AA30周年
わがAA(アルコホリクス アノニマスAlcoholics Anonymous)の30周年大会が福岡で開かれている。
参加できないのが何とも残念。
日本中のAAメンバーが集まり、全国規模の交流が行われる。
きっとサマソニ並みの(?)ビッグなイベントなんだろうな〜。
参加した仲間、きっとおおきな希望を胸に帰ってくることでしょう。
そしてイベントを作った福岡の仲間、ほんとうにおつかれさまでした。
去年のうちの地区のラウンドアップもそうだけど、イベントって作った方も大きく成長できる。
いつか、うちの地域でもこういう大きなイベントが作れるといいな。
きょうは1週間ぶりにホームグループのミーティングに参加。
いつもの、おだやかなミーティング。
大きなイベントのかたわら、こんな風に全国のあちこちできょうも通常ミーティングが開かれている。
おおきな分かち合いもAAなら、こんなちいさなミーティングもまたAA。
アルコール依存症者の集まりが日本中に根を下ろし、回復を目指している。
すてきなことです。
AAメンバーになって以来、ずっと忘れていたきもちがある。
誇りを持つということ。
ぼくらは誇りを持って生きていける。
言葉にするととても気恥ずかしい。でも、たしかなことだ。
ぼくはいままでずっと、満たされない気持ちを抱えてきた。自分にがっかりし、自信を失い、他人をうらやみ、やっかみ、ひとと比べて生きてきた。不安。さげすみ。怒り。
どうせ自分は受け入れられないんだといういじけた気持ちがいつもどこかにあった。そしてその満たされなさを埋めるため、アルコールの海に自ら身を投げてていった。だってアルコールの酩酊の中に浮かんでいれば、すこしだけそんなやり切れなさを忘れることができたから。すこしだけ自分を肯定することができたから。たとえそのことによってさらにひどいトラブルになるのが分かっていても。たとえ生活が破滅するのが分かっていても。
でもいまは、少なくとも自分のそんな内面に気づくことができる。
そして、誇りを持っていいんだと、そう思える。
どんな大嵐が来ようと、胸を張っていこうって。
酒をやめるのは、ほんの始まりに過ぎない。そこから始まって、ぼくたちは自分の問題に取り組むことができる。
自分を飲酒に駆り立てた何ものかを突き止め、こころのなかの黒いわだかまりを解きほぐしていくことができる。
そしてそのことを、より若いアルコホーリクに伝えていける。
絶えず自分を振り返り、問題があれば認めていこう。
他人の問題と自分の問題を切り離しして考え、他人のあやまちはゆるしていこう。
思いやりと共感を持っていこう。つらければつらい状況ほど、相手を理解するように務めよう。
そうすることで、自分もまた成長できるんだから。
仲間とともに、ね。
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