友部正人のライブ
友部正人のライブに行ってきました。今年もまた友部の涼やかな歌声で12月が過ぎていく・・・と思ったら。
バンドがつくという。事前の告知なし。急に決まったようだ。バンドの名は「マーガレットズロース」ちょっとゲヒンな名前だ。しかし、友部の連れてくるミュージシャンは奇才というか、ちょっと変わってて、なおかつ才能のある人が多い。今回のマーガレットズロースも期待してまちがいないだろう。
案の定でしたよ。
イヤー、友部も良かったけど、マーガレットズロースはほんと良いバンドでした。まだ若い男性の3人組。ギターボーカル、ベース、ドラム。友部の紹介で、まずマーガレットズロースだけで演奏が始まる。紹介を受けてステージに上がるが、緊張して落ち着かない感じが大学生っぽい。や、良いイミでね。演奏が始まる。最初はちょっと堅い。でもボーカルの男の子は、甲高い声でいっしょうけんめい歌う。レゲエ、ダブ、70年代フォーク、アメリカンフォークロック、パンクなどが良い感じに混ざっている。ザ・バンドのようでもあるし、フィッシュマンズのようでもある。
4曲ほどでいちどバンドは引っ込み、友部のソロになる。そして後半、友部プラスマーガレットズロースで演奏が始まる。
これがすごかった。
友部の曲の数々が、ぜんぜんちがうアレンジに。「一本道」なんてこてこてのフォークソングだけど、これがステキなダブ/レゲエにへんしん!「誰もぼくの絵を描けないだろう」はヘヴィなロックチューンだし、「ぼくは君を探しに来たんだ」は本来のポジティブなメッセージを良く表現している優秀なロックナンバーに変化している。友部もかなりリキ入れており、アコースティックギターで短いながらも鋭いオブリガードを盛んに繰り出す。
友部とマーガレットズロースの3人がいっしょに歌うと、何とも言えない元気な歌声になる。いやはや。おどろいた。
シブい蕎麦を食いに行ったら肉汁が飛び散る鉄板ステーキを出されて、なおかつそれがスゲー美味しかった。そんな感じでした。汗を散らしてシャウトする友部も初めて見た。年末になって良いライブが続けて見れて、しあわせな気持ちです。元気がもらえるねー。
ちなみに同行した彼女に感想を求めたところ、ちょっと考えてからこう言いました。
「張り切りおじさん」
は、張り切りおじさん・・・。
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