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2006年3月13日 (月)

U2来日、延期!

U2の来日公演、だんだん近づいてきた。
日帰りはやめて、ムリせず一泊して翌日帰る予定に決めた。先週末には支社トップにもお願いして、休みも確保した。
楽しみだな・・・と思っていたら。

U2日本公演延期のお知らせ

ありゃりゃ・・・。え、延期だ・・・。
メンバーの家族のご病気らしい。
ワールドツアーをキャンセルするくらいなんだから、深刻な容態なんだろう。
家族のそばにいるべきか。仕事を取るか。
ツアーをキャンセルするのは、重い決断だろうなと思う。世界中のファンの声、莫大な違約金、世界中のプロモーターとのストレスフルな折衝、ツアークルーの生活、などを勘案すると、イージーな決断とはとても思えない。

でも、ここで家族が重病(かどうかは分からないけど)なのにビジネスを取って家族を見捨てたら、それこそU2がいままで表現してきたことはウソになってしまう。
たいせつなひとがやまいの床に伏して生死の決断に迫られているときに、ステージで愛だのなんだのと歌えば、それはきっとむなしいだけだろう。

どのメンバーのどういう家族がどういう病気なのかは分からない。2ちゃんねるでは憶測が飛び交っているが真偽のほどは不明だ。
でも、どういう事情であれ、U2のメンバーはだれひとりキャンセルに反対しなかったんじゃないか。そんな気がする。
U2は理想と信念を主義としてここまで不同のメンバーでたどりついた、ある意味奇跡的なバンドだ。理想主義的なバンドは、そう、クラッシュやスタイル・カウンシルのような、は、その理想主義ゆえにあっという間に空中分解するしかなかった。
それを、このバンドは20年以上もやり続けているのだ。
メンバーの間に強い信頼がなければ、そうそう続くもんじゃない。大金がからめばどんなバンドもすぐにエゴの張り合いになるのに、U2周辺からはそういう醜聞が聞こえてこない。
バンドも音楽もファンもビジネスも家族も人生も、すべてに対して誠実でありたい。
そんな姿勢が、U2の曲からもインタビューからもうかがえる。今回の延期も、そういう姿勢のあらわれなんだろうと思う。

病気が治って、ご家族が元気になるといいね。
そのときはあらためて日本に来て、稲妻みたいなサウンドを聞かせてほしい。

ともあれ、チケットはいったんキャンセルかなー。
でもプレオーダー手数料は戻ってこないんだよね、きっと・・・。

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