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2005年1月 5日 (水)

600万ジャムおじさん

いつも拝見させてもらっているotamaさんのサイト。
一体どうなんでしょう
1月2日の記事。600万ジャムおじさん。すごいひとがいるものだ。
母親が送った瓶詰めのジャムが破損、宅配業者に賠償請求。
2ちゃんもすでに3スレ目
こんな分析サイトまで。
ここ
はぁ・・・。
電車男の例を出すまでもなく、じきに活字メディアにも登場するでしょう。で、大きなニュースがなければワイドショーでも取り上げられるでしょう。いまでさえすでに2ちゃんでは盛り上がっているが、活字や映像の分野で報道されれば本人、くだんの宅配業者の周辺にさらに騒動が起きるのは必至。
600万ジャムおじさん、きっと全国的に名前が知られるだろうなー。
でもって、ネットを知らないひとにも知れ渡り、全国的にたたかれるだろうなー。
荷主であるお母さまは、どんな気分なんだろう。
あらためて、ネット文化はわれわれの社会を大きく変えた、と思う。
ことはカンタンだ。ある母親が息子に手作りのジャムを送った。梱包が甘かったのかジャムの内圧が高まったのか、はたまた宅配業者の扱いが悪かったのか、届いたときにはビンが割れていた。
それだけのことだ。
でもってこの世の中には、ちょっとしたことをことさらに取り上げクレームをつける人間がいる。いまもいるし、100年前もいただろうし、おそらく100年後もいるだろう。
どんな組織にだって理不尽なクレームをつける顧客はいる。かならずいる。会社や組織はそれに対し、複雑な思いを抱きつつも実直に対応する。そしてそう言った事例の大半は、人の口に上ることもなく終了する。
それが、ネットの出現によって世界中に知れるようになる。マスメディアであれば誰かが止めに入るであろう個人情報の垂れ流しが、カンタンに私怨でできてしまう。
そして今回のように、騒動は当事者の手を離れて一人歩きしていく。ネットの土俵に上げたのはジャムおじさん本人だから、大騒ぎになってたたかれるのは自業自得だと思うが。

ほんと、彼の心に平和が訪れますように。

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