ことばをつたえる
人前に出るのはわりと好きだ。
イヤダイヤだと口では言うが、人前で話をするのはきらいじゃない。て言うかすき。
たしかに出る前まではおっくうだしプレッシャーなんだけど、いちど始まってしまうと軽くハイになる。ノってくる。なんかこう「降りてきた」かんじがする。
今日の午後は、依頼があって人前で話してきた。10人ばかりのちいちゃな集まりだったけれど、心がこもっているかんじがした。いっしょうけんめい聞いてくれる集まりだと、こっちもキアイが入る。時間をオーバーしそうになって、なくなく話をはしょったくらい。すんません、なにせ根がパンクロッカーなもので・・・。
ただ、人前で話す仕事、気を付けないと高慢になりそう。場をコントロールできる感覚は、きわどい。ヤバい。ふだんはいわないような言葉を平気で言ってしまいそうになる自分を見つけることもある。ぼくはただ単に、演者の役でひとまえで話をしているにすぎない。なのに場のイニシアチブを握っていると、その場面を支配しているような錯覚に陥りそうになる。気を付けなくっちゃね。
共感。思いやり。感謝。
高慢に満ちた言葉には、だれも振り向かない。毒に満ちた言葉は胸をえぐることはあっても、ひとを満たすことはできない。だれの前でどんな話をするときでも、謙虚さを忘れたくない。相手の気持ちに寄り添うようなことばを話したい。ぼくはそう言うことをAAで学んだ。何かを伝えたい。それは、相手を理解しようとするのとイコールなんだ。
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