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2005年11月 3日 (木)

Ivory-Grand Pianosに驚く、実機にもっと驚く

DTMマガジンのウェブサイトでこんな記事が載っていた。

ピアノだけで総容量40GBという超弩級ピアノ音源「Ivory」のVer.1.5が11月10日に発売される。いままではMac専用だったが、今回からはWindowsのVST/RTASに対応し、SONARなどのWindows専用ソフトからでも使えるようになった。新バージョンでは、ベロシティレイヤーが拡張された音色や、独自のノイズ除去手法により32bitサンプルの解像度が向上している。
Ivory 1.5

こちらの方が見やすいかも

よ、容量よんじゅうぎが・・・。
別の情報によれば41GBとも。
ピアノ単品にこれだけの大容量素材を使う必要があるのだろうか、さすがに疑問に思えてくる。
ぼくは鍵盤はちょびっとしか弾けないし、DTM用途ではM-audioのKey rigで十分間に合っている。こちらはピアノのほかオルガン、シンセ、GM音源が入って316MB。でもそれで十分高品位だと思う。ピアノリサイタルを開くんならともかく、DTMでほかの音とミックスするのなら何も問題なし。
ivoryちゃん、41ギガ。すげぇなぁ・・・。

オケ用途と考えると、ピアノ単品でこのお値段、この容量は完全にオーバースペックだ。
でもサンプル曲を聴くと、さすが高品位音源だなぁと思う。ぼくも名前しか知らないけれど、超高級ピアノのベーゼンドルファーの音が4万9千円で手に入るのなら、きっとピアノ弾きにはたまらないんだろう。

・・・と思って、実機のベーゼンドルファーのお値段を調べてみました。

日本ベーゼンドルファー
公式サイト。だがお値段の記載ナシ。

ピアノプラザ群馬
あったあった。こちらのベーゼンドルファーの価格を見ると・・・。

Model 170 輸入元価格 7,560,000円
Model 185 輸入元価格 8,190,000円
Model 200 サロングランドモデル 輸入元価格 8,715,000円
(中略)
Model 280 輸入元価格 15,540,000円
Model 290 ステイタスモデル 輸入元価格 16,590,000円

くらくら・・・な、ななひゃくごじゅうまんえんからいっせんろっぴゃく、えーと、5じゅうきゅうまんえん・・・。
「ステイタスモデル」って、ひょっとしてギャグ?いちばん安いモデル170でも十分ステイタスだと思うんですが・・・。
ちなみに、アップライトもあるそうです。

130CL 輸入元価格 3,885,000円
ううむ・・・。さすがオーストリアはウィーン製・・・。
アップライトでも星の彼方だ・・・。

しかしピアノプラザ群馬さんのサイトで見ると、YAMAHAやカワイなどの国産でも、コンサートモデルだとやっぱり1千万円はするんですね。
個人レベルで購入しているひとはいるんだろうか?いるんだろうなぁ。この広い世界には。
ピアノって、高い楽器なんですね。知らなかった。
数万円で買えるエレキギターの方が、むしろ安価な部類に入るのでしょう。
しかし、ものすごい高額なりベーゼンドルファー。
それにしても「イス・カバーは別売り」って・・・。ベーゼンさん、イスはともかく、カバーくらいつけてくれてもバチは当たんないような気が・・・。

実機の驚愕のお値段を見たあとだと、ivoryちゃんがものすごく安く見えてくるからふしぎだ。
しかし、41GBの高品位素材を求めるような耳の肥えている方々が、そもそもDTM環境の音源で満足できるのだろうか?いくらサンプリング技術が向上しても、音と音が筐体の中で共鳴するサウンドまでは再現できないだろうし。
まぁコンサートホールを借りて実機を演奏してマイク録りするよりは時間も手間もかからないだろうし、取りあえずの手段と考えたらメリットが大きいのかも知れない。
とにかく、音源でも41GB。実機だと1千万超。
つくづく、ピアノの世界はスゴイもんですね。参りました。

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