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2005年9月 1日 (木)

ギターマガジンのナゾ

定期購読している雑誌がいくつかあるが、そのうちのひとつギターマガジンが、限定Tシャツを作ったそうな。

ギターマガジンTシャツ

うーむ。
天使の羽をはやしたガイコツキャラが、ロングブーツでギターを構えている。
可愛いのか可愛くないのか、いまひとつ判断に迷うデザイン。
>デザインはTV番組「ポンキッキーズ」のコニーちゃん、
>プレイステーション用ソフト「ケロケロキング」などで
>おなじみのきはらようすけ氏

とある。
ポンキッキーズのコニーちゃんを描いたひとかぁ・・・。
税込み3千円。
3千円といったらアアタ、
スカパーのチューナーと同じ値段じゃないの。
ううむ・・・残念だが今回は見送りとしよう。

それにしてもギターマガジン。
このTシャツの購買層を考えてみる。
アマチュア(プロもだけど)ギタリスト向けのこの雑誌を読み、ギターマガジンとギター演奏に愛着を感じているひとびと。
そんなに多くはないんじゃないかという気がする。
「各サイズとも少数の生産」と書いてあるくらいだし。
そもそもギターマガジンの購読者って、いったいどのくらいいるんだろう?
ちょっと調べてみました。こういうときインターネットって便利ですね。こちらのサイトのリンクの中に、公称発行部数が書いてありました。

>発行部数 250,000部

に、にじゅうごまんぶ・・・。
いったいこの日本にそれだけのアマチュアギタリストが存在するのだろうか?
ギター弾きの中にはこの手の雑誌を読まないコダワリの方も大勢いるし、そもそも雑誌のテイストと自分の演奏スタイルがちがっていて購入しない方だって大勢いるにちがいない。そう考えると、この日本には二十五万人掛ける数倍のアマチュアギタリストが存在する???
うーん・・・。まぁこの発行部数の数字は主催者発表数字だろうから、割り引いて考えた方がいいだろう。でも発表部数のおよそ半分としても、12万強。
ラップミュージックやハウス/テクノが流行し、古典的なバンドスタイルのミュージシャンは減少しつつある昨今。
ギターマガジン購入者であるアマチュアギタリストがそんなにたくさんいるとはどーしても思えないのだが・・・。

で、ほかの雑誌の発行部数も調べてみました。
東興社と言う会社のリンクにこんな数字が。

週刊朝日 発行部数:253,998部(03年下期)

おおーい!!
ギターマガジンよ!こともあろうにソナタ、週刊朝日と同じ発行部数だというのかねっ?!
かたや新聞や社内の中吊りににでかでかと広告が載るメジャー週刊誌。
かたやちょっと規模の小さい書店になるとほとんど置いてないプレイヤー向け雑誌。
かたやキオスクにも置いてあって、お勤めの方が通勤や出張の折に缶コーヒーといっしょに気軽に購入する雑誌。
かたやギターを弾く人以外には(おそらくは)ほとんど価値を見いだせないであろう雑誌。
ちなみにいま手元にある「ギターマガジン 2005年7月号」を見てみる。
表紙は布袋寅泰。特集記事はこんなの。
>エフェクターを作ろうVol.7〜オートワウ
>ギター・アンプの超・基礎知識
>特集・バッキングを制するものはブルースを制す

ううむ。とても週刊朝日と肩を並べるほど売れる内容とは思えないのだが。。。。。
でも「オラァ週刊朝日とタメ張ってるぜ!」と言う意気込みは(空元気だとしても)、ある意味ロックかも!
武士は食わねど高楊枝。
がんばれギターマガジン!!

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