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2006年8月 3日 (木)

フジロック06日記その1

フジロック06。自分なりの日記です。
記録しておかないと忘れてしまうので。

Campsite01


06年7月27日、木曜日
仕事が終わってから実家に車を置き、新幹線に乗る。
午後6時半の新幹線に乗り、上越新幹線に乗り換えて合計2時間。
8時半ごろには越後湯沢駅に着いた。
同じ車両の中にはロック気なひとがおらず、ひょっとして今年のフジロックはがら空きなのでは?との懸念が湧いてくる。
が、越後湯沢駅で新幹線を降りると、ホームには思い思いのリュックやキャンプ用具を抱えた、いかにもロックロックした若者たちがあふれてきた。
われわれ(ぼくと妻)は勝手が分からず、新幹線の改札を過ぎてもどっちへ行っていいのか分からない。ずんずん歩いていく若者たちのあとにしたがって、駅の構外へ出る。
駅に8時半到着だから、会場には1時間もせずに着くだろう。テント設営に1時間。余裕で前夜祭に参加できるだろう。そう思っていたのだが。

シャトルバスがなかなか来ない。200人弱くらいだろうか、シャトルバス待ちのフジロッカーズたちが列をなしている。その最後尾に並んでバスを待つ。
バスはなかなか来ない。やっと来ても列は思うように進まない。
結局、バス待ちに1時間弱。そこから会場まで1時間弱。
やっとバスが会場に着いたが、シャトルバスの発着場から入り口ゲートまでがまた遠い。気が遠くなるほど遠い。遠くから会場の光と前夜祭の音楽が聞こえてくる。気持ちが焦ってくる。
さらに受付でキャンプサイトのリストバンド交換。それから宅配便の窓口を見つけ(とても分かりにくいところだった)、先に送っておいたわれわれのキャンプ用具を受け取る。
で、それらをキャリーカートにくくりつけ、キャンプサイトをめざす。
キャンプサイトは、山あいのゴルフ場を臨時に転用したものだ。ごった返す人のわきを抜け、キャンプサイトの坂道を上って行く。
初めはたいした傾斜ではないと思っていたが、何せ荷物が重い。テント用具一式、4日分の着替え、雨具、予備電池、寝袋などなど。ザックとキャリーカートに分散して夫婦で運ぶが、傾斜を上って行くうちにだんだんきつくなってくる。
入り口付近の平坦な場所は、すでに昼間のうちに先人に取られている。山の上の方へ行けども行けども空き地が見つからない。どこまで行ってもテント、テント、テントがびっしりと建っている。やっと空き地が見つかっても急な斜面で、とてもテントは建てられない。
行きつ戻りつし、ようやく奥地に平坦な場所を見つけ、設営を開始する。
奥地は照明施設もない。持参したヘッドライトだけが頼りなのだが、ホームセンターで購入したヘッドライトは荷物の中で押されて、使おうとしたときにはすでに半壊状態。少々高くてもスポーツ店のアウトドアコーナーにあるようなものにすればよかったと思うが、すでにとき遅し。
ヘッドライトを直し、テントを設営。われわれは決してテント設営が遅いとは思わないのだが、テントを立てた時点ですでに11時半を回っている。前夜祭は0時まで。間に合わなかった・・・。
それでもめげずにいちど下に降り、屋台で遅い夕食をとる。
ゲート外にも数店の屋台が立っていて、さまざまな料理を提供している。遅い時間にも関わらずおおぜいのひとでごった返している。
もち豚丼、聞きしに勝る美味しさ。もち豚もさることながら、お米が非常に美味しい。屋台で米がうまいと思ったのははじめてだ。
屋台の厨房を見ると、「魚沼米飯」と書いた給食っぽい保温容器からご飯をよそっている。そうか、これがウワサの魚沼産のササニシキか。おそるべし・・・。

その後、場外ショップを冷やかしてTシャツを購入し、テントに帰る。
キャンプサイト入口には思い思いにバーベキューをするひと、ギターを弾いたり打楽器を鳴らしたり歌を歌ったりするひとで盛り上がっている。
真夜中も過ぎているのに、大勢のひとたちの活気であふれている。
何だかロックの国に来たみたいだ。そう思いながらシェラフにくるまって眠りについた。

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