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2006年4月10日 (月)

空へ昇っていく

きのうは妻の祖母の納骨式だった。
葬儀のあとすぐには納骨せず、百か日までは自宅の仏壇にお骨を置いていた。で、きのう百か日の法要とともに納骨式を行った。

妻の両親、兄夫婦と娘。ぼくには関係がまだよく分からない親戚たち。総勢10人ちょっと。
読経のあと、みなで墓地に移動する。
白いレースで包まれた骨壷を妻の母が抱える。
山の中腹までクルマで行き、見晴らしのいいお墓にお骨を入れる。

強い風が吹いていた。
しばらく見たこともないような青空だった。
急な斜面の途中、頂きに近いところに位置する墓地からは、妻の生まれ育った団地が一望に見渡せた。
遠くには冠雪した吾妻連峰が見えた。
季節の早過ぎたピクニックに来ているような錯覚を覚えた。
よく知らない親戚たちに囲まれて、自分がここにいるのが何だかとても非現実的に思えた。
お骨を移すとき、一瞬、白い骨の粉が空中に舞った。
強い風に吹かれて、その白い姿はあっという間に風の中に溶けていった。
せまいお墓の中なんかじゃなく、妻の祖母の魂は風に乗り、大気の一部になったんじゃないか。
何だかそんな風に思えた。

魂が空へ昇って行く。
強い風と青い空にとけていく。

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