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2006年5月 1日 (月)

荒吐、帰ってきました

荒吐ロックフェスから帰ってきました。イヤー良かったですよ。ホンマ。
思い出深い2日間でした。
見たバンド
一日目
サンボマスター(客大騒ぎ。山口の歌は絶叫中心で歌メロがよく分からなかった。でも勢いはすごかった)
堂島孝平(歌うまい。曲もいい。センス良し。人がよさそう。いちどちゃんとしたライブが観たい)
音速ライン(演奏は良かった。熱心なファンも多数いた。がんばれ!)
うつみようこ(うう、80年代。メスカリンドライブ。熱い演奏だった)
rock 'n' roll gypsies(これまた80年代、元ルースターズのみなさん)
忌野清志郎(スゴイ盛り上がった)

キャンプファイアーライブ
山口洋
古明地洋哉
Akeboshi
二日目
風味堂(ハッピーでハートウォーム。CD買おうか迷った。買わなかったけど)
銀杏BOYZ(最高でした。今回のいちばんの収穫)
勝手にしやがれ(1曲だけ聴きました。まったくノーチェックだった金管楽器たくさんバンド。自分的には東京中低域の方が)
Unkie(ベーシストtokieのプロジェクト。きもちよくて、後方でシート引いて聞いていたんだけど寝てしまった)
スガシカオ(夜空ノムコウ、聞けるとは思わなかった。歌うまいなー)
CHABO BAND(チャボらしいハートウォームでオトナなサウンド)
向井秀徳アコースティック&エレクトリック
BOOM BOOM SATTELLITES(これまた衝撃的な打ち込みロック。打ち込みの人はどのパートをどこまで打ち込んで、どこまでその場で演奏(?)しているんだろう。ナゾなり)
ラブサイケデリコ
川内太鼓
荒吐スーパーセッション

多賀城東小学校BRIGHT KIDSは、楽しみにしたんですが、キャンプの受付がえらく混んでいて、受付を終了してキャンプサイトに移動した時点で演奏が終わっていました。
残念なり。

花吹雪が散る中、いろんなテイストのバンドが思い思いに演奏して、客も思いっきり楽しんでて。
ロックファンが大挙して集まっていると、それだけでなんかもうワクワクした気分。
まさにロックのお祭り。
ほんとうに楽しい二日間でした。

終演後に値下げした屋台ラーメンを食べつつゆっくりして、それからテント撤収にかかる。
その時点で、さっきまで山ほどいた客がほとんどいなくなっているのに気がつく。いっぱい立っていたテントも、われわれ以外はひとつも残っていない。
どうやらわれわれが最後の客っぽい。場内のラジオ放送も終了した。撤収スタッフ以外誰もいない。なんとなく心細い気持ちでゲートをくぐり、かなり遠い駐車場まで荷物を引いて歩く。
と、その途中から仮設の電灯もどんどん消えていく。
周囲には民家もまったくない文字通りの山の中。その真っ暗い中を、はっきりと覚えていない駐車場までたったふたりで歩いていくのはおっかなかったです。

マイベストライブは、何といっても銀杏BOYZ。
アイデン&ティティの主演だった峯田。彼はカリスマがあると思います。破滅型のアジテーター。
客を挑発し、予定調和をぶっ壊す。
メロディアスな曲で、大勢で手を振り始めた客たちに「手なんか振るな!」と怒鳴りつけ、予定調和的な展開をひたすら拒み続ける。
客が怒ったりイヤな雰囲気になってもおかしくない展開。でも何というか、とても惹き付けるものがある。放っておけない何かがある。カリスマがある。ひょっとしたら大ブレイクするかも。

それから、うつみようこ〜rock 'n' roll gypsiesもよかった。
80年代の、ロックがまだおっかなかったころ、ロックがまだ怒っていたころ、危険で夜の匂いにあふれていたころのテイストが漂っていた。この世代のアーティストが消えてしまったら、この何とも言いようのない雰囲気はなくなってしまうんだろう。

印象に残る一コマ。
・モンゴル800のボーカル。清志郎のステージにゲストで呼ばれたのに、雨上がりの夜空が、歌詞カードを見ても歌えなかった。前の方の客が大合唱していたのにゲストが歌えないというのは・・・。
・チャボがMCで、前の日に出演した清志郎が電話をかけてきてわざわざ会場に桜が咲いていたことを伝えてきた、としゃべっていた。RCが解散してずいぶん経つけれどこうして互いに仲がいいっての、いいよなー。「けさオレの古い友だちが電話をかけてきて・・・」って、すこし照れながらしゃべっていたチャボ。いい笑顔だった。
・エルレガーデンのTシャツを着たひとが大勢いた。そんなに人気なのかエルレガーデン。知らなかった・・・。
・なぜか懐かしいラモーンズのTシャツを着たひとたちも、これまた大勢いた。なぜいまラモーンズなのか。いいバンドだったけど・・・。
・タワーレコードブース。3400円のCDを購入した。オマケはタオルだけだった。妻が350円のキットカットを購入した。タオルのほかにパスケースもプレゼントされた。
こっちの方が10倍高額なのに・・・。
・スーパーセッションに出てきた松雪泰子。ものすごく美人だった。歌もうまかった。今回の女性アーティストの中で、いちばんきれいな声だと思った。ピッチも安定していた。
・ラブサイケデリコのギター。一曲ごとにギターを取り換えていた。レスポールジュニア(もしくはスペシャル)、ゴールドのレスポール、テレキャス、グレッチ、オベーション。ギターコレクション大披露って感じだった。オベーションのエレアコ以外は、出音はどれも同じようなもんだった。
・1日目のキャンプサイト受付は地獄のようだった。巨大な荷物を背負ったまま、真夏のような太陽の下を何時間も立ったまま並んだ。体力の半分くらいをここで消費した。

とまぁいろんなことがあったけど、とっても楽しい二日間。
ああ、荒吐が終わっちゃったなんて・・・。
職場には「荒吐ロックフェスに行ってきました」クッキーを買ってきた。これをつぶさずに持ち帰るのには多大な労力を費やしたんだけど、あんまり有り難がられなかった。
トホホ。Sn340006


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