隣市のセミナー
隣市で開かれたAA(Alcoholics Anonymous)のオープンスピーカーズミーティングに行ってきました。
絶好のドライブ日和。地元から仲間と奥さんを乗せて、60キロほど離れたとなりの市まで。
春の朝霞の中、桜が咲いている市街地を抜けて、まだ雪が残る山間部を越えて、青い湖のほとりを走って。
緑の丘の合間を通り、田んぼの合間のゆったりとしたカーブを抜け、城下町のせまい一方通行を通り。
気持ちのいいドライブ。
疲れたけれど、気持ちのいい休日。
以前はAAの行事で休日がつぶれることに、すごく割り切れなさを感じていた。
AAの行事で、アル中の集まりで貴重な休日が費やされることにおおきな抵抗を感じていた。
いま、こうして仲間を乗せて、自分から誘って、AAの行事のために休日を使う。
気持ちのいい春の休日を、一ヶ月のうちに二日か三日しかない休日を、AAと仲間のために使う。
それを当然のことと思い、仲間と飲まない生きかたを分かち合えることを喜ぶ。
AAにつながったあの頃とは、なんておおきな違いなんだろう。
オープンスピーカーズミーティングは人数が多過ぎずも少な過ぎずもなく、落ちついて話が聞ける雰囲気。
ぼくにも指名が回ってきて、少しだけ自分の話をした。
ぼくは最初は下を向いて、やがて顔を上げて自分の話をし始める。
飲んでいたころの話、スリップをくり返した話、つながってからの自分。
話をして、仲間に聞いてもらう。この4年間、ずっとくり返してきたこと。
ぼくはそれをくり返しくり返し、回復をめざす。仲間とともに、手を携えて。
ぼくらは回復を目指している。それはとてもとても素敵な、ワクワクするような冒険なんだ。
みんな、おつかれさまでした。
またあした、ミーティングで会いましょう。
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