ジムで赤っ恥の巻
火曜日は比較的、時間が自由に取れる日だ。
夜の7時から打ち合わせ会があるけれど、それまではなんの予定も入っていない。
時間が空いたからにゃ町営ジムへゴー!夏の集いでの食べ過ぎをリセットするべし!するべし!
前回も書いたように、ジムではみなさん、ただひたすら黙々とマシンを押したり引いたりするのみ。会話もなければ音楽もない。おもしろくも何ともないの。そこで以前から気になっていた壁の張り紙。「体脂肪計、カセット、CDをお使いの方は気軽に事務室へ!」おお、ウォークマンかヘッドホンCDを貸してくれるのか。なんと親切な。さーすが町営!やるじゃん!かゆいところに手が届くねぇ!
さっそく受付のとき、事務室のあんちゃんに頼んでみました。「あの、張り紙に書いてあったんスけど、CD・・・」
事務室のあんちゃんはスポーツマンらしいさわやかな笑顔で返事したね。「はい!どうぞ!!」そう言うが早いか、カウンターの下から巨大なCDラジカセを取り出した。だん!重量感たっぷりのCDラジカセを置く音が、人気のない体育館中に響き渡った。
・・・・あのう。あのう。。。
ほかの利用者のみなさんもいるのに、CDラジカセで音楽鳴らすスか・・・。このばかでかいCDラジカセ・・。
うろたえるぼく。「ああああのう、ははは恥ずかしいからやっぱいいス」
「ははは!気にしないでください!みなさんお願いすればダメとは言いませんから!!」
さわやかなスポーツマンらしい笑顔。そして有無を言わせぬきっぱりした返事。ああ〜〜っ!!てっきりヘッドホンCDだとばっかり思っていたオレッチがうかつだったぁ!
こう言うときに限って持ってきたCDはaiko。アルバムは「桜の木の下で」だ。ああ恥ずかしい・・・でもでも聞きたかったんだもーん。かなり真剣に、ロッカールームに置いて行こうかと悩みました。でももし受付のあんちゃんが途中で来て、CDを使ってないことがばれても気まずいし。無人のロッカールームに置きっぱなしにしておいて、万が一なくなったりしたらたいへんだし。ここはひとつ!男らしく!大音量でaikoをかけるしか!
意を決する。着替えをすませる。巨大なCDラジカセを片手に、トレーニングルームのドアを開ける。まばゆいひかりの向こうに、黙々とマシントレーニングにはげむ男たちの汗がきらめいて見える。
ぼくはできるだけ明朗な声を出す。「ちぃ〜す!音楽かけても良いスかぁ〜?」とまどいながらも一様にうなずく男たち。筋肉ムキムキのマッチョメーンばかりだ。
そしてCDラジカセをせっとし、男たちがトレーニングにはげむ中、一曲目、愛の病がはじまる。アイコ。キュートな声だぜ。
♪あなーたをすきで、しぬほーどあいーしてー♪
・・・。
・・・・・・・。
トシを取ってきて。だんだん恥ずかしいことは少なくなってきたのですが。
きょうは久しぶりに、思いっきり恥ずかしかったです。トホホ・・・・。
今度、安物で良いからヘッドホンCDプレイヤーを購入しようっと・・・・。
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コメント
あたしもaiko好きだよ、だいじょぶ。ははっ
投稿: aiko | 2004年8月17日 (火) 22:34
aiko、良いアーティストだと思うんですよー。でもマッチョメーンたちがモクモクとムキムキしているところではやっぱ恥ずかしいスよー。洋楽にしておけば良かった・・・でもaikoすきすき〜!
投稿: カオル | 2004年8月17日 (火) 23:44