している。入場ゲート付近には何人ものダフ屋がたむろし、怪しげなガイジンが物を売っている。一瞬ここがどこか東南アジアの街角にいるかのような錯覚に陥る。
場外ストア周辺の屋台でチーズドッグと飲み物を購入していちどテントに退却することにする。疲れもたまっている。早めに行動開始すれば早めに体力を消費するのは目に見えている。
テントに戻って一寝入りし、目が覚めるとそとは一面の青空だった。青い空の下に色とりどりのテント。若者たちのカラフルな装い。ああ、フジロックに来たんだなと思った。

いつものように入場ゲート手前の水場で洗面と歯磨きとトイレを済ませる。会場に入るとすでに10時過ぎ。フィッシュマンズとゆらゆら帝国以外、この日は予定なし。あまりに天気がいいので、何はともあれところ天国をめざす。
ところ天国の河原では青空の下、すでに数人が川に入り水遊びに興じていた。まずは腹ごしらえ。天国バーガーを購入。手づくりハンバーグとパンが美味しい。
Heavenberger01


Heavenberger02


となりのホワイトステージからenvyの音が聞こえてくる。轟音ギターの中にどこか繊細さの入り交じる、伸びやかなサウンド。それを聞きながらぼくと妻も靴を脱ぎ、足を川の水に浸す。
木々の緑と河原の丸石、青空、トンボ。冷たい水のせせらぎ。一つでも多くライブを観れるようあくせくスケジュールを煮詰めていたのがばからしく思えてくる。まぶたの裏に太陽の光を感じる。こうして河原でのんびりしているだけで、フジロックは十分に楽しめる。


Riverside01

結局、川を横断したりして遊んでいたら午後の1時を回ってしまった。ホワイトステージのISISを途中から見る。ボーカルがあまり入らない、インスト色の強い轟音ギターバンドだ。フロントマンの機材ラックの上に太った猫のぬいぐるみが置いてあるのがかわいかった。演奏はホットで、ギミックに頼らず演奏で勝負しようと言う姿勢が伝わってきた。

川遊びで疲れたので、アバロン後方に移動して昼寝をすることにする。草むらにレジャーシートを引いて寝ころぶ。山の稜線がきれいだ。ステージでは高畠俊太郎がフジロックの歌を歌っている。

Avalon01


Avalon02


Avalon03


昼寝から目覚めると、すでに3時過ぎ。フィッシュマンズを見に行こう。
シートをたたみ、ヘブンに移動する。到着したときはちょうどLikkle Maiの演奏が終了するところ。演奏終了と同時に客の移動が始まる。運良く最前列付近を確保することができた。
メンバーたち自身でのサウンドチェックが行われるのを見る。
ふしぎなのは、サウンドチェック中のメンバーに対して、客席はまったく無反応なこと。歓声も上がらなければメンバーの名前を叫ぶ声も聞こえない。サウンドチェックを妨げないようにと言うファン側の配慮なのだろうか。
ベースの音が出ないというトラブルが発生したが、予備のベースを使うことで解決したようだ。時間通りにメンバーが現れ(今度はちゃんと客席から歓声が上がった)、ライブが始まる。クラムボンの原田郁子、UA、ハナレグミなど豪華ボーカル陣をゲストに、ここちよいフィッシュマンズサウンドが繰り広げられる。
ドラムの茂木が、亡くなったボーカルの佐藤伸治のことに触れる。ここでも、メンバーにとってもファンにとっても、サウンドの中心にあるのは「佐藤伸治の不在」だということが再確認されたように思う。周囲のファンたち(みなまじめそうな子ばかりだ)は男女とわず、みな一様に涙ぐんでいた。1時間のステージ。最後の曲は、ナイトクルージング。
up&down, up&down, slow fast, slow fast....
メンバーたちと客の大合唱、振り返れば見渡す限りに、差し伸べられた手。遠くから流れてくるシャボン玉。客席を、ステージを、何人ものプレス陣がシャッターを切り続けている。
いま思い返しても、何だか夢の中の光景のようだった。

そのままホワイトステージはゆらゆら帝国にチェンジ。40分ほどの間を空けて、ゆら帝の3人のメンバーが現れる。ベース、長髪のおかっぱ。黒髪つやつや。ギター&ボーカル、でかいパーマ頭に原色のピタT、ラッパズボン。おお60年代。
みかけはちょっとお笑い系っぽかったが、演奏はすごかった。これでもかとくり返すリフ。一曲一曲が異様に長い。長い上に2小節くらいのリフの繰り返し。その上にサイケなファズギターが鳴り響く。聞いているだけでトリップしそう。
ゆらゆら帝国の名前通り、聞いているとだんだん頭がゆらゆらしてきました。ギターも良かったけど、歌詞も歌もサイケでイカれていてよかった。

この辺から体調がだんだん悪くなってくる。前日から風邪気味だったのが、はしゃいで川遊びしたり草原で昼寝したのが良くなかったらしい。この後は大トリのストロークス、ハッピー・マンデイズ、モグワイが控えている。がんばらねば。
しかし、日が落ちた暗闇の中をグリーンステージに向かって歩いているだけで、どんどん体力が消費されて行くのを感じる。やっとグリーンステージにたどり着いたが、前方に向かう気力がない。後方にレジャーシートを引いたところまでは憶えているが、その直後にブラックアウトした。

聞き覚えのあるストロークスの曲と妻の声で目を覚ました。ストロークスも中盤らしい。
「どうする?テントに帰る?」
妻の声が頭上から聞こえる。頭がぼうっとする。
ストロークスはあきらめて、レッドマーキーに向かう。きのうROCK'N'ROLL GYPSIESで、花田裕之が気になることを言っていた。あすもレッドで演奏する、と。ひょっとして、大江慎也と演奏するのか?
で、行って見ると予感は的中。大江慎也のボーカルに、ROCK'N'ROLL GYPSIESの面々がバックを務める。こ、これはひょっとしてルースターズでは・・・。
ロージー。テキーラ。おなじみのルースターズナンバー。
SAD SONGでは、耳を聾するばかりの客の大合唱。大江のテンションはムチャクチャ高い。
ジプシーズのときはクールだった客席が、たいへんな沸き返りようだ。モッシュ、ダイブで暴れる若者たち。こんなに大江のステージが盛り上がるとは思ってもいなかった。
たしかに花田のボーカルも悪くない。ルーズでクールな、ギターと呼応する歌い方。でも、大江のボーカルは明らかに格が違う。音程が合っているわけでもない、歌唱力があるわけでもない。でもひたすら存在感にあふれ、シャウトが聴き手の胸に突き刺さってくる。こんなボーカリストはめったにいない。
大江も自分で興奮しているようで、MCでワケの分からないことをしゃべっては自分で苦笑している。でもそれがかえって胸に迫る。本気でギターをかきむしり、頭からペットボトルの水をかぶる。ベテランバンドと言うよりぐんぐん勢いの出てきたデビュー前のロックバンドのライブのようだ。
最高の盛り上がりの中、ライブ終了。

FUJIROCK EXPRESS BLOG 大江慎也

大江のステージが終わると同時に、こちらも体力が限界に。
ハッピー・マンデイズ、モグワイはあきらめてテントに戻ることにする。妻も特に異論なし。
フジロック、初参加。とてもたのしかった。
素敵なライブ、胸に迫るライブ、楽しいライブ、泥と太陽と緑とロック野郎たち。
今度来たときには今回以上に楽しんでやる。
そう思いながらテントに戻り、ハッピー・マンデイズのサウンドを遠くに聞きながら眠った。

そうそう、最後に食べた苗場食堂の苗場弁当(だったか、フジロック弁当だったか)。
たいへん美味しゅうございました。竹で編んだ器に、和紙に書いたお品書き。上品で、お味もたいへんよろしゅうございました。限定50コ、来年もぜひ食べたいなー。

Naebabentou

| | コメント (0) | トラックバック (2)

2006年8月13日 (日)

夏の集い

夏の集い

夏の集いに行ってきました。
ラベンダー畑、ひまわり畑。そして何よりも、仲間たちとの時間。宿泊イベントは久しぶりだったけど、最高に楽しんできました。
明日からの仕事のエネルギーが湧いてきましたよ。
月並みだけど、仲間たちに感謝。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年8月11日 (金)

あすから夏の集い

わがホームグループ主催の宿泊イベント、気がついたらあすに迫っていた。
宿泊施設に1泊して、ミーティングをやったり花火大会をしたりスイカ割りをしたりといった、お楽しみイベントだ。
AAの宿泊イベントは、たいがい楽しい。ミョーにテンションがあがって、修学旅行のような感じがする。
知らない仲間の話も聞けるし、自分の話を知らない仲間に聞いてもらうことで、思いも寄らない気づきを得ることもある。
近ごろはAAのイベントから遠ざかり気味だったから、あすの夏の集いは楽しみだ。
しかし、現時点で参加人数、わずか9名。よくつぶれないでいるよなー、このイベント。
ま、去年よりも増えているからいいか。
久しぶりの宿泊イベント、楽しんでこよう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年8月10日 (木)

新人研修生の巻

先週から、うちの支社に研修生が来ている。
もともとは研修生は本部で一括して研修を行っていたのだが、いろいろ制度が変わって、うちみたいな弱小の支社でも新人の研修をやるようになった。
でもって、うちの支社に新人研修生が来るのは初めて。
ほとんど一日中、つきっきり。
けっこう疲れますね。
もともとひとにものを教えるのは好きな方だから、まじめな新人に知識やノウハウを教えるのは苦にならない。
が、自分の仕事もこなしつつだとちとつらい。
さらに、常に誰かとペアで作業するなんてことは今までなかったから、仕事のペースが狂う。
何とか早く、研修生がいる状況に慣れたいものです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年8月 9日 (水)

MacBook、好調なり

戻ってきたMacBook、いまのところ好調に作動中。
心配していたメモリ、HDDとの相性も問題なし。
2GBメモリ、120GBのHDDでも、例の突然のシャットダウン症状は現れていない。
よかった・・・・。
ReasonもLive5.2も、さくさくと軽快に動作中。
それにしてもIntelMac対応のプラグインの少なさよ・・・。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年8月 8日 (火)

MacBook、修理から戻る

おととい、ようやくMacBookが修理から戻ってきた。
福山通運のでかい段ボールが職場に届いたから何かと思ったら、appleからでした。
Pict6077


梱包を開くと、エアクッションがお目見え。
Pict6078


エアクッションは何層にもなっていて、段ボールの大きさの大部分がエアクッション。
で、その中心にMacBookが。
Pict6082


修理の明細を見る。マザーボード交換、ヒートシンクも交換。その他あちこち交換。
まずは起動してみる。
起動、異常なし。
続いて、メールチェックやウェブブラウジングをして見る。これも問題なし。
それから複数のソフトを立ち上げて作業して見る。これも異常なし。
どうやら修理はうまくいったようだ。よかった。
あとはメモリとHDDを交換してもうまくいくかどうか。
しかし職場の机、きたねーなー。ううう・・・。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年8月 7日 (月)

フジロック参加日記その3

06年8月29日(土)
目が覚めると朝の7時過ぎ。ケータイで天気を調べると、この日の降水確率は30%から40%くらい。レインウェアは上着だけ持っていくことにする。
途中でキャンプサイトの仮説入浴場、富士の湯のそばを通る。ものすごい人数が並んでいる。並んでいる上に、出てくる人の姿がない。おそるべし、富士の湯。
Fujinoyu01


この日はレッチリが出演する、もっとも多い人出が予想されている日。入場ゲートに向かう人波も、きのうに輪をかけて多い。
まずはオアシスエリアで朝食。妻はもち豚丼。ぼくはたまごとお肉の丼物。どちらもバカウマ。具もさることながら、お米の美味しいことったら。
Donmono01


この日の予定は特に決めていなかったが、空いているうちにドラゴンドラでサイレント・ブリーズをめざすことにする。チケット売り場で乗車券を買い、乗り場をめざして歩き出す。が、行けども行けども乗り場にたどり着かない。遠い上に、急斜面の上にある。山道を10分ほど歩き、ようやくドラゴンドラ乗り場にたどり着く。
ドラゴンドラと言う名称は、ユーミンが考えたそうだ。どうしてドラゴン?と思ったが、乗って見て何となく命名の理由が分かった。ふつうのゴンドラはそんなに起伏はないのだが、このコースはアップダウンがとにかく激しい。急な山をいくつもまたいでいるため、山の斜面に沿って上り下りをくり返すのだ。途中の景色は絶景。緑色の湖、各ステージのカラフルなテント、そこに集まる人びとが見える。
Doragondora02


山頂に到着すると、そこはサイレント・ブリーズ。カッパやトラの着ぐるみを着たりハイジに扮したスタッフが、客を誘って大縄飛びやだるまさんが転んだをやっている。さらに上の見晴らし台にハイキングに行っている人影も見える。緑の下草の上にすこし霧がかかっていて、幻想的な光景。
Silentbreath01


コーヒーハウスに入って休んでいると、すぐ近くにスタッフエリアがある。見て見ると「ギターパンダ」と書かれた段ボール箱を発見。ひょっとしてギターパンダが出演するのか?そう思って周囲を見渡すと、どうも見覚えのある男性が律義にギターで運指練習をしている。思い切って話しかけて見ると、案の定ギターパンダこと、山川ノリオさんでした。聞けば、じき山頂上り口付近でアコースティックライブを行うと言う。おお、まさかフジロックでギターパンダが聞けるとは・・・。

Guitarpanda01


ギターパンダ、ほんとうにやってくれました。
マイクもPAもない、ほんとうに肉声とアコースティックギターだけの生ライブ。
しかし、フジロック中でもっともいいライブでした。うたをうたおう、ロックンロール・ギタリストなどの名曲をちからいっぱい歌う山川さん。楽しく、胸を打つライブでした。

ギターパンダがあまりにもすご過ぎて、地上に戻ってきたのは午後1時半すぎ。ぽつぽつと雨が降りはじめてきた。人の数もますます増えている。そのまま人込みをかき分けるようにヘブンステージに移動。ロックンロール・ジプシーズを見る。
前回、荒吐で見たジプシーズは、ギターの下山淳のコンディションがあまり良くなかった。今回はどうだろうか。往年のあのエッジの効いたギターをすこしだけでも聞かせてくれないだろうか。そう思って行ったのですが。
今回のジプシーズ、切れ味抜群。とくに下山のギター。カッティングもソロワークも、これでもかと言うほど鋭い。ジャキッとしたカッティング、ぞくぞくするような、むせぶような、うなるようなソロフレーズ。花田のギターと絡みつくと、さらに凄みを増す。
アルバムで聴いた曲が、まったく違った解釈で耳に届く。まさにこれぞロック。
ふだんライブでメンバーの名前を叫ぶことなんてないんだけど、このときばかりは自然と花田や下山の名前を叫んでいた。何だか熱いものが胸に込み上げてきた。
Nukarumi01

その後、同じヘブンでTHE BENEVENTO/RUSSO DUOを見る。ドラムとキーボードのインスト演奏。なかなか気持ちいい。が、なにせずっと立ちっぱなし。妻が地面にしゃがみ込んで眠りそうになる。
ここで昼食。ヘブンの屋台の一つ、さくらぐみのピザを食べる。BBSなどで話題になっていたピザ屋だ。長蛇の列だったが、辛抱強く並んで購入。これもまたバカウマなり。チーズがね、上品なブルーチーズテイストなんですよ。
Pizza


この辺から雨足が強くなってくる。朝調べたときは、午後は30%の予報だったのだが。山の天気予報は当てにならないことを思い知る。
遅い昼食を済ませ、レッドマーキーへ移動。Jenny Lewisを見る。フジロックで唯一天井のあるステージ、レッドマーキー。案の定、雨を避けるひとたちでいっぱいだ。中ほどまで入ると、イスを広げている人が相当数いることに気づく。中には持ち主不在の場所とりイスも多数。うーん。
Jenny Lewisは、ちょっとストレンジなカントリー/フォーク。素直なフォークじゃなく、どことなくディープでビョーキっぽい匂いのする、変態フォーク気な感じ。あやしいミニスカートのジェニー。ジェニーとおそろいの衣装の、双子の女声コーラス。演奏のレベルは高い。歌がハンパじゃなくうまい。
ずっと聞いていたかったが、今回フジロックに来たお目当ての一つ、ソニック・ユースの時間が近づいてきている。泣く泣くグリーンへ移動。
グリーンステージは、通路後方までびっしりと人がいる。人、イス、レジャーシート。初日にはとても人が踏み込まないだろうと思えた奥地まで、どこまでも人がいる。人波をかき分け、ミキサーブースやや前方まで移動。ミニスカートのキム・ゴードンが登場。続いて、長身のサーストン・ムーアが登場。立て続けに曲を演奏しはじめる。
演奏はとても良かったのだけど、この辺から長時間立ちっぱなしの疲れが出てきて、演奏を楽しめなくなってくる。ギターの音もドラムの音も、聞こえてはいるけれど胸に入ってこない。鼻の奥とノドが痛い。風邪の引き始めの予感がする。
ソニック・ユースからレッチリまでずっとグリーンに陣取っていようと考えていたが、体力の限界であえなく予定変更。いったんワールドレストランとレッドの間の、森へ移動。ア・シードジャパンのゴミ袋を広げてしばらく仮眠。
で、目が覚めてグリーンに移動しようとしたらスゴイことになっていた。あたりはすっかり日が暮れて真っ暗。次のステージ、レッチリ待ちの人びとがだだっ広いグリーンの会場中にひしめき合っている。足下さえよく見えない中を何とか進もうとするが、そこら中にイスが置いてあって転びそうになる。危ないことこの上ない。
レッチリはとてもテンションが高く、すばらしい演奏。フリーのベースもさることながら、ジョン・フルシアンテのギターがこれほどすごいとは思わなかった。途中でジョンのボーカルで、ビージーズの「愛はきらめきの中に」を演奏。ファルセットが美しい。ラストは「バイ・ザ・ウェイ」の大合唱。バンドと観衆の一体感あふれる、スリリングなステージでした。

終演後、クリスタル・パレス・テントに移動。
戦前のビッグバンドジャズに合わせて踊り狂うひとたち。最初はわれわれ夫婦も見ていただけだったが、いつのまにか人びとに交じって踊っていたのでした。
結局、テントに引き上げたのが夜中の2時くらい。テントはまだまだ盛り上がっていたけれど、体力の限界。
またしても自分たちのテントを見失い、20分ほどグルグルとあたりを探し回り、ようやく見つける。いつの間にか雨は上がっていた。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年8月 6日 (日)

'06トロロロックフェスに行ってきた

'06トロロロックフェスinしらさわに行ってきました。

'TororoRock FESTIVAL in しらさわ

到着した12時半には、ちょうどNICO TOUCHES THE WALLSが終わりかけるところ。
会場は白沢村にある野球場。ふだんは閑静な村だけど、この日ばかりはロック気な若者がぞろぞろと歩いている。
快晴、抜けるような青空、うだるような暑さ。
会場はピッチャーマウンドやや後方をステージにして、外野方向を客席にした構造。左右のモッシュピットの後方がまったりエリアになっていて、さらにその後方、外野フェンス沿いに屋台や物販が立ち並んでいる。
Torororock06


まずは腹ごしらえ。
トロロロック名物「トロロ味噌ラーメン」および「トロロ冷やし中華」をいただく。
会場は写真禁止なので、映像はナシ。
味噌ラーメンも冷やし中華も、トロロ以外はいっさい具がない。麺とスープ、そしてトロロのみである。うーん・・・。シンプルと言えばシンプルだが、もうちょっとこう、ほかの具があっても・・・。
味噌ラーメンはややスープが薄かった、とだけ言っておこう。
同じ屋台に200円の巨大コロッケが売っていたが、こちらはあまりの巨大さ(ふつうのトンカツより、さらに二回りくらいおおきい)にビビってしまい、食べずじまい。終演後に買おうと思ったら、すでに屋台はクローズしていた。ちぇっ。
この日の出演(登場順)。
NICO TOUCHES THE WALLS
C-999
No Regret Life
UVER world
plane
SNAIL RAMP
locofrank
POLYSICS
マキシマム・ザ・ホルモン
GO!GO!7188
THE BACK HORN

途中で寝ちゃったので、ちょっと順番間違ってるかも。
No Regret Life、メロディがせつない感じで良かったです。
客席が一番盛り上がっていたのはSNAIL RAMPとlocofrankのメロコア2連発。
それまでおとなしめだった客席が、モッシュしまくり。頭上を泳ぎまくり。

死ぬほど暑かったけど、それほど人が多くなかったのと芝生が心地よかったので、以外につらくなかったです。
主催者側も暑さ対策には気を使っていたようで、外野ライトあたりでは何度も放水があったし、モッシュピットでもバンドのチェンジのたびに放水がありました。
驚いたのは、スタッフが2リットルのペットボトルに冷水を入れてモッシュピットに回していたこと。
客、じかに口を付けて回し飲み。
ぼくはさすがに飲めなかったけど、熱射病対策としてはいいかも。

POLYSICSは、往年の変態テクノを思わせるいでたち、演奏でおもしろかったです。お客さんもずいぶん曲を知っている様子でした。人気あるんだねー。
あとマキシマム・ザ・ホルモンTシャツを着た人が大勢いたのには驚いた。彼らの順番が近づいてくるにつれ、どんどんTシャツ軍団がモッシュピットに増えてくる。あばれるのかなー。やだなー。そう思ったけど、思いの外あばれず。
レッチリっぽい、ヘビーさとノリの良さを兼ね備えた演奏でした。今一つボーカルが何を歌っているのか分からなかったけれど、元気いいし、ドラムの女性のトークも愉快でたのしかった。
GO!GO!7188は、ギターの女の子のセッティングが目を引いた。
トレモロつきのビンテージっぽいfenderのテレキャスター。同じくfenderのツインリバーブだかリバーブデラックス。なかなか通なセッティング。
サウンドチェックの時にブルースを弾いていたおじさんが仕掛け人と見た。
トリの THE BACK HORNは、ボーカルがエレカシの宮本っぽかった。

全体に、序盤はあまりノリが良くなかったけれど、SNAIL RAMPとlofofrank以降はどんどん客のテンションが上がってきた。
20時終演予定だったが、実際に終わったのは21時前。
ステージがイッコだと、落ちついて見れていいです。お客さんも多過ぎず少な過ぎず。後方でまったりしようと思えばまったりできるし、モッシュピットに入ろうと思えば入れる。このくらいの人数がちょうどいいなー。
昨年は2000人動員。今年は5000人が目標だったとか。
実際は2500人ってところかな。あまり人が増え過ぎるとトラブルが増えそうなので、このくらいで来年も開催して欲しいです。

そうそう、前半が終わったところで、白沢村の商工会長(村長?)が登場。
テンションの高いMCを披露し、会場は一気になごんだ雰囲気に。とろろ芋を片手に「ロックで盛り上がろう!エイ!エイ!」の掛け声で、場内は大爆笑。前半はやや固かった会場のふんいきが、このMCをきっかけに一気にほぐれました。
おそるべし商工会長。
(いくつかのバンドは「村長さんのあいさつが・・・」と言っていたけど、どっちなんだろう?)

終演後は警察が交通整理にあたり、渋滞ナシ。非常にスムースに帰れました。
地方のささやかなロックフェス。巨大ロックフェスにはない、のんびりとした空気。来年もぜひやって欲しいものです。

ちょっと驚いたこと。
locofrankの演奏中。ダイブやモッシュで前方の客は大暴れ。押されて転倒する女性も目撃したくらい(ケガはなさそうで、すぐまた踊り出したけど)。
で、曲間に前方から小学校低学年くらいの女の子が出てきたの。呆然とした表情で、お父さんとおぼしき若い男性に手を引かれて。
ううむ・・・。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年8月 5日 (土)

フジロック06日記その2

7月28日、金曜
いよいよフジロックフェスティバル06の初日。
8時過ぎに目が覚め、いちにちの装備を整える。われわれのテントの近くに仮設トイレがあったのだが、わずか3つか4つのトイレに数十人が並んでいる。トイレも含め、ここでは日常の何でもない行為が、ふだんの何倍も時間がかかる。
きょうの装備をどうしようか、かなり悩む。天気は曇り。雨が降るかも知れない。晴れてカンカン照りになるかも知れない。暑くなるかも知れない。寒くなるかも知れない。天候が変わっても、自分の装備で何とかするしかない。雨をよける屋根も、風や寒さをさえぎるものもここにはない。
悩んだ末、防寒具もかねたレインスーツ上下と、保温用に替えのタオル、それに日焼け止めや流せるティッシュ、レジャーシート、財布その他小物数点を持って出かける。妻は小ぶりなザック、ぼくはウエストバッグ。
キャンプサイトを降りて会場に向かう人の波に混じり、メインゲートで。途中、トイレと洗面で20分ほどかかる。
まずは屋台エリアのワールドレストランなるコーナーに行き、朝食をとる。

11時。オーガナイザーの日高氏のあいさつ。
グローバル・クールデイとかで、環境問題の説明がある。さらにそのコマーシャルの一環とのことで、ハリウッドの俳優さんが紹介される。日高氏、上ずってしまったようで、肝心の俳優の名前が良く聞き取れない。
長髪を後ろで束ねた白人さんの男女が登場。周囲の客はみな盛り上がっている。妻に聞くと「オーランド・ブルームじゃないかなー。パイレーツ・オブ・カリビアンの」とのこと。言われて見ればそのようでもある。(あとで確認したらその通りだった)
二言三言あいさつをし、オーランド氏と女性は退場。
そのまま最初のアクト、ストリング・チーズ・インシデントが始まる。
フジロック06、メインステージであるグリーンステージのオープニングアクト。
どんなテンションの高いバンドが出るかと、かなり期待していたのだが・・・。
いきなりレイドバックした、ラテンミュージックが始まる。平均年齢、かなり高そうだ。サンタナをもっと聞きやすくしたような、耳あたりの良いさわやかラテンポップス。
う・・・これ、ロックフェスだよね・・・。
安定感たっぷりの演奏だが、スリリングさとかそういうのは・・・。
あれほどロック気なひとがいたはずなのに、周囲を見渡すと観客はかなり少ない。
3曲目の中ほどでストリング・チーズ・インシデントのステージを抜け、ホワイトステージに向かう。
妻が楽しみにしてた、ヒロトとマーシーの新バンド「ザ・クロマニヨンズ」。
ブラス系バンドのSAKEROCKの終盤からホワイトステージに入り、客の入れ替えを見計らって前列に移動する。
SAKEROCKはフロントマンの盛り上げ方が上手だった。曲は、すみません、良く覚えていません。スカパラとか勝手にしやがれとか、何となくそう言った感じだとしか覚えていない。
で、クロマニヨンズ。
始まる前から、何となく不穏な予感がした。すぐ隣の若い白人男性が、ミョーな叫び声で「ひろと〜」とか「くろまによ〜ん」とか叫んでいる。ライブ前の盛り上がりと言うより、ちょっと危ない香りのする発声である。周囲には、タオルをアタマの後ろでしばり、半パンとTシャツ、素足にスニーカーの、いかにも「暴れます、ぼく」と言う感じの若者がたくさんいる。と言うか、前列はそう言う若者しかいない。
それでもまぁ、最初は高をくくっていた。地元でのサンボマスターのライブも前列でモッシュ部隊にもまれたし、荒吐でも最前列付近に行ったことは何度もあった。それに、奇声を上げたりしていかにも危ないのは隣のガイジンくらいだ。ほかの若者たちはそれなりにおとなしそうだ。危険はないだろう。
しかし。
ヒロトやマーシーはじめ、メンバーが現れたとたんに状況は一転した。どっと前に押し寄せる人波。前に押されるだけならまだいいが、横に押される。踏ん張ろうにも踏ん張れない。身体の向きを変えることも人の波から逃れることも出来ない。すし詰めの満員電車で突然急ブレーキがかかったような感じ、と言えばいいだろうか。
その状態が、右に、左に、前に、後ろに、えんえんと続くのである。足を動かすスペースもないが、とにかく足を動かして転ばないようにするしかない。ここで転べば将棋倒しになるのは間違いない。
ロックコンサートは何度も行ったが、身の危険を感じたのは今回が初めてだ。自分ではどうにもならない、暴力的な人の波。
ドラムがカウントを取り、マーシーがギターをかき鳴らす。ヒロトが吠える。人の波はさらに加速する。最前列付近から離脱しなければ。すぐそばに妻がいるが、声を掛けても轟音で聞こえない。手を伸ばして合図をしようとするが、ぎゅうぎゅう詰めの人波では腕さえ思うように動かせない。

結局ライブが終わって見れば、将棋倒しもけが人も(おそらく)でなかった。途中で危ない外人も含めおおぜいの若者が人波の上を泳いでいったが、ケガは出なかった模様。
しかし妻のリュックは口が開いてしまい、ゴアテックスのレインウェアとケータイ、それにCONTAXのT3を落としてしまった。地面は泥でぬかるんでいる。ゴアテックス、泥だらけ。ケータイ、電源は入るものの砂利をすり込まれて半壊。カメラに至ってはついに見つからず。
暴れるライブでモッシュピットに入るには、それなりの覚悟と勇気と体力がいるのだと痛感した。でも、ま、妻も自分も無事でよかった。ほんとうに死の予感がしたもの。

ところ天国の川でレインウェアを洗う。聞けば、妻も危険を感じたとのこと。ふたりとも呆然としたまま、冷たい川の水でレインウェアを洗濯する。
Tokorotenngokukawara01


それからオレンジコートに移動し、NATUMENを見る。遅れて見始めたが、去年サマソニで見たときよりもまとまりがよくなっているように思った。驚いたのが、フロントマンのギタリストがしゃべったこと。去年はひと言もしゃべらず、もうひとりのギターの女性がトーク部分をすべて担当していたのだが。おまけにニコニコと、笑顔まで見せていた。機嫌が良かったのだろうか。むすっとした、世に迎合しないコワモテキャラで通して欲しかったのだが。ちょっと残念。でも演奏はよかった。轟音、ノイズ、美しいメロディ。
そのままオレンジの屋台でタイラーメンを食べ、となりのヘブンステージの加藤登紀子へ。加藤登紀子、なかなかよかった。
「ひとの一生が保証されていた時代なんて、古今東西どこにもない。人生には必ずアップダウンがあるし、安定なんて保証されない。人生の先行きはいつだって暗い。だからこそ人生を切り開き、よりよい生き方を探すことがだいじだ。いまは暗い時代、先が見えない時代だと言う。けれど、逆に言えば安定に安住しないですむ時代、積極的に未来を切り開くことが出来る時代だ。若いひとたちには恐れず、知恵と勇気で自分たちの未来を築いていって欲しい」
たしかそんなことをしゃべっていた。加藤登紀子、いいこと言うなー。そうだ、その通りだ。その直後、「ここにいるひとの半分はホームレス」発言は、自分でも苦笑していたけどね。
そのあと歌った「百万本のバラ」、とても良かったです。CD買おうかな。

加藤登紀子のあとはグリーンステージに戻ってアジカンを見る予定だったが、ネームバリューから言っても大観衆が予想された。クロマニヨンズの状況になる様な気がして、パス。そのままオレンジに戻り、オレンジ後方の土手にシートを引いてまったりする。
気がつけば、そのまま横になって寝てしまっていた。頭のすぐ横を大勢の人の靴が踏んづけていったが、ゼンゼン気がつかなかった。
矢野顕子の途中までオレンジにいて、夕方からアバロンステージに山口洋を見に行く。それまで気がつかなかったが、アバロンはいちめん草原の斜面にある。草の上に腰を下ろしてアコースティックなライブセットを見るのは気持ちがいい。途中でマイクトラブルもあったが、とてもここちよい、夏の夕暮れにふさわしいライブだった。

すっかり日の暮れてまっくらな歩道を歩き、ヘブンに戻る。上々颱風。
正直言って疲れた。午後からはヘブンとオレンジ周辺しか歩いていないが、それでも相当歩いている。ヘブンの地面は土と泥で、腰を下ろして休むこともままならない。
上々颱風のステージが始まった。ぐいぐいと引っ張っていく、強力なドライブ。強力なコーラス。とても6人編成とは思えない、分厚いリズムとハーモニー。
感動しましたよ。ええ。
最後の「レット・イット・ビー」。ボーカルのひとりが「ちょっと!係員さん!」と、ステージ下の警備を呼びつける。「おんぶして!」そう言うなり、警備におぶさり、ステージ最前列の柵の上に立ち上がる。彼女とともに、全員がいつまでもレット・イット・ビーを歌い続ける。
感動的なステージでした。

そのあと「オールナイト・フジ」をちょこっと見て、この日はおしまい。
途中、入場ゲート手前の水場で顔を洗い、歯を磨く。
トイレも歯を磨くのも顔を洗うのも、すべて行列。でもふだんとちがい、ふしぎとイライラしない。人が多いことが、むしろワクワクする。
テントに戻ろうとすると、案の定、自分のテントを見失う。
そりゃそうだ。行けども行けども、同じデザインのコールマンのテント。
探すこと30分。ようやく自分のテントを見つけ、シェラフに潜り込むとあっという間に眠った。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年8月 3日 (木)

フジロック06日記その1

フジロック06。自分なりの日記です。
記録しておかないと忘れてしまうので。

Campsite01


06年7月27日、木曜日
仕事が終わってから実家に車を置き、新幹線に乗る。
午後6時半の新幹線に乗り、上越新幹線に乗り換えて合計2時間。
8時半ごろには越後湯沢駅に着いた。
同じ車両の中にはロック気なひとがおらず、ひょっとして今年のフジロックはがら空きなのでは?との懸念が湧いてくる。
が、越後湯沢駅で新幹線を降りると、ホームには思い思いのリュックやキャンプ用具を抱えた、いかにもロックロックした若者たちがあふれてきた。
われわれ(ぼくと妻)は勝手が分からず、新幹線の改札を過ぎてもどっちへ行っていいのか分からない。ずんずん歩いていく若者たちのあとにしたがって、駅の構外へ出る。
駅に8時半到着だから、会場には1時間もせずに着くだろう。テント設営に1時間。余裕で前夜祭に参加できるだろう。そう思っていたのだが。

シャトルバスがなかなか来ない。200人弱くらいだろうか、シャトルバス待ちのフジロッカーズたちが列をなしている。その最後尾に並んでバスを待つ。
バスはなかなか来ない。やっと来ても列は思うように進まない。
結局、バス待ちに1時間弱。そこから会場まで1時間弱。
やっとバスが会場に着いたが、シャトルバスの発着場から入り口ゲートまでがまた遠い。気が遠くなるほど遠い。遠くから会場の光と前夜祭の音楽が聞こえてくる。気持ちが焦ってくる。
さらに受付でキャンプサイトのリストバンド交換。それから宅配便の窓口を見つけ(とても分かりにくいところだった)、先に送っておいたわれわれのキャンプ用具を受け取る。
で、それらをキャリーカートにくくりつけ、キャンプサイトをめざす。
キャンプサイトは、山あいのゴルフ場を臨時に転用したものだ。ごった返す人のわきを抜け、キャンプサイトの坂道を上って行く。
初めはたいした傾斜ではないと思っていたが、何せ荷物が重い。テント用具一式、4日分の着替え、雨具、予備電池、寝袋などなど。ザックとキャリーカートに分散して夫婦で運ぶが、傾斜を上って行くうちにだんだんきつくなってくる。
入り口付近の平坦な場所は、すでに昼間のうちに先人に取られている。山の上の方へ行けども行けども空き地が見つからない。どこまで行ってもテント、テント、テントがびっしりと建っている。やっと空き地が見つかっても急な斜面で、とてもテントは建てられない。
行きつ戻りつし、ようやく奥地に平坦な場所を見つけ、設営を開始する。
奥地は照明施設もない。持参したヘッドライトだけが頼りなのだが、ホームセンターで購入したヘッドライトは荷物の中で押されて、使おうとしたときにはすでに半壊状態。少々高くてもスポーツ店のアウトドアコーナーにあるようなものにすればよかったと思うが、すでにとき遅し。
ヘッドライトを直し、テントを設営。われわれは決してテント設営が遅いとは思わないのだが、テントを立てた時点ですでに11時半を回っている。前夜祭は0時まで。間に合わなかった・・・。
それでもめげずにいちど下に降り、屋台で遅い夕食をとる。
ゲート外にも数店の屋台が立っていて、さまざまな料理を提供している。遅い時間にも関わらずおおぜいのひとでごった返している。
もち豚丼、聞きしに勝る美味しさ。もち豚もさることながら、お米が非常に美味しい。屋台で米がうまいと思ったのははじめてだ。
屋台の厨房を見ると、「魚沼米飯」と書いた給食っぽい保温容器からご飯をよそっている。そうか、これがウワサの魚沼産のササニシキか。おそるべし・・・。

その後、場外ショップを冷やかしてTシャツを購入し、テントに帰る。
キャンプサイト入口には思い思いにバーベキューをするひと、ギターを弾いたり打楽器を鳴らしたり歌を歌ったりするひとで盛り上がっている。
真夜中も過ぎているのに、大勢のひとたちの活気であふれている。
何だかロックの国に来たみたいだ。そう思いながらシェラフにくるまって眠りについた。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年8月 1日 (火)

余韻に浸りつつ出勤

フジロックの余韻に浸っていたいところだが、きょうは本部の日だ。
きょうは夜7時から、本社トップに進捗状況の報告ミーティング。
行きたくないが、こればかりは休めない。
日中はデータの整理に費やす。
で、夜7時から打ち合わせ。
これがもー。長いの何の。
途中で本社トップがアイディアを出す。データの不備を指摘される。
たしかに抜けているデータもあるが、使わないデータだから補完しなかったのだ。
それを、本社トップに言われるたびに地下倉庫にデータの確認に走る。
結局、報告ミーティングが終了したのが10時半。帰ってきて11時過ぎ。
つかれた・・・。

それでも、左腕につけたフジロックのリストバンドだけは外さなかった。
きょういちにちやり通せたのは、このリストバンドのおかげ。
さすがにあす、支社に着けていくわけにはいかないけれど、今夜一晩はフジの余韻に浸っていよう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2006年7月 | トップページ | 2006年9月 »