感動のパウダー
またしても猫魔。
マイスポンサーの話だと、おととい12日はすでにガリガリのアイスバーンだったと言う。
きょうのコンディションも期待していなかった。ただ、きのうからの寒波で「ひょとしたら」という気持ちはあった。
果たして、猫魔に向かう途中からかなりの降雪。
ゲレンデに到着すると、ああ、見渡す限りのパウダー。
見渡す限りの鈍色の空。まるでお月さまみたいなちいさな太陽。舞い散る粉雪。雪を乗せた冬の木立。跳ね回るボーダーたち。
ああ、これだよこれ。ベストシーズンの猫魔の風景だよ。
じーん・・・。
まさかこの風景に今シーズンまた出会えるなんて、思ってもみなかった。
ただただこの風景がうれしい。
たぶん、今シーズンにこの風景に出会えるのはきょうが最後だろう。しっかりと目に焼き付けておこう。そう思って、キッカーはそこそこに切り上げてひたすら全コースを回る。
難易度が高くて敬遠していた「猫魔の壁」こと「ラ・フューテ・アウト」にも挑む。案の定深いコブに阻まれてまともにターンもできない。けれど、ああ、最初に猫魔に来たときの緊張とスリルが胸の奥によみがえってくる。そう、ろくにドリフとターンもマスターしていないのに猫魔の壁に挑んだんだっけ。
感慨にひたりながら、きょうも終業時間までたっぷり滑ってきた。
今シーズン、あと何回来れるかな。
・・・で、帰り道。
459線はガラガラ。調子に乗って飛ばしていたら、カーブでクルマが滑った。この時期はもう除雪も融雪もしていないから、気温が下がるといきなり凍結するようだ。
かなりふもとまで降りて115線に曲がるときも、いきなりスリップしそうになる。くわばらくわばら。
スリップしなかったのは、ひとえにエクストレイルの4WDとABSのおかげだ。
春スキーとは言え、気をつけよう。そういやスタッドレスタイヤ、もうまるまる3シーズン目なんだよね。
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