« 2005年1月 | トップページ | 2005年3月 »

2005年2月28日 (月)

席次表はむつかしい

結婚式の準備。
披露宴の席次表を作った。ムツカシイんだこれが。
あっちを立てればこっちが立たず。こっちを立てればあっちのテーブルがハンパに。
「エライひとを真ん中に集めるかたちにはしない。親しい同士が近い席に」というコンセプトではあるんだけど。
そうかといってまさか本社トップを末席にするワケにも行かず、ある程度の配慮はしないといけない。
こまったことです。
きょう時間があったので実家に準備の進行状況を報告しに行った。母に「前回(前の結婚のときの結婚式)はどうしたんだっけ?」と訊ねたら「アンタはなんにもやらなかったでしょ。全部こっちでやったわよ」との返事。
うーむ、なにぶん飲んでいたころことなので詳細はほとんど憶えていない。でも、自分で席次表を考えた記憶はどこをどうひっくり返してもない。ので、やはり両親が代わりにやってくれたのだろう。
あのころはぼくも病気がひどかったからなぁ・・・良く結婚式なんて挙げたよ、あんな状態で。
アルコール依存症が坂道を転げていくかのごとくに悪くなっていったのと、結婚して生活がどんどん荒れていったのはちょうど同じ時期。明け方まで酒を飲んでいたから、仕事に行くだけで精いっぱい。とても結婚式の準備まで気が回らなかった。て言うか、結婚式の準備をしなくちゃいけないという意識すらなかった。
いまこうして、自分の手で結婚式の準備をやることができる。好きなひとと家庭を築くことができる。
ほんと、しあわせだと思う。
・・・とは言え。
やっぱり席次表作りはたいへん。まさか今回は両親の手に委ねるワケにはいかない。
がんばりまっしょ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005年2月27日 (日)

うなれ!V-AMP

またまた宿直。土曜から月曜までぶっ続けで職場にカンヅメ。お客さんが来なければ誰もいない部署で好きなことをしていられるとは言え、しょっちゅう問い合わせの連絡が来たり雑用が入ったりして、なかなか忙しい。
今回は、時間があったら結婚式の曲作りを少しでも進めようと思ったのだけれど。
ああっ!しまった!
CUBASEのドングルキーを忘れたっ!!
USBに差すライセンスキー、通称ドングルキー。
ここの記事の一番下で紹介している、一見USBフラッシュメモリに見えるブツ。この中にCUBASEのライセンスが入っている。これをUSBスロットに差さないとCUBASEが起動しないのだ。コピープロテクトなのは分かるけど、ひんぱんに職場と自宅とで使う場合、忘れてくると作業ができなくなる。もうちっとユーザに不便をかけないでコピープロテクトができないものか。まぁ、逆にドングルキーさえあればWindowsやMacintoshを問わず、複数のマシンにインストールできる利点はあるのだけれど。ちなみにこのドングルキー、なくしても再発行しないのだそうだ。で、これからはsteinberg社製のソフトはすべてイッコのキーにライセンスを入力していくのだそうだ。
むむむ、なくしたら大打撃だな・・・いまでもじゅうぶん、なくしたら大打撃だけど・・・。
と言うワケで本日はCUBASE、起動できず。
やむを得ずほかのDAWソフトを起動する。LIVE4GarageBand2Reason2.5
あまりの操作フィーリングのちがいにガクゼン。CUBASEとおつきあいする時間が長かったためか。Live4はそれなりに使ってきたはずなんだけど、キーボードショートカットをはじめすっかり忘れている。て言うか、操作に慣れない。MIDIトラックが使えてVSTiも使え、CUBASEに引けを取らないはずなのだけど。ガレバンはあとで修正する手間を考えると「片手間に」というわけには行かない。CUBASEと互換機能がないので、ガレバンで一曲完成する覚悟じゃないと。
などと考えている間にも細かい現場からの仕事が入り、けっきょくDAWソフトは使用せず。
が。
が。
本日は、BEHRINGER社のBASS V−AMPの操作を習得することにした。
ギターは、そのままオーディオインターフェースからDAWに音を入力しても、しょぼしょぼの音しか出ない。エレキギターをエレキギターたらしめているのは、ギターアンプの作用なのである。が、自宅録音では、ましては職場ではギターアンプを大音量で鳴らしてそれをマイク録りする訳にはいかない。で、ギターアンプをシミュレートする機械が必要。有名ギタリストが使用している有名ギターアンプをシミュレートしているだけでもすごいが、その上フランジャーやコーラスなどのモジュレーション系、リバーブやディレイなどの空間系エフェクトも装備。ノイズゲートやコンプレッサーも備えている、何でもありの一台だ。
去年の秋ごろ、オークションで入手した。新品同様で1万円。昔ならマルチエフェクターはおろか、コンパクトエフェクターすら買えない金額である。それでこれだけの多機能マシンが手にはいるのだから、デジタル技術の進歩はおそろしい。肝心の音質は、低価格にもかかわらずスゲーいい。マジいい。プリセットしてあるサウンドはイマイチだけど、ちょっとアンプのタイプを変えたりするとめちゃくちゃ音が前に出てくる。弾いてて気持ちいい。
このBASS V−AMPにかぎらず、デジタル機器はいまひとつ操作が分かりづらい。オマケにマニュアルが直訳調でひっじょーに読みづらい。そのため、BASS V−AMPは操作に慣れず、出番が少なかった。きょうこそマニュアルを熟読してこのマシンを使いこなすのだ!!

キアイを入れて読み始めたら、案外むずかしくなかった。ホッ。正直言うと良く分からない部分も多少あったけど、とりあえず使用するには支障なし。とにかく出音がきもちいい。弾いてて楽しい。ノって来る。フレーズが浮かんでくる。LIVE4を立ち上げ、思いついたリフを録音。曲ネタが増えるのはうれしい。
ひさしぶりに長時間、まとめてギターを弾いた。ギターという楽器はふしぎだ。つまらない気分で弾いているとつまらない音しか出てこない。でもこちらがいっしょうけんめい思いを託すと、それに応えてくれる。素敵なフレーズを見つけたいと思って一心不乱に引き続けていると、ふとした瞬間に思いもよらないフレーズをもらったりする。
どの楽器でもそう言うものかも知れないけれど、ギターという、いちばん体に密着して弾く楽器に、そういうマジックをとても強く感じる。
結婚式が終わったら、ギターを練習しまくろう。弾いて弾いて弾きまくって、ほかのことはなんにも考えないで。ギターを弾きまくって、気がついたら朝日が夕焼けに変わっていって、日が暮れるまで。もういちど、あのころのように。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005年2月26日 (土)

せっきょー口調

ゆうべ、職場の帰りにラーメン屋に立ち寄った。2年ほど前にできたこぎれいなラーメン屋だ。くどすぎずあっさりし過ぎず、とても美味しい。接客もていねいでお店も清潔。控えめな音楽がかかっていて厨房の物音もしずかで、店員が絶叫していない、静かでさりげないお店だ。
ぼくが行ったときは遅い時間でもあり、客は少なかった。初老の夫婦がいるだけだった。
で、その夫婦がカウンター席に座り、ぼくがそのすぐ後ろのテーブル席に座った。二人連れがカウンターに座って独り者がテーブルというのもヘンだけど、お店のひとがそういう風に案内してくれたので。
きれいな木目の書棚からタウン誌を取り出し、やわらかい照明の差しこむテーブル席で読み始める。
古いソウル・ミュージックが小さな音量で流れている。良く聞くとマービン・ゲイの「grapevine」だ。
良い雰囲気だ。ラーメン屋にしておくのがもったいないくらいだ。
と。となりの夫婦のところにラーメンが到着。それまでぽつぽつと二言、三言しか会話していなかった夫婦だが、ラーメンの到着とともに夫が饒舌になり始める。
これが、ですね。
説教なんですよ。せっきょー。
会話と言うよりも、夫の方が一方的に話し、妻はただ黙ってラーメンを食べ続けている。夫はお構いなしに、ラーメンを食べる箸を止めたまま妻に説教し続ける。
内容は良く聞き取れない。が、口調から説教であるのは明白である。
「え。だから言っただろう。○○は○○だから。さいしょっから分かってんだから。言ったとおりになるのは分かっていたんだから。どうしてそうしなかったの。え」
妻は慣れているのか耳に入っていないのか、あるいはうちひしがれて顔も上げられないのか。ひたすら丼に視線を落としてラーメンを食べ続けている。夫は妻の左側からエンエンと説教を続けている。
「そういうことはですよ。やっぱり最初に言ってもらわないと。え」
具体的になんの話をしているのかは分からない。分からないだけに「せっきょーされている」というネガティブなムードだけが伝わってくる。となりで聞いているだけで、けっこうつらい。
だいたいこの夫婦、さっきまでほとんど会話を交わしていなかったのに、話しをはじめたと思ったら説教とはいったいどういうことじゃ。脈絡がないではないか。妻も妻でいっさい反論しないのはどういうワケか。ひたすら夫のねちっこい説教に耐えている、そういう夫婦関係なのか。
ぼくとしてもなすすべがないまま(あるわけないんだけど)じりじりと耳をそばだてていると、そのうちぼくのラーメンも到着した。となりの夫婦の妻の方には申し訳ないが、食事に専念させてもらうことにする。
ずるずる。
ずるずる。
半ばまで食べ進んだところで、再びとなりの夫婦に注意を向ける。夫はさすがにラーメンが冷めてはいかんと思ったのか、説教は尻すぼみに終了し、ひたすらラーメンを食べている。で、今度は妻の方が何か夫に話しかけている。
おおっ!!ついに初老妻、反撃かっ?!言え!言ってやれ!暴君野郎にガツンとかましてやれっ!!
「・・・野菜がねぇ。近ごろだんだん値段が落ち着いてきてねぇ」
おおおおっっ!!
なんと言うことだっ!先ほどまでのねちっこい説教などまるで存在しなかったかのように、まったく、まーったく違う話を初めているではないかっ!それもスゲーおだやかに、楽しそうにっ!なんでだっ?!!
夫もラーメンをすすりつつも、うんうんとそれをうなずいて聞いている。ううむ、どういうことだ・・・。
やがてその初老の夫婦はラーメンを食べ終わり、すぐに席を立って行ってしまった。立ち上がるときも会計のときも、ごくごくふつうの、仲が良すぎることも悪すぎることもない60代の夫婦であった。
分からん・・・。

ちなみにぼくは、せっきょーダメです。するのもされるのも大嫌い。頭ごなしに何かを言われるのは、怒りはしないんだけど思いっきりへこむ。へきえきする。しばらく立ち直れなくなる。
だからひとに何か意見や意図を伝えるときには、けっして頭ごなしにならないよう、最大限建設的な言葉を選んで話すようにしている。これはこれで疲れるんだけど。例の女性の同僚に話をしたときにも、とてもとても気をつかって話をした。相手の立場にわずかでも傷を付けないように、気を付けて気を付けて、この上なく気を付けて。でもダメだったけどね。

この初老の説教夫婦の話を彼女にした。どう思う?
「説教っぽく話すのがふつうの会話なんじゃないの、そのひと」
そ、そうスか?
「あいさつするときも説教なんだよ、きっと」
そ、そうスか???
「朝から晩まで説教口調で話しているから、奥さんの方も慣れっこになっちゃったんだよ」
うーん、言われてみれば何となくそう言う気も。説教口調とまでは行かなくても、ねちっこいしゃべりのひとっているからなー。これはその極端バージョンか。
ぼくはけっして、奥さんにせっきょーをカマすような夫にはなるまい。せっきょー夫、けっしてはた目に美しいものではなかったもの。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005年2月25日 (金)

カゼ、おおひゃやり

職場で風邪が大流行している。
ぼくなんかまだ良い方で、中には40度近い熱が出ているひとも。
それにもかかわらず出勤しているんだからエライ。
が、やっぱりほとんど仕事にならない様子。ぼくは一晩ぐっすり眠って何とか良くなってきたけれど、それでもまだ体がフラフラ。
病気すると健康のありがたみが分かるって、ほんとだね。
しかし体がだるい。言っても仕方ないがだるい。なーんもやる気が起きない。
仕事が終わってミーティングに間に合わず、ラーメン食べて帰ってきて、それでもいちにちのエネルギーは使い果たしました。
もう寝よ・・・。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005年2月24日 (木)

カゼ引いた

近ごろはほんとうについてない。年越しミーティングの会計が間違っていた。すでに2カ所ほど振り込んでしまったあとなので、最後の振込先に回すお金が当初の予定額に足りない。自腹を切る訳にも行かず。仲間に謝ってご容赦願うしかない。残金の6万を9万と勘違いしていたためこんなことになっちゃった。ごめんなさい。今度から気を付けます。
きのうからカゼも引いた。きょうは数少ない友人のひとりとライブを見に行く予定が、どうにもこうにも体が動かない。仕事から帰ってきて、もいちど外に出る気力も体力も残っていない。こうしてパソコンを開くのが精いっぱい。
もう若くないんだなぁ、と言うのが実感。
単純ミスで迷惑をかける。
カゼを引いてからだが動かない。
仕事でど忘れして他の人に負担がかかる。
もう駄目って感じ。さすがに会計を間違えたのは落ち込んだよ。ぐったり。
ああ弱音吐いてるなぁオレ・・・・。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005年2月23日 (水)

ダメ出し

しかし近ごろ、ほーんとに怒られたりダメ出しをされることが多い。しかも理由が理不尽だったり自分のことじゃないことで。それが世の常、いちいち引っかかっていたんじゃ生きていけない。そうは思っても、こころのへこみは変わらない。仕事を辞めちゃいたいとまでは思わないけど、しばらくどっか山奥のほらあなに隠れていようかと思っちゃったりして。
自分の打たれ弱さがイヤになります。どうしてこんなにすぐへこんじゃうんだろう。
おれッチのバカバカバカバカ〜〜〜〜〜〜っっっっっっっっっ!!!
バカバカバカバカ〜〜〜〜〜〜っっっっっっっっっ!!!
いかん、自己憐憫だ・・・。
いろいろあったけど、きょういちにち、ケガもせず病気もせずもめ事も起こさず、無事に終えることができたことを感謝しよう。
キレず怒らず、問題を作らないであすもいちにちやっていこう。
次の日も。またその次の日も。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005年2月22日 (火)

激おそADSL

うちはいちおう、曲がりなりにもADSLである。ブロードバンドである。
が、基地局からはかなり遠いらしい。引っ越す前はそれでも1Mbpsくらいの速度は出ていた。遅いとは言え、それなりに使えていたんだけど。
直線にしてわずか数百メートルの引っ越しをしたのち、やたらADSLが遅くなった。
いちどスピードチェックをして、あまりの遅さに気を失いそうになり、その後は速度のことはあんまり気にしないようにしていた。
で、きょう。
ふとたわむれに、スピードチェックをしてみた。

BNR スピードテスト 回線速度計測ページ

計測開始のボタンを押して待つことしばし。
結果キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
発表っ!!

推定転送速度: 99.493kbps(0.099Mbps) 12.36kB/sec

れ、れいてんれいきゅうきゅう・・・・。
くらくらくらくら。。。ぐわぁんぐわぁんぐわぁんわぁんわぁんわぁん。。。。。(ディレイ)
半ば冗談で「電話回線よりちょっと早い」などと言っていたが、ま、まさかこれほど遅いとは・・・。
このブロードバンド時代に、テレホーダイで夜通しかけてMac OS9のアップデータを落としていたのが懐かしい昔話として語られる時代に、こんなペンペン草のようなネット環境とは・・・。
ヽ(`Д´)ノウワァァァン
なーにがブロードバンドだよぅっ!なーにが12Mコースだようっっ!!
いくら回線品質は保証しないったって、うたい文句の「12M」の100分の1以下じゃねえかよう!
以前申し込んだ光の方も、そろそろ開通の予定のはずが2月22日現在、なーんも連絡なし。
かみさま。
あたしゃ100Mなんて文句は言いません。そんなに早くてもパソコンの処理が追いつきませんもの。でもせめて、せめて2Mとか3Mくらいのスピードを望んでも、バチは当たらないんじゃないかと思うのです。ちょっとしたフラッシュムービーを見るのに5分もかかるとか、途中で動きが止まるとか、そう言うことがなるべく少ないと良いなぁと、それだけなんです。
ぜいたくでしょうか?
「自分のことを祈るでねぇ。自分の意志ではなく神の意志が行われるように祈る、とか言っていたのを忘れだのが」
い、いえ決してそう言うワケでは・・・。た、ただこのしょうもないネット環境がもうちぃっと快適だったらいいのになーって、それだけなんですけど。
「ネットがないと死ぬのが?」
い、いえそれはないです。
「速ぐなったら速ぐなったでまたすぐ慣れて、処理の速いマシンが欲しいとか言い出すんでねぇのか?」
ぎくっっ!!
「次は19インチ以上の液晶モニタとかデュアルプロセッサとか2GBのメモリとか大容量ハードディスクとかIEEE802.11gとか言い出すんでねぇのが???」
か、神さまくわしいですね。
「全能の神をなめんでねぇっ!!食らえ裁きのいかづちっっ!!」
ひいぃ〜〜〜っっっ!!!

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2005年2月21日 (月)

CUBASEのミキサーを理解するの巻

引き続きCUBASEをいじり続けています。おおCUBASEよ。わがCUBASEよ。良く言えば多機能、悪く言えば取っ付きが悪くて、初心者にとってはやりたい操作を実行するのに、非常な労力を要するソフト。まーCUBASEに限らず、DAWソフトは何でもそうなんだろうけど。
本日はミキサーについて勉強しました。恥ずかしながら、いままでエフェクトを使う際は個々のトラックにインサートでエフェクトを入れていたのね。でもそれだと、4つのトラックにリバーブを掛けようとすると、リバーブを4本立ち上げないと行けない。なおかつ不自然さをなくすために、その4つのリバーブを同じセッティングに。イッコを修正するとほかも修正しないといけなくて、なおかつCPUへの負担も重かった。send/returnを使えばいいのは分かっていたけど、その使い方が分からなかった。CUBASEのミキサーシステムの本質に関わる部分を勉強しないといけなくなるのは分かっていたので、あえて避けていたのです。エフェクトは、トラックが完成したら最後にかけりゃいいや、と思って。が、パソコン音楽の利点は、レコーディング作業とミックス作業が同時にできること。最終的な仕上がりをイメージして作れるから、CPUとメモリが許す限り、途中でいくらでもリバーブなどの空間系エフェクト、フランジャーやコーラスを掛けまくれる。リバーブひとつをsend/returnで済ませることができ、その分のCPUパワーやメモリをほかに回せるなら、これを使わない手はない。
ってなことでミキサーシステムを勉強。とりあえずはsend/returnは掛けられるようになった。よかったよかった。
しかし勉強が進むのは良いけど、肝心の曲がちっとも。。。
結婚式まであと1ヶ月半。
間に合うのかな?????いや、何としても間に合わせるのだ!!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005年2月20日 (日)

新グループ、バースデイ

市内に、また新しいAA(Alcoholics Anonymous)のグループができた。
2週間前に旗揚げした、出来立てほやほやのグループだ。きょうはその第2回目のミーティング。
旗揚げに加わったメンバーの一人は、ぼくのホームグループの出身だ。
で、きょうはその彼のバースデイ。
おめでとう。
彼が新グループに移った理由は、ぼくのホームグループがイヤになったとか、そういうことじゃない。いまでもぼくたちのグループに顔を出すし、求められてビジネスミーティング(グループの運営を話し合う、通常とはちがう会議形式のミーティング)でも発言する。
その彼のバースデイだ。ぼくも含め、きょうはマイホームグループのほとんどが参加した。
こうして仲間が回復し、新しいことにチャレンジする姿をみるのはとっても力がもらえる。
アルコールのくびきから逃れ、力強い意志を持って行動できる。
人生を取り戻せる。
ほんとうにおめでとう。あすもまた会いましょう。
来週も、その次も。ずっとずっと。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005年2月19日 (土)

BATTERY2でへにょへにょの巻

battery2_scrn_sきのうからあすまで宿直。何もなければ無人のマイデスクで好きな作業に没頭できる。今回の目標はァァッ!!
1.BATTERY2のインストール。
2.マニュアルを読む。
3.操作の習得。
4.CUBASE上でじっさいにドラムパターンを組む。
なにぶんトシがトシなモノで、新しいソフトを習得するのがなかなかたいへん。て言うか、マニュアルを読んで新しい言葉や概念を理解するのがものすごーくしんどい。いや、トシのせいというよりはもともとの理解力のせいか。わかいころだってファイナルファンタジーのジョブシステムだって良く理解できなかったんだから。いきおい「マニュアルよりもまず操作」と言うことになる。この辺が、Macintoshを使っている一番の理由でもある。マックから離れられない理由である。
むかし職場ではじめてWindowsマシンを触ったとき、
1.パワーキーの場所が分からず、
2.衆人環視の中数分間、フロントパネルを探し回ったにも関わらず電源を投入することができず、
3.探し物をしに行く振りをしてそのままその場を離れた
という忌まわしい過去がある。
ああ、イヤなことを思い出しちまったぜ・・・ふ。
と言うワケでいまだにMacを使い続け、新しいソフトを習得するのはニガテ。が、今回ばかりはそうも言っていられない。結婚式で使う曲を作らねばならない。

で、BATTERY2。
そうそう、BATTERYと言うのは、平たく言えばパソコンで動くドラムマシンソフトです。楽器屋さんで売っているふつうのドラムマシンとちがうのは、パソコンであつかえるさまざまな音声ファイルを読み込むことができ、音程を変えたり音質を変えたり、トリッキーな音作りができる点。「スネアを右手で叩く音」と「スネアを左手で叩く音」をじょうずに音量調整すれば、リアルなドラムサウンドをパソコン上で作ることができる。ひとのいろんな声のファイルを読み込めば、ボイパだって作れちゃう。1,2小節の長いドラムパターンの音声ファイルを読み込んで、輪唱みたいにタイミング良く遅れて鳴らすこともできる。自由度が高いのは良いんだけど。けど。
ふつうのドラムマシンとちがう点がほかにもあって、BATTERYだけではリズムパターンが組めないこと。上の画像でも「セル」と呼ばれる四角いマスがたくさん見えるけど、このマスをクリックするたびにそこの担当の音が鳴るだけ。「ドン、タン、ドン、タン、ドンタンタン」というリズムパターンを組むには、CUBASEなどのDAWソフトが別に必要だ。したがってきちんと使いこなすには、親ソフトであるDAWソフトを習熟した上にBATTERYなどの子機ソフトの操作も理解しないとアカンと言う、涙ぐましくも面倒くさい事態が発生する。
で。
昨夜のうちにインストールは終了。今回は4Gにもおよぶサウンドライブラリがついている。そんなについていても使いこなせないような気もするが、メーカーの御厚意だ。たとえインストールが30分以上かかってもありがたく受け取らねばなるまい。たるいとかムダにハードディスクを圧迫するななどとは口が裂けても言うまい。
で、いまから肝心の操作の習得に入ります。
いつもマニュアルを読みたくないばっかりに直感で操作して結局行き詰まったりするが、今回ばかりはしっかりマニュアルを読むべし。
・・・・・むぅ・・・。
・・・・・・マニュアルきらい・・・。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005年2月18日 (金)

ハリウッドスターたち

images(写真はNine Inch Nailsのトレント・レズナーさん)

近ごろぜんぜん映画を観ていない。あれほど見たかったターミナルも見れなかった。ハウルの動く城も見ないままに上映終了してしまいそうな予感。時間がないから仕方ないんだけどね。
映画を観ていないせいか、近ごろのハリウッドの俳優さんはぜんぜん分からない。とくに女優さん。せいぜいアンジェリーナ・ジョリーくらいまでしか分からない。あとの若い女優さんは顔も名前も分からない。困ったことです。困らないか。
と言うワケで、近ごろおもしろかった記事。

アップルストア店員が明かすハリウッドスターの素顔(上)

アップルストア店員が明かすハリウッドスターの素顔(下)

さすがにぼくでもバル・キルマーやロビン・ウィリアムズくらいは知っている。
でも、この記事の中でファニーな人物として描かれているメラニー・グリフィスさんやレバー・バートンさんについてはまったく知らない。それでもハリウッドスターのひとたちっておもしろいなーと思う。ピンクのiPodが売り切れとか身分証明証の提示を要求されたくらいで、いとも簡単にキレる有名人のみなさん。そんなことでいちいちキレてたんじゃーいくらキレても足りないでしょうに。
アメリカのスターの暮らしって、日本とはケタ違いに豪華らしいからねー。きっと王侯貴族のような生活をしていると、iPodが売り切れているくらいのことでも逆上してしまうのかも知れない。欲しいものが欲しいときに手に入らないことに耐えられないのかも知れない。幼稚、傲慢といってしまえばそれまでだけど、不便な思いをせずに暮らしていると、ちょっとしたことで爆発しちゃうのかもね。あんまり欲しいものが何でも手に入っちゃう暮らしも考えものかも。我慢をするから、簡単には手に入らないからこそ、欲しいものが手に入ったときには喜べるんじゃないかな。山ほどお金があって何でも手に入るハリウッドスターの暮らしの方が、ぼくなんかよりもよっぽど欲求不満だらけなのかも知れない。
でも写真に出した「Nine Inch Nails」のトレント・レズナーさんはエライねー。ぼくも何枚かアルバム持ってるけど、無茶苦茶ダークな音楽。ライブも、slipknotとまでは行かないまでも、かなりビョーキな感じ。でも、アップルストアに来るたびにメンバーに何か買ってあげてるとは!スゲー良いひとっぽいじゃん!曲とかかなり自虐的な感じだけど、ぜひがんばって欲しいものです。
しかし記事の最後の方のコメント、「有名人は輝く玩具のようなものなのだから、アップルストアにとって日常の備品」っていう発言はスゴイね。キレるスターもすごいけど、それを「備品」と言い切るとは・・・。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005年2月17日 (木)

マイヤヒ!

maiahi03otamaさんのサイトでも紹介されていたマイアヒ。モルドバの人気グループが歌うちょっともっさりしたダンスナンバー。最初に見たときにはイマイチぴんと来なかった。
が!が!ががががっっ!!
この映像を見てからがぜんマイブームがっ!
くどいようだが、とにかくなにも言わず。まずはこのフラッシュムービーを見て欲しい。中学生くらいだろうか。うしろには勉強机が写っている。ウェブコムで撮影されたものだろうか。はじける踊り!躍動するダイナマイトボディ!!マイアヒを繰り返し聞いているうちに、ついにマイアヒと同化してしまった少年!このノリ!このなりきりぶり!知性だの羞恥心など百万光年の彼方に吹っ飛んだ、すさまじいマイアヒパワー!
ある意味、この少年こそがマイアヒの本体かも知れない。マイアヒの本尊かも知れない。スゲーよ、ゾクゾクするよ。
ちなみに、2月8日付でこんな記事まで。

HMVオリ特決定!「マイアヒ」日本上陸!

たしか「恋の呪文はマイアヒ・マイアフ」とかいうタイトルでエイベックスのコンピレーションアルバムに収録されていたはずだが、今回装いも新たに発売されるらしい。
ちなみに、紹介文。「ネットでのO Zone人気の火付け役ともなったかわいい猫と「マイアヒ」などの耳聞き取り文字が印象的な映像(「恋のマイアヒ〜ねこねこ空耳 恋ver.」)が国内盤のCDエキストラとして収録されることが決定!この愉快な映像もまた見逃せません!」
かわいいネコって、ギコネコじゃん・・・。まさかO-Zoneの3人も、自分たちの曲が2ちゃんと一体化しているとは思ってもいないだろうなぁ・・・。

O-ZONE OFFICIAL WEBSITE

まとめサイトもあります。

マイアヒー まとめ

火付け役となったギコネコフラッシュはこちらが本家。

電影 駄目虫超
「展示」→「フラッシュ」→「マイアヒ〜」で見れます。

しかし、otamaさんは昨年10月の時点で注目していたというのに、ぼくは4ヶ月遅れてのマイブーム。情報に敏感な人はすごいッス。尊敬します。
みんなで踊ろう!マイアヒ〜!マイアフ〜!マイアハ〜!マイアハッハァ!!
もちろんこの少年の振り付けで!!

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2005年2月16日 (水)

分がりゃん!

きのうはちいっとばかし気弱になっていたけどもうだいじょうぶ。元気に仕事しています。例の女性の同僚からまた怒りをぶつけられるのではないかと思っていたけど、案に相違してまったく反撃なし。本部トップのところにぼくとトップが事情説明に行った件は知っているはずなのだが。てっきり逆鱗に触れるとばかり思って覚悟していたのに、逆にニコニコして不平も言わず、たいへん機嫌が良い。朗らかに、にこやかに。かつてないほど感情的に安定している。
なして?
どぼぢで??
どういうこっちゃ????
うーん分からん・・・先日はたまたま機嫌が悪かっただけなのか。いやいや、あのときに噴出したのはかなり本質的な問題だったはず。機嫌の良い悪いで解決するものではない。
が、しかし。機嫌が良いのはぼくとしても大歓迎だ。部署内のいろいろにわずらわされず、仕事に集中できる。やれやれ、良かった良かった。彼女、近いうちにまた大荒れするような予感はする。何せ意味不明の理由で怒り、意味不明の理由で機嫌が良くなるひとだから。でも、もうそれで良し。荒れたときには荒れたときで、また考えよう。なにも自分から問題を掘り返すことはない。AA(Alcoholics Anonymous)でよく言われていることのひとつに、「問題を作らない」というのがある。いろんな意味がある。狭量な正義感を振りかざして独善に走ってはいけないといういましめ。どれだけ相手に問題があろうとも、自分からトラブルを広げてはいけないという教え。でもぼくは今回、良く分かったよ。問題を作らないって言う提案は、その方が自分の身のためだから。自分が生きていける方法だから。問題を作るのは、トラブルに身を置くのはしんどい。つらい。孤独や怒り、ネガティブな感情が渦巻きはじめる。いっときは怒りや反発心でアクティブに動けても、問題が長期化するにつれヘトヘトになる。身も心も疲弊してくる。そうなると判断に狂いが生じ、ミスが多くなる。そのことがまたさらに感情を不安定にさせる。いいやそんなことよりも何よりも。ぼくはトラブルや怒り、拒絶や敵意の中で生きていけるほど強くない。怒りをぶつけられ続けて日々を過ごせるほど頑丈にできていない。そして自分自身、誰かを憎んだり拒絶したりし続けて生きていたくない。そんな日々が続いたら、ぼくはきっとおかしくなっちゃうだろう。誰かを憎んで暮らす日々にはもう戻りたくない。恨みや嫉妬にまみれていた日々には。自分が自分として生きていくために、自分の居場所をなくさないために。自分で自分の首を絞めないために。そのために、問題を作らないんだ。どれだけ相手に非があろうとも、どれだけ自分に正当性があっても。それはけっして不正に目をつぶるのでも、非道を許すのではない。怒りを捨てて、事態が解決することを第一に考えよう。決して自分の言い分が通ることではなく、相手を言い負かすことでもなく、問題そのものが解決するように。そして願わくば、自分を越えた大きな力の意志がなされるように。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005年2月15日 (火)

たったひとつでも

たとえどんな土砂降りだって、ひとつでもしあわせなことがあれば生きていける。
クソみたいなまいにちでクソみたいなトラブルばっかりでも、ひとつだけしあわせなことがあれば。
だれにも分かってもらえなくても、だれにも良く思われなくても。
なじられても、怒られても、割に合わない仕事を押しつけられても、誰かの責任を問われても。
きみが分かっていてくれればそれでいいよ。
ぼくはいっしょうけんめいやった。せいいっぱい相手を理解しようとした。いまもしている。相手の言葉に耳を傾けようとしている。謙虚さを忘れないようにといつも思っている。足りないかも知れない。足りないかも知れない。自分にできる精いっぱいはしているつもりだけど。
それでも怒りを向けられるなら、ただそれを受けよう。黙って怒りの言葉を浴びよう。拒絶されるなら拒絶されるままにいよう。
きみが分かってくれてるなら、ぼくはそれでいい。
それでいいよ。

・・・ちょっと自己憐憫ぎみだね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005年2月14日 (月)

つ、つかれが・・・

近ごろ疲れが抜けない。いっくら寝ても寝たりない。寝た気がしない。前の日の疲れが残っている。それが取れないうちに翌日の疲れが積もっていく。
うーん。トシだ・・・。
それでもきょうも無事に仕事が終わったし、ミーティングに行けたし。良しとしましょうか。
例の女性同僚、その後は妙に機嫌が良い。何事もなかったかのように仕事している。分からん・・・。本人なりに納得したのだろうか?そんな風にも思えないんだけど。何はともあれ、彼女が平常通り出勤して仕事していること、この平凡な日々に感謝、だね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005年2月13日 (日)

宛名書き

結婚式の準備、着々と進行中。にも関わらず手つかずの案件がいくつも残っている。
きょうは招待状の宛名書き。招待状用の封筒に宛名を書く。どんどん書く。書くったら書く。字が汚いのはこの際目をつぶり、筆ペンで宛名を書いていく。
もーこれが苦痛で苦痛で。もうずいぶん書いたと思っても、わずかに4,5通しか書けてない。
やっと自分の分を書き終えたらくったくた。
つかれた・・・。それでも、自分で結婚の準備をしているんだ!と言う実感が湧いてくるからふしぎなもの。
夜はミーティングに間に合ったし、ま、良しとしましょうか。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005年2月12日 (土)

1年のバースデイ

一年のバースデイ、おめでとう。
最後の酒から、一年も経つんですね。あなたがAA(Alcoholics Anonymous)にはじめて来てから数えると、1年と3ヶ月くらいになるでしょうか。
おめでとう。
正直、あなたがバースデイを迎えるのは厳しいだろうな。そう思っていました。あなたはミーティングでいつも、自分はアルコール依存症だとは思えないとか、いつかまた飲みたいとか、ことあるごとにそう話していましたものね。またAAに対する疑念や否定的な見解も、臆することなく表明していましたものね。
でもあなたは、けっしてAAから離れなかった。自分はアルコール依存症ではない、また飲みたいと言いながらも、AAに足を運び続けた。その原動力がなんなのか、ぼくには分かりません。仲間たちのあたたかい理解と共感のせいだったのかも知れない。身近な誰かの支えのおかげだったのかも知れない。クリニックのドクターに逆らう勇気がなかったせいかもしれない。それとも、ぼくには想像もつかない別の理由があったからか。でもとにかく、あなたはAAに来つづけた。スリップしても交通手段がなくなっても、AAに足を運びつづけた。
あなたが交通手段を失ったとき、ぼくはあなたがAAから離れていってしまうと思いました。あなたが仕事を始めたと聞いたとき、ミーティングからフェードアウトしていくだろうと予想しました。でもちがった。あなたはAAに来つづけた。飲みたいと言い、仕事がつらいと言い、自分は依存症なんかじゃないと言い、それでもミーティングに通い続けた。
ぼくはそれを見て、いつしかあなたに敬意を憶えるようになりました。「あの跳ねっ返り、すぐ来なくなるだろう」などとこころのどこかで思っていた自分を恥じました。つらいつらいと言いながらもAAに来つづけるあなたの姿に、次第に、ひとが病から回復していくときのポジティブなエネルギーを感じはじめました。
最初はどこをどう見ても頼りなく、病んだひとにしか見えなかったあなたが、飲まない日々が続くに連れてどんどん元気になっていく。エネルギッシュになっていく。疲れた投げやりな笑顔ではなく、楽しそうな屈託のない笑顔が浮かぶようになっていく。あなたはいまでも日々の暮らしがつらいと言い、飲んでいた方がましだと言う。でもそう言うあなたには、ストレスに耐えて生きていく力、アルコールに逃げずに素面で問題に取り組む力が、日に日に増しているように思います。自己肯定感が少ないのは、われわれの病気の特徴です。自分を大切にできない、自分が好きになれない。自分で自分を肯定できないから、他人の評価にひどく敏感になってしまう。ちょっとしたひとことで傷つき、感情が波立ってしまう。そしてまた、なにをやっても不全感におそわれ孤独を感じずにはいられないのも、われわれの病気の特徴のひとつです。どんなに評価されほめられても、さっぱり満足しない。束の間の満足を憶えても、すぐにまた落ち込み、何かが足りない感じがする。われわれの病気には、そういうふしぎな感覚がつきものです。でも仲間といっしょに回復の道を歩いていけば、それは解決していくんです。ぼくは、AAに来なければずっと自分が大嫌いなままだったでしょう。そして素面で大嫌いな自分と向かい合う勇気は、きっとぼくにはなかった。ぼくの中には、そんな勇気はまったくなかった。いまは多少ともそれがあると感じる。少なくとも、飲まずに日々の問題に取り組める。それは、AAの回復と仲間が、贈り物をくれたのだと思います。アルコールの海から救い出されたのみならず、AAはぼくに、大嫌いな自分と向かい合う勇気をくれた。それはAAでよく言う「値札のない贈り物」だと思います。ほんとうに、どんなにお金を出しても買えない、お金では得られない贈り物。
きっとあなたも後で振り返って、ぼくと同様その贈り物を受け取っていたことに気づくでしょう。そしてそのことを、あとから来た仲間に話すでしょう。おだやかに、やさしい口調で。その日が来るのを、ぼくはこころから楽しみにしています。
ハッピーバースデイ。お酒をやめて一年の誕生日、ほんとうにおめでとう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005年2月11日 (金)

衣装選び

彼女といっしょに、結婚式の衣装選びに行ってきた。市内の貸衣装店、式場から紹介された2店を回ってきた。
休日のせいか、2店ともかなり混み合っていた。が、担当の方はどちらもとてもフレンドリーで、スムースに試着。まずは彼女の白ドレス。何十着も並んでいるドレスを前に担当の方から話を聞くんだけど、もー目移りしちゃって。だんだんどれもこれも同じように見えてくる。デザインは?体型に合うか?アクセサリー類とのバランスは?お色直しの色ドレスとの釣り合いは?新郎の衣装との案配は?などと考えているとどんどん選べなくなってくる。結局、3,4点ほど試着して、その中からチョイス。ウィグやアクセ類、手袋やベールもあわせると、おおおっっ!!あっと言う間にきれいな花嫁さんのできあがりだ!ほとんど別人。彼女のご両親ともども、しばし感無量でながめる。

うーん。。。(感極まってる)
うーん。。。。。。。(引き続き感極まっている)

1店目でほとんど決まりと思ったけど、それでも2店目も回らずにはいられない。お昼をはさんで、午後からはさらに2店目で試着を繰り返す。2店目は2店目で良かったんだけど、結局最初に試着したものに決定。いやはや、まるまるいちにちがかりでした。
いやー、式場の人が言っていたとおり、ドレスって最初に選んだものに決まっちゃうものなんですね。やっぱり最初の試着のときのインパクトが強いせいかな?客観的に見ればあとで着たものだって素敵なんだけど。白ドレスは清楚な感じのものを。色ドレスはうすいピンクの、ややフェミニンな感じのものを。ぼくの方は、まっしろのタキシード。これからはシンプルに、ごちゃごちゃしたものを取り払った生活にしたい。そう思って選びました。
試着を終えてアパートに戻ってくると、招待状が刷り上がって届いていた。こちらはなるべく早く宛名書きをすませて発送をしなくっちゃ。しかし、ほんとうに結婚するんだなぁ・・・いままで実感がなかったけど、こうして着々と準備が進行していくと否が応でもそう感じない訳にはいかない。好きな人といっしょに暮らす。基本はただそれだけなんだけど、結婚という儀式を通して、それを自分を取り巻く人たちに宣言し、認めてもらう。不安が半分、いや6割くらいかな。でも彼女とともに、しあわせになりたいと思う。どちらかがどちらかに与えるんじゃなく、ふたりでいっしょに。
♪ビスケット1枚あったら(あったら)ジョリーとぼくとで半分こ♪
♪ちょっぴり悲しくなったら(なったら)涙も二人で半分こ♪
ってね。しかしこういうことを書くのは照れるね、正直。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005年2月10日 (木)

本部トップへ

昨日のつづきです。本部トップへ今回の一件は報告した、と同僚女性は怒りをむき出しにして吠えた。本部の籍で親しいひとにメールで聞いてみたら、彼女の言い分がかなり自分に都合良く解釈され、ぼくとトップがまるっきり無理解だ、と伝わっているとのこと。告げ口じみたことはしたくないが、事情を説明せねばこちらの旗色が悪くなりかねない。と言うことで今夜、トップといっしょに本社に行ってきた。
本社トップにアポを取ったら、夜の7時に来いとのこと。本社トップ、しかも突然面会の約束を取り付けたわりに早い時間帯で会ってもらえることになった。トップと二人、ドキドキしながら6時にこちらを出発した。彼女は本社からの派遣であり、トラブルになればこちらと本社との関係にも影響しかねない。かといって今回のようなむちゃくちゃをそのままにしておいては、あらぬ風評が立ってしまう。感情ばしった水掛論にならないように、経緯を淡々と本社トップに話すべし。本部の籍で親しいひとから、そんなアドバイスをもらった。そう、けっして主観的なことは口にすまい。事実を淡々と並べよう。本部トップは彼女とわりと気安いから、彼女の言い分も話の中で出てくるだろう。それについては決して否定すまい。ぼくはただ事実を時間軸に沿って淡々と話そう。
1時間ほどで本社の社屋に到着する。寒風に吹かれながらトップと二人で社屋に向かう。途中、本部籍の知人からまたメールが入る。きょうわれわれが「釈明」に来るようだと、昼間に本部トップが彼女に話したらしい。やれやれ。「釈明」かよ。事態はどんどん対立的な方向に進んでいる。でもここまで来たらどうしようもない。決して彼女の人格をうんぬんしたりするまい。主観的な言葉を発すまい。事実のみ。事実のみ。
運の良いことに、廊下で偶然、本部トップをつかまえることができた。そのまま彼の部屋に行き、話をはじめる。今回のトラブルの件をぼくとトップが交代で話し、ぼくの本部での業務のことや、結婚式のことも話に出る。ものはついでと、祝辞のお願いもした。
で、いよいよ彼女の話に。
基本的に、個人のことを、その人がいない場所でうんぬんするのは好きじゃない。ぼくは小さいころ、自分のいないところで自分のことをさんざんウワサにされ、それを立ち聞きしてしまったことがある。それ以来、そういうことをするのは卑しいことだ、恥ずかしいことだという気持ちがある。でも今回は、なんとしても本部トップに誤解を解いてもらわないと。
四方山話が一区切りついたあと、経緯を話し始めた。彼女が進めている仕事の発端、経緯。ぼくのところに寄せられた現場スタッフの意見。顧客とのやりとりだけで話が進んでいき、根回しや周知が行われていないこと。ぼくが提案したこと。その後数日に渡り彼女が欠勤したこと。その後の彼女の反論の内容。基本的に彼女の仕事には敬意を払っているし、本社で学んだ新しい知識を活用しようという意識はすばらしいと思う。だからそれをもっともっと有効に生かすために、ほんの少しだけ職場の先輩として提案をしたかった。
そして、ひょっとして自分の言い方にもいたらなかった点があったのかも知れないこと。彼女とは年齢も近いし、社会人としては彼女の方が先輩でもある。そこのところに配慮して、もっと立てれば彼女のプライドを傷つけずにすんだのかも知れない、と言うこと。
本社トップは黙ってぼくとトップの話を聞いていた。で。
「分かりました。良く分かりました。彼女のプライドの問題、ですね。どう対処したらいいのか、自分も良く考えてみます。彼女にはわたしの方からも話をしてみます」
おおっっ!!や、やったっ!!!本社トップは、納得がいかないことは納得がいかないと、その場で言うひとだ。その彼が、どうやらわれわれの説明を妥当だと思ってくれている。よかった〜。
ちなみに彼女が本部トップに語ったのは、以下のようなこと。
・ぼくが彼女に言ったことは、彼女にはまったく理解できなかった。(がっくり・・・)
・ただ、自分が否定されていると感じた。
・本社の最新知識で最先端の仕事をしようとしているのに、まわりが固定観念にとらわれていて理解しようとしない。
だって。
うーん。やはりむちゃくちゃ。
でもまぁ、少なくとも今日のところは本部トップに経緯を説明することができた。誤解が解けたかどうかは別として、本部トップに言い分が言えて、ぼくは満足だ。あとはどうなるか、もう成り行きに任せよう。手放そう。ひょっとしたら彼女、いきり立って突っかかってくるかも知れない。辞めてしまうかも知れない。さらにむちゃくちゃを本部にねじ込むかも知れない。でもとにかく。とにかく今回の一件はこれでおしまい。あとはもう彼女に意見などするまい。あとのことはきっと、彼女自身が結論を出すだろうから。次に彼女と顔を合わせるのは土曜日だ。彼女がなにを言ってこようと、怒らず否定せず、共感を持って接しよう。なぜ告げ口じみたことをしたのかと問われたら、経緯を説明したかったのだと、それだけ言おう。彼女がなにを言っても怒りで対抗せず、言葉に詰まったら、そのときはただ黙っていよう。
自分に変えられないものを受け入れる落ち着きを。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005年2月 9日 (水)

トラブルつづき

例の職場の後輩の女性。やっと出勤してきた。よっぽどしょげているのだろうと思って励ましの言葉を用意していたのだけれど。
突っかかってきた。
ぼくの失敗談など聞かされると、こわくて自分の仕事ができない。
所属長の立場から言われると、納得がいかなくても承伏しなければ行けないのか。
ぼくが前に担当して件、あれはミスではないのか。先方も怒っていた。
わたしはぼくが知っていると思っている以上に、ぼくのことを良く知っている。(なにが言いたいのか?)
今回のことは本部にも報告した。
・・・。
・・・・・・・・。
反省するどころか、ゼンゼン関係ないぼくの過去の仕事のことを持ち出してきて反撃してきた。よっぽどプライドが傷ついたらしい。よっぽど言い返してやろうかと思ったが。こうなってしまってはもう理性的な話し合いなどできない。罵りあい、互いの罵倒に発展しかねない。
「過去の失敗例を出したのは、自分の苦い経験を生かして欲しかったからです。お伝えしようと思ったことはすべてお伝えしたので、その上であなたがどう仕事をするかは、あなたの裁量です。けっしてあなたにプレッシャーをかけようとか、自分の経験でもって『ぜったいこうしなさい』と言いたかった訳ではないのです。誤解を与えてプレッシャーを感じてしまったのであれば謝ります」
そう言うのが精いっぱい。
弱腰と言えば弱腰なんだけど、ここで相手の言い分をねじ伏せればさらにおおきなトラブルに発展しかねない。ここは退くしかない。しかし、仕事を何日も休んだ上にこんなことを言って突っかかってくるとは予想だにしなかった。おまけに本部に報告するとは・・・。彼女のことだから、ことの経緯を事実のとおりに伝えているはずもなく。「自分のやり方がこの現場では受け入れられていない」「所属長に自分の仕事を干渉され、強引にねじ曲げられた」と言っているに決まっている。やれやれ。とりあえず、トップに相談。明日の夜、ぼくとトップで本部に経緯説明をしに行くことになった。意見をまったく聞き入れずに欠勤を繰り返しているほうに分があるとはとても思えない。が。この業界、まともな意見が潰されることも多いからなー。
しかし、よけいなトラブルに首を突っ込んでしまった。反省。彼女のむちゃくちゃぶり、気性の激しさを知っていたのだから、近い立場の人間から意見されたら手ひどい拒絶を食らうだろうくらいは予想してしかるべきであった。
しかし、もうへとへと。
例の年上の同僚の件、職場のトラブルの件、そして今回の女性同僚の件。最後の一件は首を突っ込むんじゃなかったよ。トップに報告・相談してあとの対応はトップに一任するべきだったよ。へんに「トップから信頼されている」と気負い過ぎていた。所属長だからと、感じなくても良い責任を感じていた。トップに「ぼくから言ってみます」などと言わなければ良かった。今回の件、相談されて現場にストップをかけたのはぼくだ。でもそこまでにしておけば良かった。そこでやめておけば良かった。妙に先輩ぶった経験談と受け止められ、拒絶されたのだろう。
さすがにこういうことがあると神経がすり切れそうです。もうくたくた。仕事のトラブルには絶えられるけど、職場内の人間関係、とくに今回のように怒りや激しい拒絶をぶつけられると、こっちの気持ちも砕けてしまいそう。
こう言うときこそAAで学んだやり方を生かさねば・・・しかしつらい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005年2月 8日 (火)

結婚指輪って

結婚指輪を見てきた。今回、われわれは結納を省略している。したがって、固定概念的な「結婚の儀式」としては「結婚式/披露宴」と「結婚指輪の購入」しか行わない。ほんとうは結婚指輪もなくてもいいかとは思うのだけど、結婚式のときに指輪の交換なるものが式典の重要項目として入っている。これをはしょるとちょっとさびしい。結婚の記念に何かかたちになるものがあった方が良いという気もするし。しかし、いまどきの結婚式って「指輪の入場」なるものがあるのですね。で、「リングピロー」なるものに結婚指輪を載せて、それを両家の代表(子供がやることが多いらしい)がうやうやしく持ってきて、新郎新婦が指輪交換を行うのだそうだ。うーむ。なんだよリングピローって。
ゼクシィ、リングピロー
そうか・・・世間では、結婚指輪を載せる「まくら」をリングピローと呼んでいるのか・・・。なおかつそれをファンシーな演出の小道具にしているのか・・・知らなかった・・・。リボン、フリル、クマのぬいぐるみ、ふたりのイニシャルの刺繍・・・・。もとパンクロッカーを自認するワタクシとしては殺気に近い違和感を憶えつつも、これも円満な結婚生活への一歩だと思ってぐっと飲み込み、式場のひとのオススメ通りに事態は進行していく。
で、結婚指輪。
たかが指輪、されど指輪。ジュエリーショップなどふだんは頼まれても行かないんだけど、きょうは市内のジュエリーショップを巡り歩く。値段、ランク、宝石の有無。つや消し、光るもの、その他いろいろ。なんかもう見ているうちにどれもこれも同じに見えてくる。値段の感覚もだんだん麻痺してくる。10万円、15万円とかの指輪を見せられさんざん能書きを聞かされたあとに7,8万円程度のものを見せられると「安いじゃん、これでいいやい」と、われ知らず思ってしまう。いかんいかんいかんっっ!!
シンプルに暮らしたいとあれほど願っていたのに、指輪に15万も20万も費やしてはいかんっっ!!だってさー。結婚指輪、ひょっとしたら日常的に装着するかも知れないものでしょ。んな高額なものを買ったら、ぜーったいふだん付けないもの。タンスの肥やしになっちゃうもの。いやいや、それ以上に。やっぱりこういうものって「象徴」だと思うのです。だから、身の丈にあった、つつましく、シンプルで、値段も分相応で実直なものにしたい。これからの自分の生き方の象徴。背伸びして華美なものにはしたくない。
と言うことで、彼女と二人でさんざん見て歩いた結果。いちばん控えめな店員さんがいるお店で勧めてくれた、シンプルなデザインのものに内定。もう1日か2日くらい頭をクールダウンさせてから決定する予定。しかしそれにしても。どうしてジュエリーショップの店員さんってあんなに熱心に接客するんだろう?かなり不自然なお追従をするお店もあり、ちょっとゲンナリ。仕事に熱心なのは美徳ではあるんだけれど。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005年2月 7日 (月)

夜の高速

夜の高速を走らせている。高速はあまり好きじゃない。神経がささくれる。ぐったり疲れる。でも今夜、Diana Krallを聞きながら高速を走らせている。オレンジ色の灯りが、やってきては過ぎ去って行く。ベースのうなりとドラムのブラシのささやき。ピアノの音が足もとに絡み付く。ギターの音色が頭の芯を揺さぶる。いら立った神経が賦活されていく。落ち着いているのでもなくかき立てられるのでもない、おかしな気持ち。独りで夜中の高速を走らせるのはずいぶん久しぶりだ。このまま地元のインターチェンジを過ぎてしまおうか。そんなおかしな気持ちになっていく。地元のインターを過ぎて、高速の突き当たりまで行って、また乗り換えて。いったことのない町まで行ってしまえば誰も追いついてこない。追いかけてこない。トラックを追い越して。また次のトラックも追い越して。ハンドルを握る手を、オレンジの灯りが照らしては過ぎていく。夜の山間部の暗闇を越えて、いくつものサービスエリアの標識を越えて。
どこかへ消えちまえ。どこかへ消えちまおう。しがらみなんて知ったことか。Diana Krallはそうささやいているようだ。早く、早く、どこかほかの場所へ。ここじゃない場所へ。行ったことも聞いたこともない町へ。誰も追いついてこない場所へ。早く早く、もっと早く。でも気がつけば地元の町のインターチェンジを降りている。なじみの国道へ車を向け、アパートのある方向へウィンカーを出している。かき立てられるような、ぞくぞくするような狂おしい気分は消えている。いや、消えているんじゃない。まだ胸の中にある。旅へ出ろと誘っている。でもぼくはそうはしない。この町で眠り、この町で目覚め、またいつもの日常に戻ろうとしている。
ぼくはこの町に踏みとどまり、ここで暮らしていく。
この町でまたいつもの日常に戻っていく。
これでいい。これでいいんだと思う。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005年2月 6日 (日)

休日

ひさしぶりになーんにもない、のんびりした休日でした。cubaseをいじり、曲のネタをいくつか作り。いいお天気だったけど外出せず、彼女と二人、うちでゴロゴロ。やー、命の洗濯洗濯。。。。
あすからまた仕事。問題は山積みだけど、きょういちにちのんびりできて何とかやっていけそう。こういう日々がずっと続いて行くといいな。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005年2月 5日 (土)

ミーティングでひと息

死ぬほど忙しかった一週間が終わった。やっと。ようやく。どうにか。きょうは午後からおやすみ。あすはまるごと休日の予定だ。ホッ。落ち着いた気持ちで、夕方からAA(Alcoholics Anonymous)のホームグループのミーティングに行ってきた。じつに一週間ぶりのミーティングだ。早めに会場に着いて、スポンサーはじめ何人かの仲間と話をする。スポンサーやほかの親しい何人かは今回の件を知っていて、「たいへんだったね」と声をかけてくれる。う、うれしい・・・。考えてみたら今回の件で、以前の同僚や事情を知っている本部の人が何人かねぎらいやはげましの連絡をくれた。例の年上の同僚や今回の女性の同僚の件でめげそうになりながらもなんとかキレずにやって来れたのも、そういった温かい応援があったからだ。ほんとうに感謝している。みんな、どうもありがとうね。
そんなことを考えながら、ちょっと久しぶりの仲間の顔をながめ、話を聞いていた。話の内容も大事だけど、こうやって同じ飲まない生き方をめざす仲間が生き生きと社会の中で暮らし、悩み、それでも元気にミーティングに足を運んでいる姿を見る、それだけで力をもらえる。安心する。こわばった表情から力が抜けてくるのがわかる。ほんとうに、ひさしぶりに家に帰ってきたような気がする。
命の洗濯。リフレッシュ。
言葉にすると軽いけど、それがなければやっていけない。きつい職場の日常だけでは持ちこたえられない。すくなくとも、ぼくは。
こうしてぼくには帰るところがある。迎えてくれるところがある。受け入れてくれるところがある。単純に、それだけでこころの底から救われる。それにしてもまさかこのぼくが、アルコール依存症の自助グループにアイデンティティを置くようになるなんてね。4年前には考えられなかった。これからもここから離れたくないな。

・・・で。
きのう書いた同じ部署の後輩の女性。やっぱり今日は出勤しませんでした。うーん・・・。月曜日に元気に出勤してきてくれるのを待つばかりです。うーんうーん・・・。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005年2月 4日 (金)

泣かれちゃったよ

トラブルに見舞われたぼくの職場。どうにか混乱はおさまってきたが、まだまだ職場全体ががたがたと揺れている。職員一同、対応に追われる日々。そんな中、今日は全く別のトラブルが。
ぼくの部署で唯一の女性。普段からかなり独特な仕事のやり方で、摩擦を起こしがちだった。そんな折、たまたま彼女が休みのときに、彼女の仕事でトラブルに発展しそうな事例を目にした。彼女から指示をもらった現場から直接、ぼくのところに「どうしたものだろうか」と相談がきたのだ。スタッフから話を聞いた結果、やはり今回は見送ってもらうことにした。で、けさ一番で彼女にそのことを話したのだけど。
あなたにはこれから、その情熱を生かしていい仕事をどんどんやってもらいたい。だからこそ、今回の件でトラブってほしくない。そう思って、あなたがいないときにストップをかけた。でもそれはあなたのやり方を批判したり駄目だと言っているのではない。今の時代、失敗から学べと言えるほど周囲は我々に寛大ではない。失敗すれば必ずあなたも、所属長のぼくも、トップにもダメージがくる。それはいいんだけど(ホントはよくないけど)そんなことであなたにトラウマを負ってほしくない。ぼくもトップも、あなたの資質、才能には期待している。うんと期待している。強い意志と情熱で前に進んでいくやり方に敬意を払っている。だからこそ、今回だけはぼくの意見を聞いてもらえないだろうか。ぼくもかつて、先輩からアドバイスをいっぱいもらって成長できた。だからあなたに、時にはアドバイスをし、成長していってもらいたい。
・・・と言うようなことを、せいいっぱいネガティブな表現にならないように話したのだけれども。
泣かれちゃった。とほほ。
しまいには「私がやることはなんでも、全体に迷惑がかかるんですよね」と言って顔を伏せてしまった。
そうではなくって、ぼくはあなた自分の経験を伝えたいだけなんだ。あなたが結果を急いでがんばる気持ち、努力、情熱はほんとうにたいしたものだと思う。あなたはいま職業人としてもっとも伸びているときなんだと思う。だからこそ、今回の件だけはぼくの提案を受け入れてもらえないだろうか。あなたのやり方を決して否定しているのではないんですよ。むしろ、あなたがその情熱を存分にいかせるように、そう思って今回は待ったをかけたんですよ。
・・・が。まったく聞き入れず。
もともと打たれ弱い彼女。結局、朝1時間ばかりぼくと面接して、それからお昼までずっとロッカーで泣いていた。ううむ。彼女のプライドを尊重して、人に聞かれないように会議室に呼んで話をしたのがまずかったのか。結局、きょうは彼女、一度も現場に入らず。「私はもう今日は何もできません」と言って、お昼過ぎに帰ってしまった。
うわあああんっっ!!!!
もーどーしたらいーのよっっ?!!泣きたいのはこっちだよぅ。うーうーうー。説教調にならないよう、彼女のプライドを傷つけないよう、建設的な提案になるよう、精いっぱい気をつけて、あらゆる刺激的な単語をさけて話をしたのにぃぃぃっっ!!「ダメ」とか「それはやめろ」とかはひとことも言わなかったのにぃぃぃっっ!!あれだけ気を使った話をしたのに、何だって泣いてロッカーに立てこもるんだようようようようっっっ!!!
昼になってトップにも報告。きのう、今回の件で彼女にやんわりとブレーキをかけたいのだが、とトップには話をしてある。失敗しました。思いっきり泣かれてしまいました。自分の言い方が至りませんでした。申し訳ありません。そう報告した。で、トップもいっしょに彼女を捜したんだけど、とっくに帰ってしまったあと。なすすべもなく呆然と立ち尽くすわれわれ。
もー泣きたいッス。いまは部署の人間関係に配慮をしている余裕は、ぼくにもトップにもねぇッス。やらなきゃいけない仕事が山のように積まれているッス。待ったなしの最優先事項が三つも四つも並んでいるッス。それなのに。ああそれなのに。
まー、その後トップも言っていたけれど、先輩に意見を言われたくらいで職場を放棄して帰ってしまうのはいかがなものか。社会人なんだから、出勤してきちんと仕事をして帰るのが最低限のことではないか。それを忘れて現場に全く顔を出さずに帰ってしまうのは、やはり彼女自身の資質に欠けるところがあるのではないか。まーたしかに、うち以外の職場だったらふつうは厳重注意だ。「明日からこなくていいよ」と言う職場だって多いだろう。が、しかし。たとえ甘いと言われようと、ぼくは彼女のそういう繊細な部分を責める気にはなれない。ぼくだって飲んでいた頃は、ちょっとした他人の一言で傷つき、怒り、ふてくされ、酒を飲んでは休んでいた。それでも当時の上司がぐっとこらえて支えてくれたからこそ、いまこうしてなんとかなっている。甘いと言われようとなんだろうと、そういう悩みの時期をくぐり抜けてはじめて成長できるんだと思う。さいわい今日の彼女の業務はなんとかカバーできた。彼女が無断で帰ってしまったことはルール違反だと思うけど、それでもぼくは彼女に期待したい。明日は休んでもいいから、月曜には出社してきてほしい。で、持ち前の気丈さでぼくに突っかかってくるくらいの勢いを取り戻していてほしい。
しかし、部下に意見するのって難しいねー。ぼくも別のロッカー室にこもって泣き暮らそうかと思ったもん。やれやれ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005年2月 3日 (木)

今日いちにち

AA(Alcoholics Anonymous)のやり方のひとつに「今日いちにち」というのがある。
とにかく今日いちにちは飲まないでやっていこう、一生酒をやめると思うとつらくなる。挫折しそうになる。とにかく今日いちにち、まず今日いちにちを飲まないで過ごそう、と言うのがもともとの意味だけど。
この考え方はいろんな風に使える。「この先ずっとこのまんまかよ」「いまの状態が明日もあさっても続くのかよ」と思うとつらくなる。まず、今日いちにちをたいせつにしよう。今日いちにちを乗り切ろう。今日いちにちは怒りをこらえてやってみよう。
今回もこの考え方に救われている。今日いちにち。いろいろあったいちにちだけど、何とか無事に終えることができたことを感謝します。あすのことはあす、しっかりやろう。次の日も。また次の日も。そうやっていちにちいちにちを乗り切っていこう。こんな日々がずっと続くワケじゃない。いつかかならず終わる日が来る。いや、たとえこんな日々が続くとしても、それでもいちにちいちにちをたいせつにしていこう。
勝ち負けで言えば「負け」になったってかまわない。誇りを持って、正直に、謙虚に。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005年2月 2日 (水)

トラブル・ソー・ハード

トラブル対策に追われている。通常の業務に加えてトラブル対策のいろいろをしなくてはいけない。
つらい。
通常業務の方は、急ぎのもの以外はなるべく後回しにしている。トラブル対策を優先度の高いものから順にこなしているようにしている。トップはじめ事務方の上の方とも連携して日に2回、情報交換会議を開いている。トラブル時にそれぞれがバラバラに対策に回ると、全体の整合性が失われてまずいことになりがち。そう考えての情報交換会議だ。
自分でも、ややもすると士気が下がりがちなのが分かる。現場のスタッフにも声かけを今まで以上にしている。それは現場の士気の低下を防ぐためだけじゃなく、自分が萎えないようにするためでもある。トラブル直後は気が張っているから徹夜でもなんでも耐えられる。が、2日、3日と時間が経ってくると士気の低下がじわじわと這い上ってくる。笑顔が消えてくる。ささいなことでイライラしやすくなる。ポジティブな感情が消えていく。
かといって休むわけにはいかない。逃げるわけにはいかない。なんとか乗り切ってしまうしかない。
こう言うとき、孤立しないことの大切さを痛感する。
大きなトラブルは、ひとりでは乗り切れない。かならず自分以外の誰かの手が必要だ。それは単にトラブルの大きさや対処能力の問題だけではない。孤立や孤独の中では、適切な判断や行動が取れない。トラブルの中にあって客観的な思考を保つには、感情がぶれないでいることが必須だ。そのためには、自分以外の人間の助けが何よりも必要だ。それがないとやっていけない。乗り切れない。
今回、トップが情報交換会議を密に開いているのは適切な判断だと思う。組織全体の合意の確認や情報の共有とともに、互いが孤立していないという感覚を保つ機能が働いている。トップや事務方の上層部が冷静さを失えば、あっと言う間に組織全体ががたがたになってしまう。
それにしても、ほんと疲れるッス。しょうじき複雑な気持ちが整理できないまま。だけど、はやくみんなのこころに落ち着きと安らぎが訪れますように。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2005年1月 | トップページ | 2005年3月 »