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2005年11月29日 (火)

謙虚さ、謙遜

AA(Alcoholics Anonymous)でよく使われる言葉、謙遜。
このブログでも何度となくこの言葉にまつわることを書いてきた。
謙虚さ、謙遜を身につけたい。
怒りを持ってしまうのは仕方ないかもしれないけれど、できるだけ怒りを手放していきたい。
怒りを持ち続け、制御できなければ、ぼくはきっと生き方が曲がってしまう。
ふつうのひとには怒りは自分を奮い立たせる起爆剤のようなものかもしれないが、ぼくはきっと怒りに酔って、自分を見失ってしまうだろうから。

きのうのミーティングでふと思ったんだけど、社会的な怒りはどうなんだろう。
ぼくはこのブログで、社会的なことはあえて書かないことにしている。
あくまで身の丈にあった内容のことを、身の丈にあった範囲内で書いていこうと思っている。
でも、たとえば中東情勢とか政治の腐敗とか医療福祉行政の立ち遅れとか悲惨な事故・事件とか、誰もが怒るようなことには怒るべきではないか。むしろそう言うことに怒りを表明しないのは問題意識の欠如ではないか。現実から目を背けているんじゃないか。イヤなことから逃げて安全な自己満足の世界に浸っているだけじゃないか。
現実逃避の脳内お花畑で遊んでいるだけじゃないのか。社会や世界に目を開き、怒りを持って矛盾を告発するのが意識的な人間の取るべき行動じゃないか。

ぼくは、それでも怒りを持ちたくない。
怒りを持つことと、問題意識のあるなしは別の問題だとぼくは思う。
社会の矛盾、社会構造のひずみが悲惨な事件を巻き起こす。そういうニュースに触れるたびにものすごくこころが痛むし、何とかならないものかといらだち、怒りを感じる。
それでもぼくは、怒りを持っていたくない。持ち続けたくない。
怒りは憎しみを招く。誰かに対して怒れば、相手はこちらに憎しみを持つ。怒りを持つ。こちらもまた相手を憎む。
負の感情は負の感情しか招かない。怒り、憎しみは連鎖し、増幅していく。
ぼくは誰も憎みたくない。
それがブラウン管の中の、結論を誘導するような報道ならなおさらだ。

自分の意見は自分の意見で、ちゃんと持つ。状況がおかしいと思ったら、断固として自分の意思を表明する。
立ち上がるべきときは立ち上がる。
でも、それと怒りを捨てて生きたいというのはちょっと別の話だと思う。

肉親を、愛する人を殺されても怒りを持たずにいられるか?
殺人者が何の罰も受けずに平然と生き延びていても怒りを持たずにいられるか?
突然どこかの国が攻め込んできて自分の大切な世界をめちゃくちゃに蹂躙しても、それでも怒りを持たずにいられるか?
それでもぼくは、怒りを手放したい。
繰り返すけど、怒りを持つことと、何かを変えるために行動することは別のことだ。
行動するときは、怒りや憎しみとはちがう理由で行動したい。非難や告発よりも、ポジティブで建設的な考え方を持って生きていたい。

「もし世界の終わりが明日だとしても私は今日林檎の種をまくだろう」(ゲオルグ・ゲオルギウ)

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コメント

エレガントな怒りの出し方をしたいです。机をたたいて大声を出さなくても、人に当たらないように物を投げつけなくても、もっとエレガントな怒りの出し方があるはずなんだけど、それがなかなか分かりません。きっとそれはひとつの技術だと思うのです。生き方もAA流にやっていけばきっとその技術も身に付いていくのかな?

投稿: ぷみら | 2005年11月30日 (水) 22:58

こんばんは。ぷみらさん。
エレガントな怒りの出し方。むむぅ、むずかしいデスねー。
世の中には好き放題言いまくってもゼンゼン摩擦にならないひともいたりして、ちょっとうらやましく思うときもあります。
逆に、ちょっと感情を表しただけで周りにエライ大げさに受け取られるタイプもいるし(ぼくなんか割とそうです)。
ぷみらさんのおっしゃるとおり、AAにつながっていれば、きっといろんな問題が解決していくんじゃないかと思います。
いまいろいろ悩んだり苦しんだりしていることが、きっとあすの成長の糧なんでしょう。
「つらいこともまた恵み」と、ある仲間から聞いたことがあります。
そうは言ってもつらいことはつらいんですけどね〜。

投稿: カオル | 2005年12月 1日 (木) 22:34

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