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2006年1月 4日 (水)

仕事始めとロックンロール

きょうは仕事始め。
恒例の支社トップの年頭あいさつがあり、あとはもうふつうに仕事。年末年始はバタバタしているうちにあっという間に過ぎて行った。そのせいか、あまりブランクを感じない。ついきのうまで仕事をしていたかのように、遅滞なく仕事が進む。
夕方は少し早めに上がらせてもらって妻の実家の手伝いに行こうと思ったのだけど、きょうは弔問客も少なく、葬儀の段取りもほぼ一段落したとのこと。
途中の道路が朝晩凍結することもあり、きょうは妻の母が勧めるまま自宅アパートに帰らせてもらう。
妻は忌引をもらい、引き続き実家に詰めている。
しばらくは独身に逆戻りだ。
きょうはミーティングもない。
前から懸案だった、アパート2階部分の整理に着手する。このアパートに引っ越してきてはや1年2か月になるが、いまだに荷物が片づいていないのである。
メタルラックを組み直し、収納部分を何とか増やす。ついでに、レコードプレーヤーをちゃんと聴ける状態にセッティングする。いままでも聴けることは聴けたんだけど、やっぱりデジタルアンプを通すのはなんとなくレコードに失礼な気がする。お蔵入りしていた昔のパワーアンプを引っ張り出してきて、カセットテープとレコードが聴けるように接続する。
作業に没頭していると、だんだん体と気持ちが乗ってくる。
乗ってきたついでに、これまたしまいっぱなしだったジム・モリソンのポスターを引っ張り出してくる。
パティ・スミスの「Horses」(もちろんLP)を聴きながらジム・モリソンのポスターを画鋲で壁に貼る。何だか20年くらい時間が逆戻りしたような気がする。
パティ・スミス、ドアーズ、ポップ・グループ、コックニー・レーベル、ジョニー・サンダース。
十代のころ、なけなしの小遣いを貯めてやっと買ったLPレコードの数々。聴いていると、十代のころとまったく変わらない高揚を感じる。
思えば20代後半から30代前半は、酒を飲みっ放しでろくに楽曲を聴けなかった。聴いても何のエモーションの湧いてこなかった。自分の中の何かが枯れたと思っていた。でもそうじゃなく、自分の感情が酒でマヒしていた。
酒をやめ、社会人になり、家庭を持ち、四捨五入すれば40だ。でもロックに対するあこがれ、ときめき、高揚感はぜんぜん変わらない。むしろいまの方が、十代のころよりもサウンドがクリアに聞こえる。
酒をやめて良かった。そう思う。AAにつながらなかったらきっと、ぼくはマヒしたまんまで歳を取り、きっとそのままほんとうに何かを感じる能力を失ってしまっただろう。
AAのやり方で生きて行こう。きっとそれは、ぼくがロックンロールを失わずにいられるただひとつの正解なんだろうと思うから。
歳を取ったってネクタイ締めたってギターがヘタクソだって音程がフラットしたって、死ぬまでロックンロールだい。

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コメント

カオルさん!あけましておめでとう!
今年もよろしくお願いします。私は今年も関西の迎春ワークショップ参加でしたが、来年は地方を行脚してみたいです。ではでは、今年もよろしくお願いします。

投稿: ぷみら | 2006年1月 5日 (木) 22:14

ぷみらさん、明けましておめでとう。
今年もよろしくお願いします〜。
今年は地方行脚ですか。スゴイ!
ぜひこちらの方にも来てください〜。わがホームグループのイベントは、6月にステップセミナー、7月焼肉、8月夏の集い、年末に年越しミーティング、てなところです。あ、もちろん通常ミーティングもふつうにやっていますよ。東北の方にお越しの際はぜひぜひお立ち寄りを!

投稿: カオル | 2006年1月 6日 (金) 22:37

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