U2、来日〜ロックンロール・ファンタジー〜
U2が来日するそうだ。
4月4日、日産スタジアム。
1月21日からチケットを売り出すらしい。
チケットぴあ、U2
ううむ。行きたい。
数年前にいちどライブ映像を見たことがある。
ライブ会場、ステージの延長の通路が客席に延びている。
歌いながらゆっくり客席の方に歩いていくボノ。ふと立ち止まり、客席に手を伸ばす。
熱狂的に手を差し伸べるファンたち。
やがてボノがひとりの若い女性の手をつかむ。ここまではよくある光景だ。
そしてなんと、ボノはそのままその女性をステージ延長の通路に引っぱり上げてしまう。そしてその女性を横たわらせ、ボノも寄り添うようにその女性のそばに横たわる。
歌いながら女性の目をまっすぐ見つめ顔を近づけるボノ。
やがてふたりの唇は触れあう寸前まで・・・。
こう書くといかにも陳腐なイメージを想像するかも知れない。
でも楽曲の美しさと相まって、その光景はとても輝いて見えた。少なくとも、ぼくのU2に対する見方を変えた瞬間だった。
それまでは、U2といえば「サウンドはクールだけど、ライブではシャカリキに旗を振ったりしてどっかあかぬけないバンド」というイメージがあった。でもそのライブ映像からは、彼らの音楽に対する真摯なアティテュードを感じた。
もちろん観客の女の子をステージに上げて耳元でささやくなんてまやかしだ。絵空事のファンタジーだ。
でも、あこがれのロックスターがステージから手を差し伸べて自分を光り輝くステージに連れていってくれる。そんな想像をしたことのないロックファンのティーンエイジャーがいるだろうか。
ティーンエイジャーのファンタジーをまじめに実現し、あっさりやってのけちゃう。
それはとっても素敵なことだとぼくは思う。
少なくともその女の子の信じられないといった喜びの表情は、とても輝いていた。見ているこちらをファンタスティックな気持ちでノックダウンするほどに。
ロックンロールだよ。そういうのって。
それにしても4月4日。火曜日。平日かぁ。
夜行バスで帰ってくればなんとかなるか。まさか翌日の仕事は穴を開けられないし。ううむ・・・。
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